クラスターカップ(Jpn3)徹底考察
2025年8月11日、盛岡競馬場 11R クラスターカップ(Jpn3)の徹底考察をお届けします。
1枠 1番 エイシントルペード
78点
エイシンヒカリ産駒らしいスピードと粘りを持つ一頭。前走の岩鷲賞では、好スタートから逃げ切りを図るも、最後に僅差で敗れて2着。それでも時計は盛岡1200mで1分11秒0と優秀で、今回の舞台適性の高さは明らかです。騎手の山本聡紀はこの条件で勝率9%・複勝率44%と堅実。さらに種牡馬データでも勝率22%、複勝率50%と信頼度は高め。問題は斤量54kgに減ってのスピード持続力勝負で、JRA勢の強力な差し脚にどこまで抵抗できるか。展開的には再びハナを奪う形になりそうですが、同型との兼ね合いで楽逃げが叶わない場合は末脚勝負で分が悪くなります。それでも地元勢では上位評価必至で、馬券圏内候補の一角です。
2枠 2番 ウラヤ
72点
New Approach産駒で芝血統ながら、ダートで堅実な走りを見せる6歳馬。前走の岩鷲賞では7番手追走から直線鋭く伸びて3着と地元勢では健闘しました。騎乗する山本政聡騎手は盛岡1200mで連対率29%と高水準。過去には水沢1600mでも勝利経験があり、距離適性の幅もあります。ただし今回のメンバー構成では序盤から速い流れになる可能性が高く、末脚勝負ではJRAの快速馬に見劣りするかもしれません。展開が前崩れになれば浮上の余地ありですが、自力で勝ち切るシーンは想像しづらいタイプ。それでも差し脚の安定感から、三連系馬券の相手としては魅力十分です。
3枠 3番 カリュウ
60点
アジアエクスプレス産駒の牝6歳馬。近走はやや精彩を欠き、盛岡スプリント特別では8着、水沢ハヤテ特別では大きく失速と苦戦続き。持ち時計も盛岡1200mで1分13秒7と、今回のメンバーでは見劣ります。騎手データでも菅原辰徳騎手はこの条件で勝率5%・複勝率25%とやや低め。ただし前々走の早池峰スーパースプリント(850m)では前半の行き脚が見られ、短距離での前残り展開になれば一発の可能性もゼロではありません。とはいえG3の舞台で勝ち負けを期待するには力量的に厳しく、今回は経験を積む意味合いが強い出走となりそうです。
3枠 4番 サンライズアムール
95点
モーリス産駒の快速馬で、JRAオープンでも好走を重ねてきた実績馬。前走の阪神・水無月S(OP)では4番手追走から抜群の手応えで直線抜け出し、1分10秒9の好時計で2着と健闘。今回のメンバーの中では実績・スピードともに最上位クラスです。高松亮騎手は盛岡1200mで勝率13%・連対率25%を記録しており、地元騎手の中では信頼度の高い存在。斤量54kgで臨めるのも有利で、先行力を活かせる展開なら押し切り濃厚。唯一の懸念は輸送後の馬体維持と初盛岡のコース適性ですが、それを差し引いても本命候補筆頭といえる存在です。
4枠 5番 サンエイウイング
68点
シニスターミニスター産駒の8歳馬。地元短距離戦で長く活躍してきたベテランですが、全盛期に比べると切れ味の鋭さはやや薄れ気味。それでも前走スプリント特別(盛岡1200m)では僅差2着と健闘し、地元勢同士ならまだまだ戦える力を示しました。小林凌騎手は勝率4%と数字は低いものの、地元騎乗でのコース経験は豊富。持ち時計1分11秒9は悪くありませんが、今回はJRA勢のスピードが段違いで、前半から置かれるリスクがあります。展開の助けがあれば3着候補として浮上も可能ですが、馬券的には押さえ評価が妥当です。
4枠 6番 チカッパ
93点
リアルスティール産駒の4歳馬で、南関東・中央の一線級と互角に戦ってきた実力馬。前走さきたま杯(浦和1400m)では4コーナー5番手から粘り込み5着と健闘。昨年のJBCスプリント(佐賀)ではあのタガノビューティーを差し切る強い内容で勝利しており、地力の高さは疑いようがありません。武豊騎手が継続騎乗する点も非常に心強く、勝率50%・複勝率83%という圧倒的数字が信頼感を後押しします。盛岡は初ですが、広いコースと直線の長さは追い込み・差し脚質のこの馬にはプラス材料。展開的には先行争いが激しくなりそうで、その分末脚の破壊力が活きる可能性が高いでしょう。本命候補の一頭です。
5枠 7番 アドバンスファラオ
88点
American Pharoah産駒の5歳馬で、JRAオープン常連組。前走東海S(中京1400m)は3秒以上離される大敗でしたが、時計の速い馬場・展開不向きが響いた印象。2走前の栗東Sでは1分22秒9で4着と、能力はまだ健在です。笹川翼騎手は盛岡での騎乗経験は少ないものの、勝率62%・連対率75%と手綱さばきの安定感は抜群。距離短縮の1200m戦は、この馬の先行力と持続力がより活きる条件です。展開面では内枠勢がハイペースを演出しそうで、外からスムーズに好位を取れれば一発の可能性大。勝ち切りまでは微妙ですが、2・3着固定なら非常に面白い存在です。
5枠 8番 スマートセラヴィー
58点
ヘニーヒューズ産駒の9歳馬で、近走は大きく成績を落としています。前走盛岡スプリント特別(1000m)では後方のまま見せ場なく12着と苦しい内容。全盛期は中央準OPで戦った実績馬ですが、近年は佐賀や地方交流戦でも掲示板がやっとという状況です。大坪慎騎手は地元ベテランですが、勝率6%・複勝率20%と成績的にやや厳しい数字。唯一の救いは経験豊富な分、展開の読みや馬場適性の判断が早いことでしょう。展開的には後方一気の馬に有利な流れになっても、この馬の末脚では届くイメージが湧きません。今回の舞台では厳しい戦いになる可能性が高いです。
6枠 9番 ダノンスコーピオン
91点
ロードカナロア産駒で、中央芝G1・NHKマイルCの勝ち馬が地方ダートに登場。芝の快速馬ながら、ダートの東京スプリントでも1分11秒6(大井)と上位争いを演じ、ポテンシャルの高さを見せています。山本聡哉騎手は盛岡1200mで勝率24%・複勝率52%と高い信頼度を誇り、地元有力騎手とのコンビは大きなプラス材料。斤量59kgはやや見込まれましたが、それでも能力上位は明らかです。課題はダート適性とスタート後の位置取りで、後方に置かれると差し届かない危険性があります。それでも末脚の爆発力を考えれば、展開次第で突き抜けまである注目馬です。
6枠 10番 マツリダワールド
70点
トゥザワールド産駒の5歳馬で、地元短距離重賞の常連。前走岩鷲賞では好位追走から1分12秒9の6着とやや物足りない結果でしたが、2走前水沢スプリント特別では逃げ切り勝ちを収めるなど、展開次第で怖いタイプです。阿部英俊騎手は盛岡1200mで勝率8%・複勝率27%と及第点レベル。課題は中央馬とのスピード比較で、序盤から置かれる展開になると持ち味が出しづらくなります。斤量54kgは魅力ですが、今回の相手関係では逃げ粘りを狙ったとしても3着が限界に映ります。穴狙いでの押さえ候補として評価します。
7枠 11番 レディブラウン
62点
フリオーソ産駒の7歳牝馬で、地元の短距離戦を主戦場にしてきたベテラン。前走岩鷲賞では9番手追走から直線で脚を伸ばしたものの、1分12秒5の5着止まり。末脚はまだ健在ですが、全盛期ほどの切れ味は見られません。鈴木祐騎手は盛岡1200mで勝率7%・複勝率26%と安定感はあるものの、JRA勢相手に勝ち負けするにはやや力不足な印象。今回のメンバーでは序盤の追走で苦労しそうで、後方からの競馬になれば前を捉えるのは至難の業。ただし展開が極端なハイペースになれば、経験値と地元適性を活かして3着に食い込む可能性は残ります。
7枠 12番 キャンディドライヴ
76点
Candy Ride産駒の6歳馬で、南関東や中央でもオープン級と戦ってきた実力馬。前走門別1200mでは2着と復調気配を見せ、持ち時計1分11秒0(中山)もこの舞台では魅力的な数字。落合玄太騎手は地方競馬での勝率33%と高く、少ない騎乗数ながら安定感があります。後方からじわじわ伸びるタイプで、今回のように前が速くなりそうな展開は歓迎材料。ただし直線での爆発力は一線級には劣るため、勝ち切るよりも2・3着候補として狙うのが現実的です。展開が向けば、JRA勢を脅かす存在になり得ます。
8枠 13番 スプラウティング
74点
ダイワメジャー産駒の6歳セン馬で、地元短距離戦線で上位常連。前走岩鷲賞では好位から伸び切れず1分12秒6の5着でしたが、その前の盛岡スプリント特別では1分12秒2で勝利しており、舞台適性は十分。塚本涼人騎手は勝率6%・複勝率22%と平凡ですが、地元での騎乗経験が豊富でコース取りに迷いがありません。課題はペースが速くなった際の末脚の持続力で、相手が強化される今回は早めに仕掛けても押し切れない可能性が高いです。それでも地元勢の中では力上位で、馬券圏内を狙えるポジションにいます。
8枠 14番 ヒビキ
85点
ドゥラメンテ産駒の5歳馬で、近走は中央オープンで善戦してきた実力派。2走前の新潟・越後Sでは後方一気で0.2秒差の2着と健闘し、ダート1200mでの高いパフォーマンスを示しました。丹内祐次騎手は盛岡初騎乗ですが、芝・ダート兼用の自在性を持つタイプで、長い直線を活かした末脚勝負は得意。斤量54kgは魅力的で、中央勢の中でも勝負圏内に入るチャンス十分です。課題は盛岡コースの適応と位置取りですが、流れが速くなれば自然と差しやすい展開になるでしょう。展開次第では突き抜ける可能性もある注目馬です。
考察結果
| 順位 | 点数 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 95 | ④ | サンライズアムール |
| 2位 | 93 | ⑥ | チカッパ |
| 3位 | 91 | ⑨ | ダノンスコーピオン |
| 4位 | 88 | ⑦ | アドバンスファラオ |
| 5位 | 85 | ⑭ | ヒビキ |
| 6位 | 78 | ① | エイシントルペード |
| 7位 | 76 | ⑫ | キャンディドライヴ |
| 8位 | 74 | ⑬ | スプラウティング |
| 9位 | 72 | ② | ウラヤ |
| 10位 | 70 | ⑩ | マツリダワールド |
| 11位 | 68 | ⑤ | サンエイウイング |
| 12位 | 62 | ⑪ | レディブラウン |
| 13位 | 60 | ③ | カリュウ |
| 14位 | 58 | ⑧ | スマートセラヴィー |
| 1着争い | 2着争い | 3着争い |
|---|---|---|
| ④ ⑥ ⑨ ⑦ | ④ ⑥ ⑨ ⑭ ⑦ ① | ④ ⑥ ⑨ ⑭ ⑦ ① ⑫ ⑬ ② ⑤ ⑩ |

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