札幌記念(GII)徹底考察
2025年8月17日、札幌競馬場11R 札幌記念(GII)の徹底考察をお届けします。国内トップホースが集う真夏の札幌決戦。洋芝適性と仕上がり具合が勝敗を分ける重要な一戦です。各馬の能力・データを総合的に分析し、点数評価と馬券的妙味を探っていきます。
1枠 1番 リビアングラス
前走は宝塚記念で7着と健闘。先行して見せ場を作ったが最後は甘くなった。ただし阪神内回り2200mの激流を経験した点は評価できる。さらに、その前の京都記念・日経賞でも僅差の競馬を見せており、GIIクラスなら上位争いは十分可能。キズナ産駒で洋芝もこなせるタイプとみてよい。
鞍上・鮫島克駿は近走で安定感があり、今回は得意の先行策から粘り込む競馬を狙う構え。オッズ的にも人気を落としており、展開ひとつで馬券内に食い込むシーンは十分ある。能力的には一歩足りないが、ロスなく立ち回れれば激走の可能性を秘めたダークホースだ。
1枠 2番 ボーンディスウェイ
近走は新潟大賞典8着、函館記念8着とやや精彩を欠く内容。ハーツクライ産駒らしい持続力はあるものの、決め手不足でワンパンチ足りない印象。さらに木幡巧也騎手とのコンビでは大きな実績がなく、重賞での信頼度は低め。
データ的にも勝率・連対率ともに平凡で、積極的に狙える要素は少ない。内枠を活かして先行できれば見せ場はあるが、最後の決め手で他馬に屈する可能性が高い。ここではやや分が悪く、掲示板止まりが現実的か。
2枠 3番 シュトルーヴェ
有馬記念・ジャパンCで相手なりに善戦してきたスタミナ型。今回は6ヶ月の休養明けだが、鉄砲駆け実績もあり、むしろリフレッシュ明けの方が怖いタイプ。キングカメハメハ産駒で洋芝適性も期待でき、札幌の舞台替わりはプラス材料。
鞍上にはR.キング騎手が乗り替わり。手替わりによる新鮮味もある。前がやり合う展開になれば差し脚が活きる。人気的にも過小評価されており、妙味は十分。展開待ちの面はあるが、ハマれば突き抜ける可能性を秘めている。
2枠 4番 コスモキュランダ
大阪杯8着以来の4ヶ月半ぶりとなるが、叩き良化型ながら鉄砲実績も悪くない。前走大阪杯では直線で伸びきれなかったが、GIIレベルなら十分通用。
注目すべきは騎手・丹内祐次との相性。AJCCで2着に好走しており、この鞍上なら持ち味を引き出せる。アルアイン産駒で中距離戦に強く、札幌2000mという舞台設定も合う。
人気も手頃で、展開次第では一発の可能性を大きく秘める。積極的に馬券に組み込みたい一頭だ。
3枠 5番 ホウオウビスケッツ
前走大阪杯5着、金鯱賞2着と安定感抜群の内容。パワー型のマインドユアビスケッツ産駒で、洋芝適性は非常に高いと見てよい。今回は中18週ぶりだが、調整過程も良好で仕上がりに不安はない。
鞍上はベテラン岩田康誠。好枠から前々で競馬ができれば崩れるイメージはなく、むしろ勝ち切る可能性が高い。1番人気濃厚だが、それに見合うだけの信頼度を持つ。
総合力、コース適性、騎手の勝負強さを考慮すれば、ここは主役候補筆頭と評価する。
3枠 6番 ケイアイセナ
前走・巴賞では好位から抜け出し快勝。重賞初挑戦となるが、ここに来て充実気配を感じさせる。ディープインパクト産駒らしい切れ味というよりも、先行して長く脚を使う持続力型で、洋芝の札幌2000mは悪くない条件だ。
ただし重賞ではまだ力関係で未知数な部分が多い。鞍上は吉田隼人への乗り替わりで初コンビ。馬のリズムを崩さずに先行できれば粘り込みの可能性はある。
人気薄で気楽に乗れる立場だけに、ハマれば馬券圏内の穴候補。過信は禁物だが、ヒモ荒れ要員としては面白い存在だ。
4枠 7番 ハヤテノフクノスケ
函館記念2着で一気に注目を集めた新興勢力。上がりの脚も確かで、ここに来て地力強化が顕著。ウインバリアシオン産駒はタフな流れに強く、洋芝適性も十分。
鞍上は横山和生。馬のリズムを大事にするタイプで、差し馬である本馬との相性も良さそうだ。札幌記念は格のある古馬が集まる一戦だが、勢いと適性で食い込む可能性は十分。
人気は中位にとどまりそうだが、上位評価を与えるに値する一頭。展開ひとつで勝ち負けまで期待できる。
4枠 8番 ステレンボッシュ
ヴィクトリアマイルでは8着と掲示板に届かなかったが、内容的には悲観するものではなかった。牝馬ながら大阪杯でも果敢に挑戦し、古馬一線級相手に揉まれてきた経験は大きい。
エピファネイア産駒はパワー型で洋芝適性も高く、札幌2000mはベスト舞台の一つ。今回は池添謙一が手綱を取る初コンビ。札幌巧者として知られる騎手であり、この鞍上替わりは大きなプラス要素となる。
人気上位が予想されるが、それに見合うだけの実績・適性を備えており、勝ち負け必至の有力候補だ。
5枠 9番 トップナイフ
近走は函館記念10着、エプソムC11着と結果が出ていない。ただし一時期はクラシック戦線でも善戦していた馬で、能力そのものはここでも通用するポテンシャルを持つ。
デクラレーションオブウォー産駒は芝2000m前後に強く、洋芝もプラス。横山典弘騎手に手綱が戻る点は注目で、老練の戦術で一変の可能性を秘める。
ただし近走内容から強気にはなれず、展開や馬場の後押しが必要。人気はないが、押さえ程度には検討したい存在。
5枠 10番 ヴェローチェエラ
前走函館記念を豪快に差し切り勝ち。古馬重賞をあっさり突破して一気に注目度を上げた。リアルスティール産駒は成長力に富み、まだまだ伸びしろを感じさせる。
鞍上・佐々木大輔は重賞での経験こそ浅いが、勢いのある若手騎手。函館記念で見せた豪快な追い込みはインパクト大で、札幌2000mならさらに力を発揮できそうだ。
オッズ的にはやや人気を集めるが、それでも妙味は残る。勢いと成長力を考慮すれば、ここでも勝ち負けの有力候補と評価できる。
6枠 11番 ショウナンアデイブ
前走の小倉記念では13着と大敗。近走も新潟大賞典13着、小倉大賞典2着とムラが激しく、安定感に欠ける。ディープインパクト産駒で素質はあるが、衰えが見え始めている印象も否めない。
鞍上は荻野琢真で初騎乗。積極的な競馬で一発を狙う可能性はあるが、GIIの強豪相手では分が悪い。馬券的にも人気薄で妙味はあるが、展開や馬場の大きな助けが必要。現実的には掲示板に入れれば善戦といえる一頭。
6枠 12番 アルナシーム
前走函館記念では6着と健闘。追い込み脚質で展開に左右されやすいが、ハマれば強烈な末脚を繰り出すモーリス産駒。洋芝適性も高く、札幌の舞台は悪くない。
鞍上・藤岡佑介とは日刊中山金杯で勝利の実績があり、このコンビは好相性。やや勝ち切れない面はあるが、直線の流れ次第では一気の差し込みも十分。人気的にも妙味が残るため、穴党には狙い目となる存在だ。
7枠 13番 アウスヴァール
逃げ一辺倒の戦法で見せ場を作るものの、近走は函館記念14着、都大路S16着と大敗続き。ノヴェリスト産駒らしい持久力はあるが、クラスの壁にぶつかっている印象が強い。
古川吉洋騎手とのコンビで気分良く逃げられれば展開次第で粘り込みもあるが、GIIの舞台ではやはり厳しい戦いになりそう。今回も序盤でどれだけマイペースを作れるかが鍵だが、馬券的には強く推せる要素は少ない。
7枠 14番 アラタ
長距離戦線で善戦歴はあるものの、前走天皇賞・春では15着と大敗。年齢的にも上積みは限られており、往年の切れ味はやや影を潜めている。キングカメハメハ産駒でスタミナはあるが、2000m戦ではスピード不足が懸念材料。
浜中俊との新コンビでリフレッシュ効果が期待されるが、相手関係を考えると一枚落ちる評価。展開が極端にハマれば掲示板圏内はあり得るが、強く推せる材料には乏しい。
8枠 15番 ココナッツブラウン
クイーンSで強烈な末脚を見せて2着。叩き2走目でさらに状態は上向いている。キタサンブラック産駒で持続力ある脚を長く使えるタイプ。札幌2000mの舞台はベスト条件と言える。
鞍上・北村友一はクイーンSでの騎乗経験を活かせる立場。斤量も牝馬の56kgと大きな不利はなく、古馬牡馬相手でも十分戦える地力を持つ。人気も上位に支持されるだろうが、それでも妙味がある一頭。勝ち負けに加えて、秋のGⅠ戦線へ向けて重要な試金石となる。
8枠 16番 シュヴァリエローズ
昨年のステイヤーズSを制しており、スタミナ豊富なディープインパクト産駒。近走は宝塚記念12着、天皇賞・春7着と相手が強かったが、大きく崩れているわけではない。
今回は武豊への乗り替わりという大きなプラス材料があり、名手がどう立ち回るかは注目ポイント。差し脚質だけに展開に左右されやすいが、ロングスパート戦になれば浮上の可能性もある。人気は薄いが、抑えとしてはおさえておきたい一頭。
考察結果
順位表
1着~3着争い
推奨馬券
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