レパードステークス(GIII)徹底考察
2025年8月10日、新潟競馬場 7R レパードステークス(GIII)の徹底考察をお届けします。
1枠 1番 ドンインザムード
83点
アジアエクスプレス産駒で、先行力が持ち味の3歳牡馬。松山弘平騎手騎乗時の安定感があり、今年1月の中京1勝クラス勝利後は、UAE遠征での経験も積んで帰国。前走の阪神2勝クラスでは2番手追走から最後は一杯になったが、海外帰り初戦としては及第点。
種牡馬成績では勝率12%、単勝回収率107%とまずまず。先行脚質の勝率16%、連対率32%というデータも心強い。松山騎手自身もこのコースでの複勝率36%と悪くない数字。
中6週で調整も順調そうで、叩き2戦目の上積みが見込める。新潟1800mは先行馬が粘り込みやすい条件であり、スムーズに2〜3番手を確保できれば勝ち負け可能。ただし、同型の先行馬が多く、ペースが速くなった際の対応力にはやや疑問が残る。
2枠 2番 ルヴァンユニベール
68点
ホッコータルマエ産駒の差しタイプ。直近4走全てダ1800〜1900mで掲示板内と安定しているが、勝ち切れない競馬が続く。特に鳳雛Sや伏竜Sでは直線でじわじわ伸びるものの、前を捕えきれないパターンが目立つ。
差し脚質の勝率は3%、連対率8%と低めで、展開待ちになるのが最大のネック。騎乗する内田博幸騎手は初騎乗で、今年この条件での勝率も低調(約1%)。
とはいえ、好位〜中団から運べれば上位に食い込む力はあり、前が崩れる展開ならチャンスは広がる。馬体重550kg前後の大型馬らしくパワーは十分だが、軽い新潟の砂と相性がどうかが鍵。
2枠 3番 タガノマカシヤ
65点
アメリカンペイトリオット産駒で、こちらも先行脚質が持ち味。ただし、前走1勝クラス勝利時は好位からしっかり伸びており、上がり性能は悪くない。反面、上のクラスでは展開や相手関係に左右されやすい印象。
菊沢一樹騎手への乗り替わりはやや割引材料。騎手のこの条件での複勝率は18%程度で、中堅クラス。種牡馬成績(勝率11%、複勝率18%)も可もなく不可もなくといったところ。
持ちタイム的には上位勢にやや劣り、ペースが落ち着く展開で前残りの形になれば3着圏内は十分あるが、GIIIの流れで押し切るには一段階の成長が必要。
3枠 4番 ポールセン
85点
米国名種牡馬Into Mischief産駒の快速逃げ馬。青竜S(東京1600m)ではルメール騎手の手綱で逃げ切り勝ち、今回も同型馬を制して主導権を取れれば非常にしぶとい。
逃げ脚質の勝率17%、連対率30%は高水準で、今回の舞台設定とマッチ。斎藤新騎手もこのコースで複勝率29%と相性は悪くない。
気になるのは3カ月の休養明けと距離延長。ダ1800mは未経験で、後半のスタミナ勝負になったときにどこまで耐えられるかが課題。速いペースでも押し切れる持久力があれば、一発逃走の可能性も十分。
3枠 5番 シンビリーブ
60点
米国の名血Constitution産駒で、川崎1500mの地方交流戦を逃げ切り勝ちした経歴を持つ。JRAのダ1800mではまだ結果を残せておらず、前走新潟麒麟山特別では中団から脚を伸ばすも3着止まり。
菅原明良騎手はこの条件で複勝率33%と平均以上だが、馬の戦績がやや不安定で、ハマらないと脆い一面がある。
地方交流戦での派手な逃げ切りは評価できるが、GIIIのメンバーで同型が多い今回は序盤で脚を使いすぎるリスクが高い。展開次第では掲示板争いまで。
4枠 6番 ジャナドリア
92点
ゴールドドリーム産駒で、堂々の重賞実績馬。3連勝で雲取賞(Jpn3)を制し、前走の羽田盃(Jpn1)では2着馬を抑え先行粘り込みの3着。地方の深い砂でも崩れない持久力と安定した先行力が光る。
今回の新潟1800mは中央の軽い砂だが、パワータイプの先行馬としても十分対応可能。中14週とやや間隔は空いたが、鉄砲実績もあり、戸崎圭太騎手初騎乗でさらなる安定感が期待できる。
先行脚質のデータも勝率16%・連対率32%と優秀。加えて種牡馬成績でも勝率12%と安定しており、持ち前の粘り腰で押し切る可能性は高い。展開はMペース想定で、自分のリズムで運べれば勝ち負け必至。
4枠 7番 チュウジョウ
58点
アドマイヤマーズ産駒で、差し脚質が持ち味。前走は阪神1勝クラスを好位抜け出しで勝利したが、その前は後方からの競馬が多く、展開に左右されやすいタイプ。
差し脚質の勝率3%は数字的に見劣りし、新潟ダ1800mのように前残り傾向の強い舞台では分が悪い。丸山元気騎手は複勝率30%とまずまずだが、重賞での決め手勝負では一枚落ちる印象。
大型馬でパワーはあるが、GIIIの流れで直線だけで差し切るのは至難の業。ハイペースで前が総崩れになる展開に限って浮上の余地あり。
5枠 8番 サノノワンダー
70点
ヘニーヒューズ産駒の差し馬で、東京マイル戦を中心に好成績。青竜Sではポールセンの3着と健闘し、最後方から大外を伸びる末脚は見どころがあった。
大野拓弥騎手は新潟1800mでの複勝率18%と平凡だが、単勝回収率545%という一撃力は魅力。差し脚質の連対率8%という低さはネックだが、展開が向けば末脚は通用する。
ただし、今回は先行馬が多く、ペースが流れればハマる可能性はある一方、馬場状態次第では届かず終いも。馬券的には相手候補として抑えておきたい存在。
5枠 9番 ロードラビリンス
90点
ミッキーアイル産駒の先行馬で、ここ2戦は連勝中。加古川特別(2勝クラス)では川田将雅騎手騎乗で好位から抜け出す正攻法の競馬。
先行脚質の勝率16%、川田騎手の複勝率50%と数字的な裏付けも十分。距離・コースとも適性は高く、状態面も安定している。
唯一の懸念は、同型の先行馬が多く、外から被される展開。自分のペースを守れれば勝ち負けだが、ペースが速くなるとやや不安。それでも総合力は高く、馬券圏内の信頼度は高い。
6枠 10番 ヴィンセンシオ
88点
リアルスティール産駒で、芝の重賞でも好走歴がある素質馬。今回が初ダートだが、調教の動きや血統背景からパワーは十分備えている。
ルメール騎手の複勝率は驚異の69%、逃げ脚質の勝率17%も心強い。皐月賞9着からの転戦となるが、先行力を活かしてスムーズに逃げられれば、初ダートでもいきなり通用する可能性は高い。
課題は砂適性と距離適性の両立。ダートの深い部分やキックバックに戸惑うと脆さを見せる可能性はあるが、力を出し切れば上位争い必至。
6枠 11番 ヒルノハンブルク
72点
ナダル産駒で、前々走の1勝クラスを豪快な差し脚で勝利。ユニコーンS(G3)では好位から積極的に運び5着と健闘し、重賞でも通用する片鱗を見せた。
先行脚質の勝率16%、連対率32%は魅力だが、石橋脩騎手とのコンビは今回が初で、休養明け3カ月半という点がやや割引材料。鉄砲実績がなく、叩き良化型の可能性もあるため、仕上がり具合が鍵になる。
馬体重460kg前後と小柄な馬でパワーよりも機動力型。新潟の長い直線での末脚勝負になれば、やや分が悪く、内枠でロスなく立ち回る形が理想。
7枠 12番 トリポリタニア
66点
ルヴァンスレーヴ産駒で、芝とダートを行き来しながら使われてきた経歴を持つ。前走の京都1勝クラスではダ1800mを好位から抜け出して快勝し、ダート適性の高さを示した。
差し脚質で勝率3%と数字的には不利だが、器用な立ち回りができるタイプ。岩田康誠騎手の複勝率22%も悪くなく、展開次第で馬券圏内は狙える。
ただし、重賞の流れではペースアップ時の対応に課題があり、直線での爆発力にもやや欠ける。中団より前で運べればチャンスは広がるが、位置取り次第では苦戦も。
7枠 13番 ルグランヴァン
84点
同じくルヴァンスレーヴ産駒で、ダ1600mを連勝中。特に前走の東京2勝クラスでは好位から抜け出して完勝し、充実一途。
先行脚質の勝率16%、原優介騎手の複勝率17%と数字面は平凡だが、安定した先行力と長く使える脚が武器。1800mは1度の経験(中山)で2着と距離延長にも対応できる下地はある。
新潟の軽い砂で持ち味を活かせれば上位争いも可能だが、GIIIの流れで末脚勝負になった場合、決め手で劣る可能性はある。それでも近走の充実度は侮れない。
8枠 14番 ニューファウンド
62点
ニューイヤーズデイ産駒で、2勝クラスでの好走歴があるものの、勝ち切れない競馬が続く。先行力はあるが、最後のひと押しに課題を抱えるタイプ。
石川裕紀人騎手とのコンビで2勝を挙げており、コンビ実績は悪くない。先行脚質の連対率32%は心強いが、相手強化でそのまま通用するかは微妙なところ。
長距離寄りの持久力型で、前半から流れる展開ではやや分が悪い。直線で粘り込む形なら掲示板争いまで可能だが、勝ち負けまでは一段階足りない印象。
8枠 15番 ハグ
80点
Justify産駒で、前走の鳳雛S(L)では好位から抜け出して快勝。1400mでも昇竜S2着とスピードを活かした競馬が得意なタイプ。
先行脚質で勝率16%、連対率32%のデータに加え、持ち時計も優秀。高杉吏麒騎手は重賞経験が浅く、複勝率12%とやや不安材料だが、馬の勢いでカバーできる可能性はある。
今回の舞台は1800mで、持ち味のスピードをどう温存するかがカギ。同型との兼ね合い次第で展開的に有利になれば、上位争いに加わる力は十分。
考察結果
| 順位 | 点数 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 92 | ⑥ | ジャナドリア |
| 2位 | 90 | ⑨ | ロードラビリンス |
| 3位 | 88 | ⑩ | ヴィンセンシオ |
| 4位 | 85 | ④ | ポールセン |
| 5位 | 84 | ⑬ | ルグランヴァン |
| 6位 | 83 | ① | ドンインザムード |
| 7位 | 80 | ⑮ | ハグ |
| 8位 | 72 | ⑪ | ヒルノハンブルク |
| 9位 | 70 | ⑧ | サノノワンダー |
| 10位 | 68 | ② | ルヴァンユニベール |
| 11位 | 66 | ⑫ | トリポリタニア |
| 12位 | 65 | ③ | タガノマカシヤ |
| 13位 | 62 | ⑭ | ニューファウンド |
| 14位 | 60 | ⑤ | シンビリーブ |
| 15位 | 58 | ⑦ | チュウジョウ |
| 1着争い | 2着争い | 3着争い |
|---|---|---|
| ⑥、⑨、⑩、④ | ⑥、⑨、⑩、④、⑬、① | ⑥、⑨、⑩、④、⑬、①、⑮、⑪、⑧、② |

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