中山芝1600m、年末恒例のハンデ重賞「ターコイズステークス」。
荒れやすい印象を持つ競馬ファンも多い一方で、実は過去10年のデータを丁寧に整理すると“明確な傾向”が存在するレースでもあります。
この記事では、提供された過去10年の結果・血統・前走・ペース・条件別成績をもとに、
「結局どんな馬を買えばいいのか?」という一点に絞って、競馬ファン目線で噛み砕いて解説していきます。
ターコイズステークスはどんなレースか?
ターコイズSは
- 中山芝1600m
- 3歳以上牝馬限定
- ハンデ戦
という、波乱要素が揃った条件。
ただし「ハンデ=何でもあり」ではなく、
中山マイル特有のコース形態と年末時期の番組構成が、好走馬をかなり限定しているのが特徴です。
まずは、全体像から見ていきましょう。
【結論先出し】過去10年で導かれる“買うべき馬の軸条件”
データを総合すると、ターコイズSで狙うべき馬の条件はかなり整理できます。
買うべき馬の共通条件
- 4歳牝馬(次点で3歳)
- 栗東所属
- 人気は3~6番人気がベストゾーン
- 前走は芝1600~1800mのオープン・重賞
- 中団~後方から33~35秒台の上がりを使えるタイプ
- 父 or 母父にサンデー系 or Mr.Prospector系を内包
なぜこの条件に行き着くのか。
以下、データで一つずつ裏付けていきます。
年齢別成績|最も信頼できるのは「4歳牝馬」
年齢別成績(過去10年)
- 3歳:勝率9.1% / 複勝率15.9%
- 4歳:勝率5.7% / 複勝率28.3%
- 5歳:勝率6.4% / 複勝率12.8%
- 6歳以上:勝利なし
一見すると3歳が勝ち星最多ですが、
安定感という意味では圧倒的に4歳牝馬。
実際、
- ミスニューヨーク
- フィアスプライド
- ミスパンテール
といった複数年にわたって好走した馬の中心は4歳時。
ハンデ戦らしく「完成度」と「斤量のバランス」が最も噛み合うのが4歳。
迷ったら、まず年齢で4歳を最優先に考えたいレースです。
人気別成績|1番人気より“3~6番人気”が妙味ゾーン
人気別成績
- 1番人気:複勝率40%
- 2番人気:複勝率30%
- 3番人気:複勝率60%
- 4~6番人気:複勝率23.3%
- 7番人気以下:大幅ダウン
ターコイズSは「大荒れ」のイメージとは裏腹に、
完全な穴祭りではないのがポイント。
特に注目すべきは
👉 3番人気の複勝率60%
「強すぎず、疑われすぎず」
評価が割れた実力馬が、ハンデの恩恵を受けて走る典型的な構図です。
1番人気を盲信せず、3~6番人気を厚めに
これがターコイズSの基本スタンスになります。
所属別成績|明確な“栗東優勢”の構図
所属別成績
- 栗東:勝率7.2% / 複勝率25.3%
- 美浦:勝率5.2% / 複勝率11.7%
中山開催=関東馬有利、と思いがちですが、
実際は栗東馬が成績・安定感ともに上。
理由はシンプルで、
- 坂対応力
- 持続的な末脚
- 1800m前後からの距離短縮ローテ
これらは関西の中距離型牝馬が得意とする領域。
輸送を嫌って軽視すると、毎年痛い目を見るのがこのレースです。
枠順データ|内外フラットだが“死に枠”は存在する
枠順別成績の要点
- 好成績:3枠・4枠・7枠
- 不振:6枠(複勝率5%)
極端な内・外有利はありませんが、
6枠だけは明確に割引材料。
中山マイルは
- コーナーまでの距離
- 馬群の密集
- 外を回されるリスク
が重なり、中途半端な外枠が一番損をする傾向が出ています。
前走ローテ|“条件戦勝ち直後”より“オープン実績組”
好走馬の前走傾向
- 芝1600m or 1800m
- オープン特別 or 重賞
- 前走1着にこだわらない
実は、
前走1着馬=好走
という単純な構図ではありません。
むしろ目立つのは、
- 府中牝馬S
- 京成杯AH
- キャピタルS
- 清水S
など、
レベルの高いレースで“そこそこ”走ってきた馬。
「前走掲示板外だから軽視」は危険。
内容とレース格を重視するのが正解です。
ペース分析|基本は“持続力+末脚”勝負
過去10年のペース傾向
- ハイペース:5回
- ミドル:3回
- スロー:2回
年によってばらつきはありますが、
共通しているのは上がりが極端に速くならないこと。
勝ち馬の上がりは
- 33秒台後半~35秒前後
瞬発力一点型より、
👉 長く脚を使えるタイプ
これが、
中山マイル × 年末 × ハンデ
という条件が導く“必須能力”です。
血統傾向|サンデー×Mr.Prospectorが黄金配合
勝ち馬の血統を俯瞰すると…
- 父:サンデー系 or Mr.Prospector系
- 母父:サンデー系 or Roberto系
特に目立つのが
- ディープインパクト系
- キングカメハメハ系
- ダイワメジャー系
スピードと持続力を両立できる血統構成が、
中山マイルではそのまま結果に直結します。
総合分析|ターコイズステークスで“買い続けたい馬像”
ここまでのデータをまとめます。
ターコイズSで信頼できる馬の条件
- 4歳牝馬(次点で3歳)
- 栗東所属
- 人気は3~6番手
- 前走は芝1600~1800mのオープン・重賞
- 差し~中団脚質
- サンデー or Mr.Prospectorの血を内包
この条件に3~4項目以上合致する馬がいれば、
それは「毎年買い続けていいタイプ」です。
まとめ|ターコイズSは“なんとなく”買うと負ける
一見荒れそうで、
実はデータに最も忠実なレースのひとつ。
感覚や名前で買うのではなく、
条件を満たした馬を淡々と拾う。
それだけで、
ターコイズステークスは“難解な重賞”から
👉 狙い澄ましたデータ重賞へと姿を変えます。
今年も、
「条件がそろった牝馬」
その一頭を、冷静に見極めたいですね。

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