ネクストスター盛岡（ダ1400m）徹底分析 — 本命◎〜穴☆まで5頭の狙いどころと狙い方（データ解析）【2025年版】

レース概要（短評）

ネクストスター盛岡（M1）は2歳限定の定量戦、ダート1400m。盛岡左回りの1400はスピードと先行力、コーナーの立ち回りが重要で、過去3年のデータでは枠・脚質・斤量の影響が出ています（出走表は地方公式やnetkeiba等で公表）。発走は17:15（現地）。

盛岡競馬場 出馬表 | 2025/10/12 10R ：楽天競馬

解析の前提と重視したデータ項目

今回の選出では以下を重視しました。

• コースデータ（盛岡ダ1400mの過去3年）：枠別成績、脚質別成績（先行・差し・逃げ）、騎手・調教師・種牡馬別成績。
• 各馬の過去実績：盛岡コース適性、距離実績（1400m成績）、競馬場別成績、レース間隔、斤量別成績。
• 相対評価の重み付け：コース実績（特に盛岡ダ1400mでの複数回出走・好走歴）→脚質（先行が有利な傾向）→騎手・調教師の勝率・連対力→直近の間隔（中1週~1ヶ月など）→種牡馬適性、という順序で加点・減点しました。

理由：盛岡1400はローカル特性が強く、“コース適性”と“先行脚質”が結果に直結する傾向がデータから見て取れます（過去3年：先行が全体的に複勝率高め）。また、若い2歳戦は短距離適性と成長度合い（前走との上積み）が効きやすい点も考慮しました。

選出5頭

• ◎（本命候補）：ディオニス（1番）
• ○（対抗候補）：セローム（10番）
• ▲（単穴候補）：トゥーナスタディ（11番）
• △（連下候補）：キララカ（6番）
• ☆（穴馬候補）：ラウダーティオ（7番）

各馬の詳細な選出理由

◎ ディオニス（1番） — 本命候補（選出理由）

データで最も抜けた指標を示すのがディオニスです。盛岡ダ1400での実績は【コース1戦→1着（勝率100%）】、競馬場（盛岡ダート）でも【出走2回→2勝】という明確なコース適性があり、これは「同馬が持つコース特化力」を強く示します。騎手の山本聡哉も盛岡ダートで高勝率（表中で勝率20%、複勝率52%と抜群の安定感）を誇り、騎手-馬の相性も良好。調教師の佐々木由（岩手）起用というローカル陣でも信頼度が高いです。脚質データ全体で見ると盛岡1400は先行が利く場面が多く、ディオニスが先行タイプである点も追い風。斤量55kgでの好成績、種牡馬（リオンディーズ）における盛岡傾向も不利ではありません。懸念は「若さの出方」と「初の格上挑戦によるメンタル面」ですが、総合力で本命視できる材料が揃っています（安定したコース実績＋騎手信頼度が決め手）。

○ セローム（10番） — 対抗候補（選出理由）

セロームはデータ上、盛岡1400での実績と種牡馬データで目立ちます。コース成績は【出走2回→1勝・1着複数有り】、1400mでの勝率や複勝率も高く、さらに種牡馬ダノンスマッシュの数値が高回収率（表中で非常に高い単勝回収率）を示している点が経済的妙味として注目。騎手は菅原辰徳で、盛岡での乗り慣れと安定感があるため、操縦面の不安が少ない。脚質的には差し寄りながらも末脚のキレを生かす形で好走できており、レース間隔が中3週と詰めての出走だが過去の1400での実績からも上積みは期待できる。調教師の成績は極端に高くはないが、近年の管理馬の仕上がりが安定している点も好材料。懸念点は他馬との位置取り争いで前につけられない場合のロスだが、総合的に上位候補として信頼できる一頭です。

▲ トゥーナスタディ（11番） — 単穴候補（選出理由）

トゥーナスタディはコース適性と過去の盛岡実績が魅力。盛岡ダ1400での実績は【出走1〜3回で複数好走】、特に斤量55kgでの安定した走りが表に出ています。調教師（斉藤雄一）の管理馬で、地元での仕上がりが良好とされることが多く、騎手大坪慎のコンビネーションも過去の実績から悪くありません。脚質は差しに分類されますが、近年の盛岡1400は差し馬にも一発チャンスがあり、ある程度の前残りが決まる展開になった場合でも中団からの押し上げで3着〜掲示板喰い込みが期待できます。単穴評価の理由は「堅実な好走率」と「オッズ妙味」。上位2頭に比べると勝ち切る材料はやや薄いものの、馬券の組み立てでは押さえておきたいタイプです。

△ キララカ（6番） — 連下候補（選出理由）

キララカはデータ上で特徴的なのが“距離＆間隔での結果”です。14 00mでの複数好走歴（表中でダ1400実績に勝ち・連対があり）と、レース間隔が中1週であっても高いパフォーマンスを見せているという点は、短期好走型の馬に典型的です。騎手の村上忍はローカルで高い連対率を持ち、この馬に適切な鞍上と言えます。種牡馬はアポロケンタッキー系で万能性があるとは言い切れないが、盛岡ダートの馬場への適合が良い個体。評価を△に留めたのは、先行・差しのバランスが不安定で、展開に大きく依存する点です。とはいえ展開がハマれば複勝圏は十分にあり、穴的連下としては魅力ある一頭です。

☆ ラウダーティオ（7番） — 穴馬候補（選出理由）

穴候補として推したいのはラウダーティオ。データ上の突出点は盛岡ダートでの高勝率（表で盛岡コース2勝、勝率67%という数値が示すように、コース適性が非常に高い）と、調教師板垣吉則の過去成績（勝率・複勝率が高め）に支えられていることです。脚質は逃げ寄りで、盛岡1400は先行馬に有利な傾向があるため、枠順次第ではレースを作れる立場にあります。騎手は山本聡紀で、地元仕上げの取り扱いに慣れている点も評価材料。ただし出走回数自体が少ない点、相手強化でどこまで通用するかは不確定（＝オッズ妙味あり）で、狙うなら単勝や複勝、3連複の一角に組み込むのが合理的です。総じて「コース特化×展開利得で一発期待」の穴馬です。

最終的な買い目の考え方（馬券戦略）

• 本線（堅め）：◎（ディオニス）→○（セローム）→▲（トゥーナスタディ）の3連単・ワイド（リスク抑えて的中狙い）。ディオニスのコース適性と騎手信頼を軸に。
• 投資的妙味を狙う：◎→☆（ラウダーティオ）→△（キララカ）の3連複、またはワイド（ディオニス−ラウダーティオ）を抑え。ラウダーティオはオッズ的妙味あり。
• 高配当狙い（穴狙い）：▲▲☆の組合せ（トゥーナスタディ−ラウダーティオ−キララカ）を混ぜ、少額で高配当を狙う。
• 注意点：2歳戦・地方の若駒戦は前走からの成長度合いや当日の馬体重（±増減）、発走直前の馬場状態で結果が大きく変わります。可能なら直前オッズと馬体重、返し馬の雰囲気（テンション）を確認のうえ最終調整を。

まとめ

提供データから総合判断すると、ディオニス（1番）が最も信頼できる本命候補です。対抗は末脚と種牡馬データが魅力のセローム（10番）。単穴〜連下〜穴として**トゥーナスタディ（11）・キララカ（6）・ラウダーティオ（7）**を推奨します。いずれも「盛岡ダ1400での適性」と「騎手・調教師のローカル成績」に裏付けがあり、2歳の若駒戦らしく成長分・展開次第で逆転が起きやすい点を踏まえて馬券を組んでください。