総合推奨一覧(7頭:◎→特)
| 印 | 馬名(馬番) | 短評 |
|---|---|---|
| ◎ | カムニャック(17) | 本命。騎手・調教師・同条件実績のバランスが突出。人気1番手に妥当。 |
| ○ | エンブロイダリー(11) | ルメール騎乗+G1実績・コース傾向で堅い対抗。複勝信頼度高め。 |
| ▲ | セナスタイル(13) | データ上の安定感と距離適性、回収率面でも魅力。中穴候補。 |
| △ | エリカエクスプレス(10) | 武豊の京都2000m成績が強力。先行/逃げ脚質有利なら台頭。 |
| ☆ | ブラウンラチェット(5) | 血統・ローテ・種牡馬傾向で妙味あり。配当狙いのデータ穴。 |
| 注 | ジョスラン(3) | 距離実績と騎手起用で上昇余地。堅実度は中。 |
| 特 | ケリフレッドアスク(6) | 一変警戒の特注。種牡馬と逃げ適性、回収率優位性を評価。 |
以下、各馬についてデータ項目別に詳細かつ具体的に解説します。数字は提示データを参照します。
各馬の詳細採点と選出理由
◎ 本命:カムニャック(17番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝2.2(1番人気) — 市場評価が高く、データと支持が一致。
- 騎手:川田将雅(データ上、京都芝2000mで圧倒的成績)。過去3年コースでの成績は勝率41%/連対率63%/複勝率76%(川田)と突出。
- 調教師:友道康夫 — 秋華賞系統で安定した成績(データ上、友道は当コースで好成績)。
- 枠・脚質:8枠だが、過去10年の秋華賞では8枠の複勝率は低め(3%勝率)だが、過去3年コースデータで8枠は勝率7%/複勝率24%と大きくマイナスではない。脚質は差し傾向で、京都2000mの差しも決まる傾向がある(過去3年:差し系複勝率約24%)。
- 種牡馬 / 母父:ブラックタイド産駒。種牡馬自体は秋華賞過去10年で突出していないが、個体の適性(芝2000mでの実績)と川田+友道のコンビネーションが上回る。
- 前走クラス・距離・間隔:前走G2のローテが多く、近走安定。中4〜6週での好走実績が豊富なこともプラス(データ上、中4〜6週で好走ケース多し)。
選出理由(まとめ)
川田の京都2000mでの圧倒的勝負強さ、友道調教師の安定感、そして市場人気が示す信頼感が揃っているため、本命に据えます。8枠のやや不利感はあるが、騎手力と総合適性でカバー可能と判断しました。
○ 対抗:エンブロイダリー(11番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝6.4(想定2番人気) — 妥当な支持。
- 騎手:C.ルメール — コース成績良好。過去の京都芝2000mでのルメール成績は高い(過去3年のコース騎手データでは複勝率47%など)。
- 前走クラス:G1からのローテ好転(データ上、前走G1組は秋華賞での好成績例が多い)。前走距離は芝2400mの馬も多く、距離短縮でパフォーマンス上昇のケースがある。
- 種牡馬:アドマイヤマーズの実績はコース上で一律ではないが、馬個体の能力とルメールの騎乗で総合力高め。
- 枠・脚質:差し脚質で京都2000mの差し適性を活かしやすい。過去3年のコース脚質データで差しの実績は一定。
選出理由(まとめ)
ルメール騎乗による安定感、G1経験を踏まえた実力、複勝率の高さが買い材料。対抗筆頭の評価です。
▲ 単穴:セナスタイル(13番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝7.6(上位人気) — 市場評価は高め。
- 同距離実績:データで芝2000mでの成績が良い(距離データ:2戦2勝=勝率100%)と極めて直近の距離適性が高い点が最大の魅力。
- コース成績:過去3年コースの種牡馬・母父傾向にも合致。母父ハーツクライの京都適性もプラス。
- 騎手・調教師:騎手の岩田康誠はコースでやや平凡だが、馬自身の距離再現性が高いので“穴そして一変”の期待値が高い。
- 回収率観点:単勝・複勝回収率が優秀な点も配当妙味に繋がる。
選出理由(まとめ)
同距離での再現性(芝2000mでの実績)が群を抜くため、データ上の“一撃力”が強い。上位2頭よりやや信頼度は落ちるが、展開がハマれば上位突入が十分期待できる単穴です。
△ 連下:エリカエクスプレス(10番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝14.0(中人気) — 人気的に妙味あり。
- 騎手:武豊。過去3年の京都芝2000mで武豊は勝率36%/連対52%/複勝60%と優秀な成績を記録。騎手力の恩恵が大きい。
- 脚質:逃げ寄り(過去の脚質データ上、逃げの成績が京都で高く出る時期がある)。京都2000mは先行・逃げが粘れる展開になることも多い。
- 調教師:杉山晴紀 — コースでの成績が良く、過去3年のコース調教師データでも好走例多数。
- 種牡馬/母父:エピファネイア産駒で距離適性あり。コース種牡馬データでも悪くない。
- 回復率:単勝回収率・複勝回収率ともに良好(コース種牡馬回収率含め)。
選出理由(まとめ)
武豊の騎乗を軸に、先行力で上位を狙える。「展開が前有利」なら信頼度が一気に上がるため連下に抜擢しました。複勝圏は堅い可能性あり。
☆ 穴馬:ブラウンラチェット(5番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝33.3(低め) — 人気落ちで配当妙味がある。
- 種牡馬・前走クラス:種牡馬はキズナ、前走はG1組に類似する好走実績(データ上、G1帰りや長距離→2000mで好走例多数)。
- 枠・脚質:3枠の成績(過去10年)では勝率・複勝率が良く、コースでも3枠は悪くない。脚質は先行で京都2000mの一部展開では好走しやすい。
- 斤量・回収率:斤量面での成績・単勝回収率が堅実で、穴としての回収期待値が高い(回収率指標が良好)。
- ローテ:レース間隔(中15週以上など)で好走するタイプが多く、ローテ変化が追い風なら激走の余地あり。
選出理由(まとめ)
人気が落ちる一方で、種牡馬適性・枠脚質のマッチング・回収率の観点から“データ穴”として有望。高配当狙いで押さえておきたい一頭です。
注 注意候補:ジョスラン(3番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝15.2(中位人気) — 過信は禁物だが侮れない。
- 同距離実績:芝2000mでの好走経験があり、距離実績の再現性がある(距離データで複勝率高め)。
- 騎手:岩田望来 — コースでの成績は悪くない(過去3年のコース騎手データで一定の信頼あり)。
- 種牡馬 / 母父:エピファネイア系で距離適性は悪くない。
- レース間隔:中4〜6週での安定実績があるタイプで、調子良ければ浮上する可能性あり。
選出理由(まとめ)
総合順位では上位に届かないが、距離実績と騎手起用、安定したローテが魅力。大崩れしにくい性格なら掲示板圏内は十分に期待できるため「注意候補」として選定。
特 特注候補:ケリフレッドアスク(6番)
総合評価(強調点)
- 人気 & オッズ:単勝35.1(人気薄) — 人気不問で一発警戒。
- 脚質:逃げタイプだが、過去コースの逃げ成功率が高い時期(過去3年の京都2000mで逃げが決まるパターンあり)。逃げがハマれば一発あるタイプ。
- 種牡馬:ドゥラメンテ産駒で一発力あり。データ上、単勝回収率・複勝回収率が非常に高いケースが目立つ。
- 斤量・回収率:斤量別の回収率が高く、狙い目の“高回収率ファクター”を持つ。
- 騎手・調教師:騎手データは平凡だが、馬の個体パフォーマンスとコース逃げ適性で“特注”枠に。
選出理由(まとめ)
人気がなくても種牡馬+逃げ脚質+回収率指標が揃っており、条件が整えば大穴を演出するタイプ。配当妙味を求めるなら抑えておきたい特注馬です。
データ読み解きポイント(当日の着目点)
- 馬場状態:京都の芝状態次第で「先行有利/差し有利」が大きく変わる。先行有利ならエリカエクスプレス、ケリフレッドアスク、ブラウンラチェットにチャンス。差し決着ならカムニャック・エンブロイダリー・セナスタイルが有利。
- ペース想定:逃げ・先行馬が揃えばスローペースの可能性→差し届くか。逆に前崩れの早めハイペースなら先行有利。脚質分布を念頭におく。
- 騎手の仕掛け/位置取り:川田(カムニャック)、ルメール(エンブロイダリー)、武豊(エリカエクスプレス)は位置取りで結果が大きく変わる騎手。特に川田の位置取りは勝負所で効く。
- 枠順の効用:過去データで「3枠/4枠/7枠」が比較的好成績。8枠はやや割引きされるが騎手力でカバー可能。
結論(狙いと根拠の総括)
- 本命(最有力):カムニャック(17) — 騎手(川田)+調教師(友道)+総合的なコース適性。市場支持も厚く、安定度は最上位。
- 対抗:エンブロイダリー(11) — ルメール起用・G1実績・複勝安定。堅めに入る可能性高い。
- 押さえ〜妙味:セナスタイル、エリカエクスプレス、ブラウンラチェット、ジョスラン、ケリフレッドアスク。特にブラウンラチェットとケリフレッドアスクは「回収率・配当妙味」の観点で注目。
よくある質問(FAQ)
Q1:なぜカムニャックを本命にしたのですか?
A1:川田騎手の京都2000mでの圧倒的数字(勝率・連対率・複勝率)と友道調教師の成績が揃い、個体の近走安定性も高いため総合力で抜けています。
Q2:人気のルメール(エンブロイダリー)は堅いですか?
A2:堅いと判断しています。G1実績やコース巧者の傾向、複勝率の高さが根拠です。ただし馬場や展開次第で着順が動くのは留意点です。
Q3:穴馬を買うならどれが面白いですか?
A3:ブラウンラチェット(5)とケリフレッドアスク(6)が配当妙味として面白いです。どちらも人気落ち+回収率系データでの裏付けがあります。
Q4:当日の馬場が悪化したら変わりますか?
A4:はい。馬場悪化(重〜不良)は差し決着が難しくなるため、先行勢(エリカエクスプレス、ケリフレッドアスク等)に有利に働く可能性があります。騎手の対応力も重要です。
Q5:ここに書かれている数値は何を元にしていますか?
A5:「過去10年のレースデータ/過去3年のコースデータ/各馬の過去実績(コース・距離・競馬場・間隔・斤量)」を横断的に集計・比較した上で算出したデータ評価です。

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