爽秋特別(A二組・盛岡ダ1600m)徹底考察|全頭評価・買い目提案
2025年9月8日(月)盛岡11R「爽秋特別(A二組)」ダ1600m・曇・良(発走17:40)。賞金は1着140万円の一般特別戦。馬場は“良”、ここ数走で盛岡マイルを使ってきた馬が多く、過去の当地マイル実績と直近の上がり・通過順が勝負のカギになります。出走各馬の近況や持ち時計、騎手・厩舎の勢いを総合的に評価し、能力評価(100点満点)/期待値(馬券妙味)を明示。最後に単勝2点・複勝1点(資金配分:単勝各20%、複勝60%)の買い目まで提示します。
レースのポイント(展開と傾向)
- 枠なりにペースは平均〜ややスロー想定。逃げ・先行に徹するタイプが少なく、差しが多い構成(脚質データは全馬「差」)で直線の長い盛岡はロングスパート戦になりやすい。
- 盛岡1600mの持ち時計ではレライタム(1:37.3・重)、レールガン(1:37.0・不良)が目立つが、時計=着順ではないのが地方の砂。淀みないラップを刻んだ時にポジションを取れる馬が浮上。
- 馬券妙味は人気の死角とジョッキー・厩舎の直近成績に潜む。特に、高橋悠里騎手(勝率17%・連対31%・複勝42%)や山本聡哉騎手(勝率23%・連対37%・複勝50%)の鞍上強化は素直に加点。
1枠1番 ノブ
能力評価:78点|期待値:A(妙味高)
考察
前走盛岡B2一組1600mで1:41.8(良)・先行圏から粘って0.6差。その前のジュライC(盛岡B2・1600m)でも1:40.4(良)・上がり38.7で上位圏。当地マイルで安定して“掲示板+僅差”を繰り返す堅実型だ。3着内率45.8%(出馬表記載の勝率・3着内率)という底堅さに、種牡馬ドゥラメンテの複勝率46%という血統後押し。人気は4番手想定、複勝3.0–10.7のレンジなら妙味十分。
騎手は阿部英俊。過去1年の数字は勝率3%・複勝24%と突出はしないが、極端に消極的にならない先行策が取れる点がこのメンバー構成(差し多め)と噛み合う。直線の長い盛岡で早め進出→渋太く粘り込みの絵が描ける。人気上位の差し馬が直線まで詰まる展開なら残り目”の主役になり得る。複勝本線候補。
2枠2番 サムズアップ
能力評価:74点|期待値:A(妙味高)
考察
8/18 盛岡B2一組1600mで1:41.2(良)・0.0差という“限りなく勝ちに等しい”内容。7/7 ジュライC(盛岡B2・1600m)1:39.8(良)・0.4差も上々で、ここ数戦の内容がガラリ一変。オッズは単勝70.4(8番人気)と過小評価だが、近走フォームは最上位級と言ってよい。鞍上大坪慎は数字上は勝率5%・複勝19%ながら、近走は好位〜イン立ち回りが冴える。差し決着濃厚でも内枠の利を生かし3〜4角でロスなく回れれば面白い。
血統面はアイルハヴアナザー産駒で地方ダ1600mに相性◎。種牡馬データでも連対率26%、複勝率37%と手堅い。人気薄の先行残りとしては最注目で、ヒモ荒れの核に。期待値は高水準。
3枠3番 レライタム
能力評価:92点|期待値:C(妙味薄)
考察
言わずと知れた今回の大将格。8/5 盛岡B2一組1600m 1:37.3(重)を楽勝→7/20 同コース 1:39.8(良)を先行抜け出し→7/8 B2(盛岡1600m)1:39.3(良)で圧勝。持ち時計1:37.3(重)はこのメンバーでトップ級。鞍上は高橋悠里(勝率17%・連対31%・複勝42%)、厩舎は伊藤和忍(勝率13%・複勝35%)と数字も盤石。単勝1.4・複勝1.0–1.0では妙味が極薄だが、能力上位は疑いようがない。
懸念は被される形での仕掛け遅れとA二組の壁。ただ、近走は道中3番手前後から“加速地点で一気”の勝ち方が多く、ペース読みに長けた鞍上とも相性が良い。馬券の軸としての信頼度は最上だが、回収面は難。期待値Cとしたのは人気の一点。相手筆頭まで。
4枠4番 ケイアイマボラ
能力評価:66点|期待値:B(中穴妙味)
考察
7〜8月に盛岡のC1〜B2を連勝→昇級初戦の前走B2一組1600mは1:42.7(良)で1.5差。数字だけ見ると物足りないが、7/15・7/8の1400mは1:27.3/1:26.9とこの季節の盛岡で優秀。テンに乗ってマイルで粘り込む形を作れば、前残り発生時の穴が開くのはこのタイプだ。鞍上佐々木志音は勝率8%・複勝26%で近走好調。内々で脚を溜め、直線半ばで渋太く——展開ひとつで馬券圏内。
母系にアグネスデジタル、父マジェスティックウォリアーでパワー寄りの持続。人気は最下位想定に近いが、斤量据え置き・気分良く運べばしぶとい。3連複・3連単の押さえで拾いたい一頭。
5枠5番 ゼットセントラル
能力評価:80点|期待値:B(適正妙味)
考察
この馬の評価の難しさは“クラス×展開”。近4走はA一組の強い相手に当たり続け、1:40台前半を連発。7/14 A一組 1:39.8(良)・1.6差は相手が強すぎただけで、このA二組なら地力上位。ヘニーヒューズ産駒らしい先行→二枚腰がハマる馬場なら勝ち切りまで。鞍上山本聡哉は勝率23%・連対37%・複勝50%の超主力級。人馬ともに“格”で押し切るシーンがあっていい。
懸念は年齢(9歳)と使われつつの反動。ただし持ち時計は盛岡不良で1:37.2の実績、渋ればさらに強調材料。良馬場でも平均ややスロー→4角5番手以内なら連対圏。単勝14.0(5番人気)はオッズ妙味十分。
6枠6番 ユイノコミチ
能力評価:70点|期待値:B(穴一考)
考察
8/5 盛岡B1二組1600mを1:40.0(良)で勝利しており、クラス相当のポテンシャルは証明済み。続く8/19 B1二組1600mは1:40.9(良)・1.1差とやや案外だが、隊列が縦長・後方からの競馬で届かなかった印象。位置をひとつ上げるだけでパフォーマンスが数段引き上がるタイプ。鞍上高松亮(勝率13%・複勝36%)なら中団の外で無理なく運ぶはず。
4歳の伸びしろ、父リオンディーズの中距離持続質、そして盛岡向きの長い脚が魅力。人気薄(7番人気想定)で複勝1.6–5.0は“買える”レンジ。相手穴・押さえで活用。
7枠7番 キタノコンドル
能力評価:76点|期待値:C(人気先行)
考察
2番人気想定(単勝6.4)。近走は盛岡マイルで1:40.0(良)、1:40.3(良)、1:40.6(良)と安定的に1:40台。7/8 B1一組 1:40.0(良)・1.4差は相手強力で仕方なし。勝ち切るインパクトより“ソツなく走る”安定感が身上。鞍上塚本涼人は数字上は勝率3%だが、先週以降の乗れている流れを考えると軽視は禁物。
一方で、人気とリターンのバランスを考えると妙味は薄い。レライタムと人気を二分しつつも、地力・瞬発で見劣る分、対抗〜連下評価が妥当。縦目を押さえる程度で。
7枠8番 ウインダークローズ
能力評価:71点|期待値:B(波乱の鍵)
考察
8/19 B1一組 1:39.7(良)・0.4差、7/8 B1二組 1:40.2(良)・0.1差と着差が詰まった競馬を連発。先行して粘る形を作れた時はしぶとさ最大化。1400mの持ち時計1:27.3(稍)も推せる材料で、1ハロン延長でもスピード持続が効く。人気は9番人気(単勝140.8)と極端に甘いが、展開ひとつで馬券圏。
鞍上菅原辰徳は単勝回収率120%と穴で怖い手。ハナor番手確保→溜め逃げが叶えば大異変の主犯格に。三連系の相手には必ず入れておきたい。
8枠9番 レールガン
能力評価:88点|期待値:A(妙味十分)
考察
盛岡マイルの適性は随一。持ち時計1:37.0(不良)を筆頭に、近走も7/21 B1 1:40.3(良)・0.4差、5/27 B1 1:40.2(良)・1.4差。数字以上に終いの確実さが光り、直線長い盛岡で“外から差し切る”イメージが鮮明。想定単勝7.0(3番人気)はレライタムに比べて回収見込みが高い。
鞍上は山本聡紀(勝率6%・複勝29%)。大外偶数番で出遅れリスクはあるが揉まれにくい利点。ペースが流れた時、最後に最も脚を使えるのはこの馬という評価。単勝・複勝双方で妙味。
8枠10番 ゴールドクレスト
能力評価:75点|期待値:A-(オッズ妙味)
考察
7/7 盛岡B2 1:40.0(良)・0.6差、7/20 B2 1:41.7(良)・2.0差と着差に波はあるが、当該コースの持ち時計1:38.7(不良)を持ち、渋れば一変。良馬場でも関本玲花◇54.0の減量は効き、末脚のキレより持続力の勝負なら差し込み可能。想定単勝17.6・複勝1.0–2.2は単系の妙味が高い。
厩舎斉藤雄一の勝率7%・複勝26%は中庸だが、ジョッキーの単回108%・複回100%という数字(提供データ)は人気薄でしれっと絡むタイプの証左。単の相手穴として太字でマーク。
全頭まとめ:能力評価・期待値一覧
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 能力評価(100点) | 期待値(妙味) | 主な根拠(要約) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ノブ | 78 | A | 盛岡マイルで僅差連発、複勝率高く配当妙味。 |
| 2 | 2 | サムズアップ | 74 | A | 近2戦内容向上、内枠先行で一発。 |
| 3 | 3 | レライタム | 92 | C | 1:37.3の圧時計+近走圧勝も配当妙味薄。 |
| 4 | 4 | ケイアイマボラ | 66 | B | 昇級初戦は試金石、展開ひとつで前残り。 |
| 5 | 5 | ゼットセントラル | 80 | B | A級相手に善戦、クラス楽で地力上位。 |
| 6 | 6 | ユイノコミチ | 70 | B | 8/5勝利の勢い、位置取りひとつ。 |
| 7 | 7 | キタノコンドル | 76 | C | 安定走も人気先行で妙味乏しい。 |
| 8 | 8 | ウインダークローズ | 71 | B | 先行粘りで波乱の芽。 |
| 8 | 9 | レールガン | 88 | A | 盛岡マイル巧者、終い堅実で単複妙味。 |
| 8 | 10 | ゴールドクレスト | 75 | A- | 渋れば強調、減量活かせば単妙味。 |
最終結論:買うべき馬券(単勝2点・複勝1点)
- 資金配分(固定):単勝2点=各20%(合計40%)/複勝1点=60%
- 選定方針:的中率×回収率の両立。頭は人気1強を敢えて外し、妙味が高く勝ち切り可能な差し馬+一撃の単妙味を狙う。複勝は安定かつ配当レンジが魅力の馬で。
単勝(各20%)
- ⑨ レールガン — 終いの確実性、盛岡マイル適性トップ級。人気3番手でオッズ7.0なら勝ち切りまで想定。
- ⑩ゴールドクレスト — 減量活用で展開ハマれば突き抜け。単17.6は明確な妙味。良でも持続脚で外差しハマりを期待。
複勝(60%)
- ① ノブ — 複勝3.0–10.7の妙味レンジ。3着内率45.8%相当の堅実味と内枠先行で残り目が狙える。保険+利益の柱。
選出理由(要約)
- レールガンは上がり最速候補×大外でスムーズ。レライタムの“強さ”を認めつつ、配当とのバランスでこちらを軸視。
- ゴールドクレストは人気の盲点。不良の好時計が示す潜在速度は本物。良でも減量と展開でカバーできる。
- ノブは内でロスなく→直線粘り込みの絵が描け、複勝妙味が大。保険を効かせながらリターンも狙える。
独自の展開予想と穴の挙動
- 前半は8ウインダークローズ、5ゼットセントラル、1ノブあたりが前〜好位。3レライタム、9レールガンは中団外目。
- 3〜4角でレライタムが早め進出、外からレールガンが並ぶように進出。内でノブが粘り腰。
- 直線は外差し優勢の想定で、レールガン>レライタム>ノブ/ゴールドクレストの叩き合い。人気通りに決め打たないのがこのレースの肝。
最後に—人気に寄らない“勝ち筋”を買う
レライタムの能力>他馬は前提。ただし、回収の主戦はレールガンとゴールドクレストの単勝、ノブの複勝。これが的中率と回収率の“釣り合いを最も取りやすい布陣です。差しが多い組み合わせほど、ポジションを取れる前受け馬の残り目”が増える。ノブ(内先行)×外差し2頭(レールガン/ゴールドクレスト)の立体構造でリスクを分散しつつ、一撃の上振れも取りにいきます。

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