以下は、2025年7月17日 門別12R「ノースクイーンカップ〔H2〕」の注目5頭渾身予想です。過去成績、血統、展開・脚質、騎手など多角的視点で総合的に評価し、意外性も加味した上で選出しました。
ノースクイーンカップ〔H2〕渾身予想
| 評価 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|
| ◎ | 4 | サンオークレア |
| ○ | 5 | ポルラノーチェ |
| ▲ | 6 | ラブラブパイロ |
| △ | 1 | ノッテルーナ |
| ☆ | 2 | ヴィルミーキスミー |
◎ (4) サンオークレア
本命は文句なしでサンオークレア。戦績を見れば明白だが、地方交流重賞の舞台で常に上位争いを繰り広げている「南関東の名牝」。2走前の高知レジーナデトワール賞では圧巻の末脚での勝利、そしてその後も川崎・園田と高レベルなレースに参戦し善戦。特筆すべきはこの馬の安定感とレースセンス。差し脚質だが、テンに置かれすぎることなく中団をキープし、ラストで必ず脚を使ってくる。 父バンブーエールの地方馬適性も抜群で、門別のダート1800mでは最も安定感ある血統の一つ。鞍上石川倭騎手とのコンビも、重賞での信頼度は高い。斤量も56kgで据え置き、枠順も真ん中と理想的な配置。 ペースが流れそうな今回は差し向きの展開になる可能性が高く、その流れはこの馬にとって好都合。地力、展開、適性すべてが揃ったここは「勝ちに来た一戦」と見て間違いない。
○ (5) ポルラノーチェ
対抗にはポルラノーチェ。近2走の門別での圧巻の連勝が強烈なインパクトを残す。特に前走のヒダカソウではノッテルーナを真っ向勝負で下し、完勝と言える内容だった。持ち前の先行力が大きな武器で、今回も前目のポジションを取れることは間違いない。 父キズナはダート適性の高い産駒を多く輩出しており、スピードだけでなく持久力にも富む血統。門別の1800m戦ではその持ち味が最も生きやすい。さらに鞍上には落合玄太騎手という南関や門別で重賞を勝ちまくっている信頼の手綱。テンのスピードもあり、自ら流れを作れるのはこの馬の強みであり、他の差し勢が牽制しあうような展開ならこの馬が押し切っても驚けない。 人気馬ではあるが、地力の裏付け、鞍上、展開の恩恵と三拍子揃っており、サンオークレアに次ぐ有力馬として推奨したい。
▲ (6) ラブラブパイロ
単穴にはラブラブパイロを抜擢。前走の大井・ルビー賞を逃げ切った内容は非常に価値が高い。1800mの舞台で好位から押し切る競馬ができるのは、展開の幅を広げる点で大きな武器。 注目すべきはパイロ産駒という血統。パイロはダートでの勝率が非常に高く、特に中距離ダート戦で高い持久力を見せる傾向がある。鞍上は今回初騎乗となる服部茂史騎手だが、門別での実績・経験は豊富。初コンビでも大きな不安はなく、むしろ新たな戦法を引き出してくれる可能性に期待したい。 レース展開がやや縦長になり、先行~中団組に有利となるとすれば、この馬の出番。前走の勢いをそのままに地方交流重賞でも十分勝負になる。
△ (1) ノッテルーナ
連下にはノッテルーナ。過去の中央から地方への転戦後、着実に力をつけてきており、前走のヒダカソウではポルラノーチェに0.2秒差と接戦。末脚がしっかりしているタイプで、今回のような差し・追込馬が台頭しやすい展開なら出番は十分。 鞍上の小野楓馬騎手とは前走に続きコンビ継続。追い込みタイプながらレースの流れをしっかり読めるタイプで、展開利を活かした立ち回りに期待がかかる。ルーラーシップ産駒は地方ダートのタフな馬場にも比較的対応でき、距離延長もプラスに働く可能性がある。 人気的にも盲点になりそうな1頭で、波乱を演出するには絶好の存在。上位陣との力差もさほど感じず、一発を狙うには絶好のタイミングと見る。
☆ (2) ヴィルミーキスミー
最後に注目の穴馬としてヴィルミーキスミーを挙げたい。成績だけを見れば目立たないが、前走のフロイライ賞では前々で粘る強い競馬を見せ、内容は悪くなかった。2走前には掲示板内に入る競馬もしており、徐々に地方競馬に適応してきた印象。 父ラブリーデイ×母父ゴールドアリュールという血統配合も、ダート戦での持続力としぶとさを兼ね備えており、長めの距離でこそ力を発揮できるタイプ。今回は鞍上に門別のトップジョッキー・桑村真明騎手を迎える点も大きな強調材料。乗り替わりによる一変が十分に期待できる。 人気が上がらないようなら、ここは妙味たっぷり。掲示板以上の激走があってもまったく不思議ではない。
予想総評
今年のノースクイーンカップは少頭数ながらも実力伯仲の好メンバーが揃った一戦。先行力を持つ馬と、差しに回って決め手を発揮する馬がバランスよく配置されており、展開一つで大きく着順が変動する可能性がある。中心は実績・安定感ともに抜けたサンオークレアだが、ポルラノーチェやラブラブパイロといった先行型も侮れない。展開次第では差し・追込み勢の台頭も十分にあり得る波乱含みの構図。配当妙味にも注目したい一戦だ。
推奨の買い目
■本線 ・本線 ・三連複フォーメーション 1列目:4 2列目:5,6 3列目:1,2,5,6
・馬連
4-5,6
■押さえ
・三連単1着固定
1着:4
2着:5,6
3着:1,2,5,6
本命サンオークレアを軸に、展開に応じて浮上してくる可能性がある差し・追込勢を含めた馬券構成。1頭軸の形で買えば点数も抑えられ、妙味と安定のバランスが取れる。

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