ポラリスサマースプリント〔H3〕徹底考察
2025年7月31日、門別競馬場 12R ポラリスサマースプリント(H3)の徹底考察をお届けします。
1枠 1番 ジャスパーメジャー
88点
前走の「デルフィニウム特別」では1番人気に応えて、先手を奪っての鮮やかな逃げ切り勝ち。持ち時計1:11.7は今回の出走馬中でトップタイムに近く、重馬場もこなせるタイプ。特筆すべきは、Animal Kingdom産駒の勝率21%、複勝率49%という高水準の種牡馬データに加え、先行馬としての好成績(勝率16%、複勝率39%)。さらに鞍上・阿部龍騎手とのコンビは近走でも高い安定感を見せており、信頼度は十分です。 脚質的にも枠順的にも、ここはハナを主張しやすく、自分の競馬に持ち込みやすい立ち位置。馬体重も前走時と大きな変動がなく、体調維持の面でも好材料と見てよいでしょう。唯一の懸念点は、強力な差し馬が揃っている今回の構成で、ペース次第では後続に捕まるリスクもあるという点。 とはいえ、能力的な天井は高く、展開次第では再度の押し切りも十分可能。持ち前のスピードを活かせば、重賞初制覇も視野に入ります。今回は実績・調子ともに申し分なく、展開の利もあることから高評価を与えました。
2枠 2番 ドウドウキリシマ
76点
ベテラン9歳馬ですが、前走・前々走ともに好内容で、特にエピファネイア特別ではデステージョ相手に好勝負を演じており、能力の衰えは感じられません。ケープブランコ産駒のデータも優秀で、複勝率57%、単勝回収率202%と妙味のある数字を残しています。 騎手の山本咲希到は北海道での出走数が少ないながらも、ここまでの勝率12%とまずまずの成績。鞍上強化とは言い難いものの、乗り替わりによる影響は軽微と見て良いでしょう。 最大の懸念は、勝ち切るまでの破壊力に欠ける点。差し脚質であるものの、豪脚タイプではなく、道中での位置取りに左右されることも。さらに、7戦して2勝のみの当該コース実績(門別1200m)からも「3着候補」のイメージが強いです。 総合的には、近走の安定感と脚質、相性の良い種牡馬データを評価して70点台後半。ただし、勝ち切るには展開の助けが必要でしょう。
3枠 3番 ヨシノヒローイン
60点
4歳牝馬で勢いは感じさせるものの、やや格上挑戦の印象が強く残る1頭です。モーニン産駒で、母系はスマートロビンとスピード寄りの血統構成。ただし、今回のメンバー構成を見ると、力関係的には明らかに上位とは差があります。 過去には1000m戦でのスピード勝負で好走実績がある反面、1200mになると最後に甘くなるシーンが目立ちます。特に前走では勝ち切ったものの、B3条件での勝利。相手関係が一気に強化される今回では、前半からのペースについていけるかがカギになります。 鞍上・宮内勇樹騎手もこのクラスでは勝率が低く(10%)、展開や他馬の凡走に助けられない限りは、掲示板争いが現実的なライン。今後に繋がる競馬を見せられるかが焦点でしょう。思い切ってハナを切るぐらいの奇襲策であれば一発もあるかもしれませんが、基本的には苦戦が予想される1頭です。
4枠 4番 ラッキーホープ
92点
今回の本命候補の一角で、ホッコータルマエ産駒として高い先行力と安定感を兼ね備えています。前走「キズナ・プレミアム」ではやや控えた位置からの差し。ラストの伸び脚が秀逸で、勝ち時計1:13.4も含めて内容は上々でした。 鞍上は安定感抜群の石川倭騎手。今季の複勝率は51%とトップクラスで、ラッキーホープとの相性も非常に良好。さらに、馬自身も近10戦で掲示板を外したのはわずか1回という堅実派。 馬体も560kg超の堂々たる造りで、重馬場にも対応可能なフットワーク。持ち時計の1:11.8も今回の馬場状態を考慮すれば十分通用する数値です。中団からの競馬も可能で、先行馬を見ながらの競馬ができる点も戦術的に強みとなります。 レース展開が速くなればなるほど、この馬の末脚が活きる展開。データ・実績・調教内容すべて揃っており、勝ち負けの最有力候補と見て良いでしょう。
5枠 5番 ケイアイロベージ
74点
ヘニーヒューズ産駒らしくパワー型で、道中スピードに乗せて粘る競馬が得意。近走はやや結果が出ていないものの、「グランシャリオ賞」では強敵ストリーム相手に好位追走で2着と見どころのある競馬を見せました。 ただ、勝ち切るだけのインパクトが不足しているのが実情。今回は同型の先行馬が多く、ポジション取りが鍵となりそうです。前走ではややズブさを見せたため、もう一段階ギアが入るかどうかがポイント。 小野楓馬騎手は地元での成績もまずまずで、複勝率33%と安定。ただし、ラストの伸びを欠くケースが多いため、今回のペースについていけるかが懸念材料です。 まとめると、善戦マンタイプであり、掲示板内に滑り込む可能性は高いものの、1着を取り切るイメージはやや湧きにくい。人気次第では押さえに回すのが無難かもしれません。
6枠 6番 イッツクール
62点
9歳のベテランで、キャリア豊富な一方で、年齢による衰えも見受けられる存在です。アルデバランII産駒は勝率12%、連対率25%とそこまで悪くはありませんが、今回のようなハイレベルなメンバー相手にはややパンチ不足な印象は否めません。 近走成績を見ると、6月のグランシャリオ賞ではストリームに次ぐ2着と善戦しましたが、7月の道産子企業北海賞では6着に敗れ、波のあるパフォーマンスが目立ちます。好走時は前目で粘り込むスタイルですが、脚質的に被る馬が多数いるため、今回は展開の利が得られない可能性が高そうです。 さらに、今回騎乗する落合玄太騎手は勝率18%と安定しているものの、イッツクールとのコンビでの大きな実績は見られず、信頼度にはやや欠けます。馬体も重めに出やすく、絞り切れていない様子もマイナス材料。 とはいえ、前で運べる脚質は重賞のような流れが読みにくいレースでは一定の価値があります。展開がはまれば掲示板争いも可能ですが、今回は少し厳しい戦いになるかもしれません。
7枠 7番 ブリックロード
79点
ここにきて力をつけてきた5歳牝馬。近5走すべて門別1200mのA1クラスで戦っており、安定して掲示板に顔を出しています。特に注目したいのは、エスポワールシチー産駒の複勝率41%と高水準な数字に加え、鞍上・桑村真明騎手の複勝率43%。コンビとしての信頼度は高く、堅実な走りが期待できます。 ブリックロードの特徴は、先行から中団につけて、直線でじわじわと伸びてくる脚質。大きな爆発力はないものの、終いは確実に伸びてきており、展開によっては馬券圏内も狙える存在です。 懸念点としては、やはり決め手の不足。直線で突き抜けるタイプではなく、勝ち切るには他馬の凡走や展開のアシストが必要です。また、近2走ではラッキーホープやキャンディドに完敗しており、力関係としてもやや劣る印象。 それでも安定感あるパフォーマンス、馬体維持の面、鞍上の手腕などを考慮すると、穴人気程度であれば積極的に押さえたい1頭。馬券の相手としてはかなり有力です。
8枠 8番 ストリーム
85点
ダノンレジェンド産駒の4歳馬で、勢い・安定感ともに今回のメンバーの中では上位。門別1200mにおける持ち時計1:13.0は優秀で、しかもその時の内容は好位追走からの押し切りという、非常に完成度の高い競馬でした。 岩橋勇二騎手とのコンビも安定しており、複勝率32%に加え、前走のグランシャリオ賞では1000mのスプリント戦で逃げ切り勝ち。スピードの乗りが良く、初速で他馬を圧倒できる点は大きな武器です。 また、当該コースの戦績も[4-1-1-3]と非常に優秀で、舞台適性の高さも特筆すべきポイント。斤量も据え置きで、馬体の増減も安定していることから、コンディション面にも問題はありません。 唯一の不安材料は、差し馬の脚質が有利になりやすい馬場でどうかという点。加えて、逃げ・先行タイプが多く揃っている今回はペースが速くなる可能性があり、末脚勝負になったときの不安が残ります。 とはいえ、全体的な完成度と近走内容からは十分に上位争いできる実力馬。ジャスパーメジャーとの主導権争い次第では、上位独占の可能性もある存在です。
8枠 9番 デステージョ
91点
今開催の本命候補の1頭。ニシケンモノノフ産駒で、1200m戦の相性は抜群。実際にここ3戦では常に上位争いを演じており、前走の「エピファネイア特別」ではドウドウキリシマを突き放して勝利。時計も1:13.1と優秀で、着差以上の完勝でした。 脚質は差しに分類されるものの、位置取りは柔軟で、先行集団を見る形で競馬ができるのがこの馬の強み。ラストの直線では毎回鋭い伸びを見せており、末脚勝負になればかなりの信頼が置ける存在です。 また、鞍上の渡邊竜也騎手は笠松所属ながら、過去に門別での好走歴もあり、馬の能力を引き出せる腕前。複勝回収率310%という異常な数字も注目に値します。 懸念点はやはり外枠。包まれる心配はないものの、前半で置かれてしまう可能性があり、道中の位置取り次第では差し届かずという展開もあり得ます。ただ、それを加味しても現在の充実ぶりと近走の内容は高く評価すべき。 トータルで見ても、安定感・完成度・末脚の切れ味と三拍子そろった好素材。勝ち負け必至の1頭として高評価をつけました。
考察結果
| 順位 | 点数 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 92点 | ④ | ラッキーホープ |
| 2位 | 91点 | ⑨ | デステージョ |
| 3位 | 88点 | ① | ジャスパーメジャー |
| 4位 | 85点 | ⑧ | ストリーム |
| 5位 | 79点 | ⑦ | ブリックロード |
| 6位 | 76点 | ② | ドウドウキリシマ |
| 7位 | 74点 | ⑤ | ケイアイロベージ |
| 8位 | 62点 | ⑥ | イッツクール |
| 9位 | 60点 | ③ | ヨシノヒローイン |
| 1着争い | 2着争い | 3着争い |
|---|---|---|
| ①④⑨⑧ | ①④⑦⑧⑨ | ①②④⑤⑦⑧⑨ |

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