- トパーズカップ(盛岡 ダ1800m)の傾向
- 本記事の選定基準
- 総合評価:本命〜特注(7頭)の選出結果一覧
- ◎ 本命候補:リケアカプチーノ(6番) — データで最有力の理由
- ○ 対抗候補:ユウユウコラソン(10番) — 盛岡コース実績圧倒的
- ▲ 単穴候補:タカマキファイブ(3番) — 走力と回収妙味の同居
- △ 連下候補:リュウノナポレオン(5番) — 斤量&ローテの安定感
- ☆ 穴馬候補:バイアメ(12番) — 統計上の“回収妙味”が最大
- 注 注意候補:キングミニスター(1番) — 隠れ堅実派
- 特 特注候補:タナハシ(11番) — 騎手・斤量・短期ローテで狙い目
- まとめ:データから見える展開想定と最終コメント
- よくある質問(FAQ)
トパーズカップ(盛岡 ダ1800m)の傾向
盛岡ダート1800m(過去3年)データから読み取れる主な傾向は次のとおりです。
- 枠傾向:7枠が好成績(勝率16%、複勝率44%)で一歩抜けて良い。8枠も連対率・複勝率は高め(連対21%、複勝28%)。内枠(1〜3枠)はそこそこだが突出はなし。
- 脚質:差し馬の出走数が多く、差しの複勝率は高め(全体で複勝31%程度)。ただし「先行」が有利になる場合(速い逃げが残る展開)もあるため展開予測が重要。
- 騎手/調教師:個別に突出した高勝率を持つ騎手・調教師がいて、その組合せは強力なプラス材料。
- 種牡馬:派手な傾向は薄いが、コース相性の良い種牡馬がいる。
- 傾向まとめ:盛岡ダ1800は「中枠〜外枠(特に7枠)」「差し〜先行の線が共存」するコース。個々馬のコース適性(盛岡実績)と騎手・調教師の実績を重視するのが有効。
本記事の選定基準
今回の選定は以下の指標を総合加点方式で評価しました(優先度順):
- 盛岡ダ1800mの過去実績(同コース実績は最重要)
- ダート1800mでの勝率/複勝率
- 騎手の盛岡・この距離での成績(勝率・複勝率・回収率)
- 調教師の盛岡での実績と勝率
- 枠データ(過去3年の枠別成績)
- 脚質のコース適合性(先行/差し)
- 斤量・ローテ(間隔)傾向(中1週、中2週、1ヶ月など)
- 種牡馬のコース適性/回収率
- オッズ(人気):参考にするが、データ優先で怒らず客観評価
上記を勘案し、◎○▲△☆ 注 特の7頭を選出。各馬の解説は「データ根拠 → 展開想定 → リスク要因 → 結論」の順で記載します。
総合評価:本命〜特注(7頭)の選出結果一覧
(※馬番/馬名/印 の順)
- ◎(本命): 6番 リケアカプチーノ
- ○(対抗): 10番 ユウユウコラソン
- ▲(単穴): 3番 タカマキファイブ
- △(連下): 5番 リュウノナポレオン
- ☆(穴馬): 12番 バイアメ
- 注(注意): 1番 キングミニスター
- 特(特注): 11番 タナハシ
以下、各馬ごとに詳述します。
◎ 本命候補:リケアカプチーノ(6番) — データで最有力の理由
データ要点(抜粋)
- オッズ:単勝1.2(圧倒的一番人気)/複勝1.0(人気値反映)
- 盛岡ダ1800実績:コース1回(0-1-0-0)で複勝率100%(出走数は少ないが着実)
- ダート1800実績:1着1回、2着1回と相性良し(データではダート1800mで【1-1-0】)
- 騎手:山本聡哉(盛岡で好成績。勝率22%、複勝率50%と抜群)
- 調教師:菅原勲(過去成績良好。該当欄で2勝)
- 斤量/ローテ:1ヶ月間隔での好走実績あり/56kgが標準
総合解析
リケアカプチーノは「コース・距離・騎手・調教師」の四拍子が揃っている点が最大の強みです。盛岡ダ1800は出走回数は少ないものの実績は悪くなく、なにより騎手の山本聡哉が過去の盛岡成績で高勝率を示している点は重い加点。調教師の菅原勲も同コース・地域での好成績を持つため、乗り代わりや馬体次第で安定して好走する“再現性”が高いと判断できます。
展開想定と強み
差し主体の馬場ではあるが、リケアカプチーノは差し〜中団からの脚を活かすタイプで、中団で脚を溜めて直線で抜け出す理想形が想定される。騎手の手腕でロスの少ない運びが出来れば安定して勝ち負けに残る可能性が高い。
リスク要因
- 圧倒的人気ゆえに馬体やコンディションが少しでも悪化すると人気割れのリスクは低くない。
- 出走回数が同コースで少ないため、極端な馬場変動や特殊展開の影響は受けやすい。
結論
騎手・調教師・距離適性が揃うためデータスコア1位=◎(本命)。勝率・複勝率ともに総合的に安定しており、最も信頼できる1頭。
○ 対抗候補:ユウユウコラソン(10番) — 盛岡コース実績圧倒的
データ要点
- 盛岡ダ1800実績:盛岡での成績が群を抜く(コース成績:6勝、2着2回、3着1回/出走7回)→ 勝率38%、複勝率56%
- 調教師:佐藤祐司(盛岡で高勝率:過去7走で5勝の高成績)
- 騎手:佐々木志音(騎手個人成績も高く、ここでは27%の勝率、複勝率36%)
- 斤量/ローテ:中1週の好走実績があり、短期ローテでも動けるタイプ
総合解析
ユウユウコラソンは「盛岡での絶対的な適性」を最優先評価。盛岡ダートで6勝という実績は他馬を大きく引き離す圧倒的な強みで、コース・馬場を知り尽くしている点での信頼度は非常に高い。調教師と騎手の相性も良く、コース実績・ローテ適性・斤量耐性がすべて揃うため、対抗評価が妥当。
展開想定と強み
先行〜先団で運べるタイプとして、自分の形がつくれば粘り込みや押し切りも十分。馬自体が盛岡の流れを把握しているため、展開がハマれば好走確率は高い。
リスク要因
- 今回の人気は割れており(単勝60倍前後の表記だが実際の市場は流動的)、オッズの面で妙味は薄い。
- 強い相手(本命のような差し馬)との競り合いで位置取りを許すと脚が鈍る場面あり。
結論
○(対抗)。コース実績の絶対値が高く、信頼度は非常に高い。単純な「盛岡巧者」指標では最上位。
▲ 単穴候補:タカマキファイブ(3番) — 走力と回収妙味の同居
データ要点
- 盛岡での成績:盛岡ダ(通算)で2勝、複勝率50%と堅実
- 距離実績:ダート1800での好走あり(距離適性の確認)
- 斤量:56kgでの実績良好(勝率・複勝率が安定)
- 種牡馬/騎手:種牡馬ミッキーグローリーは少数データだが複勝回収率高め。騎手小林凌の成績も悪くない。
総合解析
タカマキファイブは「中〜長めのダート適性」と「盛岡での確かな実績」が魅力。人気は中位(単勝11.1前後の想定)ながら、データ上は複勝率や回収率が高く、配当妙味のある単穴候補です。展開と馬場が合えば上位食い込みも十分可能。
展開想定と強み
差しが決まりやすい場面で末脚が活きるタイプ。前がやや速くなってバテる展開、あるいは中団で脚を溜めて直線勝負ができれば一発がある。
リスク要因
- 先行馬が多くなく、極端に速い流れにならないと差し脚が届かない懸念。
- 小林騎手の経験値や相手関係次第で着順の変動がありうる。
結論
▲(単穴)。中位評価だが条件一致時の爆発力あり。配当狙いで評価したい1頭。
△ 連下候補:リュウノナポレオン(5番) — 斤量&ローテの安定感
データ要点
- 斤量データ:56kgでの成績が非常に良い(斤量56kg時に勝率36%、複勝率64%)
- 盛岡関連成績:盛岡での勝利・掲示板率も安定している(ダ盛岡で1勝、複勝率50%)
- レース間隔:中1週での好走実績があり、短期間隔ローテに強い
総合解析
リュウノナポレオンは数値的に「崩れにくい」タイプ。高い複勝率と斤量適性から、着外に大きく崩れるリスクが低く、連下として鉄板的な存在と言える。短期ローテが合致する場面で安定して走るため、3着以内の押さえには向く。
展開想定と強み
先行〜先団での粘り込みが武器。展開が速くなると厳しくなるものの、そこそこのペースで流れれば直線粘る。
リスク要因
- 勝ち切るだけの爆発力には一抹の不安。上位2頭との差はパワー面でやや劣る可能性。
- 展開次第では中段から伸び切れないシーンもある。
結論
△(連下)。堅実性重視で押さえておきたい1頭。複勝や馬券での連下候補に最適。
☆ 穴馬候補:バイアメ(12番) — 統計上の“回収妙味”が最大
データ要点
- オッズ回収率:単勝回収率が非常に高い(データ上712%)→ 過去に大穴を演出した実績あり
- 斤量:56kgでの実績(勝率・複勝率は標準だが回収妙味が大)
- 騎手:鈴木祐の複勝回収率が高く、単勝回収率は0だが複勝回収232%という指標は魅力
- コース実績:盛岡ダ1800は1戦のみで実績薄だが血統(レッドファルクス)や追い込み脚質はハマる場面あり
総合解析
バイアメは統計上「買ってみたい大穴」。回収率が極端に高く、穴党にとっては見逃せないファクター。展開と馬場がハマれば高配当を演出する可能性が高い。人気薄のためオッズ妙味を取るなら最有力の穴馬。
展開想定と強み
追い込み一手のタイプで、前が流れて差しが決まる馬場になれば大化けする。ただし前残りだと届かない。
リスク要因
- 展開に左右されやすく、確率は低め。
- コース経験が浅く、再現性が不安定。
結論
☆(穴馬)。高配当狙いなら押さえておきたい1頭。統計的な回収妙味が最大級。
注 注意候補:キングミニスター(1番) — 隠れ堅実派
データ要点
- 盛岡での実績:盛岡ダートで1勝、複勝率高め(ダ盛岡での複勝率60%など)
- 脚質:差しタイプで、差しが効く場面で堅実に伸びる
- 種牡馬:シニスターミニスターはコースで一定の好走例があり、産駒適性あり
総合解析
キングミニスターは「目立ちすぎないが安定して掲示板に載るタイプ」。大崩れが少なく、相手強化でも複勝圏内に入る可能性が高い。人気的にも大きく期待されていない今回、押さえておけば“安心感”を与えてくれる1頭。
リスク要因
- 勝ち切るだけの爆発力に欠ける。上位2頭を倒すだけのインパクトは薄い。
結論
注(注意)。おさえとして有効。堅実派の穴押さえに最適。
特 特注候補:タナハシ(11番) — 騎手・斤量・短期ローテで狙い目
データ要点
- 騎手:高橋悠里が好成績(勝率17%、複勝率58%という高い数値)
- 斤量:56kgでの勝率50%(サンプルは少なめだが強い指標)
- 枠:8枠は過去に堅実な成績(連対・複勝率ともに悪くない)
- レース間隔:中1週で好走する傾向あり→状態の入り方が良い
総合解析
タナハシはデータ上の「騎手効果」が大きい。騎手の乗り替わりによる上昇傾向や、短いローテでの活躍履歴を考えると、本命級ではないが突発的な好走の材料が揃っている。人気に左右されず一発を狙える“特注”の条件を満たす。
リスク要因
- 同コース実績は少なく、コース替わりの不確定要素が残る。
- 大崩れリスクが若干高い(実績不足による波がある)。
結論
特(特注)。人気不問で一発狙いの伏兵。騎手勝負が上手くハマれば大化けも。
まとめ:データから見える展開想定と最終コメント
展開想定(短評)
- 流れは差し〜差し決着を想定:過去データでは差し馬の台頭が目立つが、先行馬が数頭揃えば中盤での急流もあり得る。今回はリケアカプチーノ(差し)とユウユウコラソン(先行)がキーとなり、中団で脚を溜められる馬が有利な展開を想定します。
- 鍵は「直線でのロスの少なさ」:盛岡ダ1800はコーナーが複数あるコース形態のため、運びのうまい騎手が有利。
本記事の推奨スタンス(データ的見解)
- 本命(最有力)はリケアカプチーノ(6番)。騎手・調教師・距離適性が揃っており、再現性が高い。
- 対抗はユウユウコラソン(10番)。コース巧者のため、展開次第で逆転十分。
- 穴〜特注の押さえとしてタカマキファイブ(3番)、リュウノナポレオン(5番)、バイアメ(12番)、キングミニスター(1番)、タナハシ(11番)を強く推奨。
よくある質問(FAQ)
Q1:今回の一番人気が飛ぶ可能性は?
A:オッズ上はリケアカプチーノが圧倒的ですが、馬場や当日の発表(馬体重、天候)で変わるため、極端に速い先行ペースになると差し脚質の馬に不利が出る可能性があります。データ的には勝ち切る確率が最も高い一頭です。
Q2:配当妙味を取るならどの馬?
A:バイアメ(12番)が統計上の回収率が極めて高く、穴党向け。タカマキファイブ(3番)も複勝・単勝の妙味あり。
Q3:枠順はどれほど影響する?
A:過去3年では7枠が最も好成績。今回の枠配置を見て、外めの枠で先行馬が揃うかをチェックすると良いでしょう。
Q4:騎手を重視するべき?
A:はい。盛岡は騎手の差が出やすく、特にコースを熟知した騎手や成績の良い騎手(例:山本聡哉、佐々木志音、高橋悠里)はプラス材料です。
Q5:最終的にどの馬を軸にするべき?
A:データのみで言えばリケアカプチーノ(6番)を軸に、対抗ユウユウコラソン(10番)・連下の数頭を絡めるのが最も理にかなった組み立てです。ただし最終判断は当日の馬体重・発走前情報を踏まえて行ってください(本記事は事前データ解析に基づくものです)。

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