はじめに — 富士ステークスを“数字で語る”意味
「富士ステークス」は東京芝1600m、3歳以上別定の重賞。年ごとに顔ぶれ、馬場、展開と大きく条件が揺れる中で、過去10年のデータは“読み解きの鍵”になる。私はこの10年分の結果をひとつの「物語」として眺めたい――数字が語る傾向を追いながら、そこに隠れたドラマ性を浮かび上がらせたいのだ。
本稿では、脚質の変化と血統傾向に主軸を置きながら、「人気と波乱」「世代の力」「騎手・ローテーション」なども絡め、富士ステークスの“今”と“過去から読み取る未来”を探る。なお、2025年の展望や有力馬については除外し、あくまで「過去10年の傾向分析」に徹する。
過去10年の勝ち馬リストと主要データ
まずはベースとして、過去10年の勝ち馬・上位馬とその条件を一覧で整理しておこう。
| 年 | 勝ち馬 | 馬齢 | 人気 | 騎手 | 上がり | 通過順位 | 父 | 母父 | 前走 | 間隔 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | ジュンブロッサム | 5 | 4 | 戸崎圭 | 33.1 | -⑩⑩ | ワールドエース | クロフネ | 関屋記 | 中9週 |
| 2023 | ナミュール | 4 | 1 | Jモレ | 33.8 | -⑧⑧ | ハービンジャー | ダイワメジャー | 安田記 | 5ヶ月 |
| 2022 | セリフォス | 3 | 1 | 藤岡佑 | 33.2 | -⑩⑪ | ダイワメジャー | Le Havre | 安田記 | 5ヶ月 |
| 2021 | ソングライン | 3 | 1 | 池添謙 | 33.9 | -⑧⑦ | キズナ | シンボリクリ | 関屋記 | 中9週 |
| 2020 | ヴァンドギャルド | 4 | 5 | 福永祐 | 34.6 | -⑥⑧ | ディープインパクト | Motivator | 安田記 | 5ヶ月 |
| 2019 | ノームコア | 4 | 2 | Cルメール | 33.2 | -⑬⑫ | ハービンジャー | クロフネ | ヴィクトリア | 半年 |
| 2018 | ロジクライ | 5 | 2 | Cルメール | 33.9 | -②② | ハーツクライ | Machiavellia | 京成杯 | 中5週 |
| 2017 | エアスピネル | 4 | 1 | 武豊 | 35.0 | -③① | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | 札幌記 | 中8週 |
| 2016 | ヤングマンパワー | 4 | 3 | 戸崎圭 | 33.8 | -③③ | スニッツェル | サンデーサイレンス | 関屋記 | 中9週 |
| 2015 | ダノンプラチナ | 3 | 4 | 蛯名正 | 32.8 | -⑭⑬ | ディープインパクト | Unbridled’s Song | 皐月賞 | 7ヶ月 |
この表を見るだけでも、いくつもの“クセ”が浮かび上がってくる。例えば、5歳以上では勝利が少ないこと、3・4歳世代がよく勝っていること。さらに、人気馬が比較的安定して来ている年も多い(=抽選的な波乱は限定的)。
この基本リストを踏まえつつ、以後の見出しで各テーマを紐解いていこう。
枠順・人気傾向の基本パターン
枠順傾向:内枠・中枠の強さ、外枠の逆襲
過去10年の枠別成績を元に、勝率・連対率・複勝率を整理したデータが以下。
| 枠 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1枠 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
| 2枠 | 5.9% | 5.9% | 11.8% |
| 3枠 | 5.9% | 5.9% | 5.9% |
| 4枠 | 11.8% | 17.6% | 29.4% |
| 5枠 | 15.8% | 21.1% | 21.1% |
| 6枠 | 0.0% | 15.0% | 15.0% |
| 7枠 | 0.0% | 9.1% | 36.4% |
| 8枠 | 8.7% | 21.7% | 21.7% |
この数値を読むと、4枠・5枠・8枠あたりが強めという印象が浮かぶ。1~3枠は勝ち切るのがなかなか難しく、7枠は勝利こそないものの複勝圏には入っている例もある(連対は少)。
特に“5枠”の勝率15.8%という数字は目立つ。この枠が相対的に好走しやすいレーンになる年があるということだ。
ただし、こうした枠順傾向は 馬場の状態 や 展開による前後関係 に左右されやすい。そのため、枠順を鵜呑みにするのではなく、脚質や馬場想定と掛け合わせて評価すべきだ。
人気傾向:本命重視か波乱含みか
過去10年の人気傾向も整理しておこう。
| 人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1人気 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
| 2人気 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
| 3人気 | 10.0% | 50.0% | 60.0% |
| 4~6人気 | 10.0% | 20.0% | 33.3% |
| 7~9人気 | 0.0% | 3.3% | 6.7% |
| 10人気~ | 0.0% | 0.0% | 3.3% |
目立つのは、1人気が非常に信頼できる存在であること。勝率40%、連対60%と高水準である。一方で、2人気・3人気にもそこそこチャンスがあり、上位人気馬がしっかり来ている印象だ。
ただし、「10人気~」の中にも複勝圏に突っ込んだ例が1度あり、完全な堅さではなく“端の波乱”もわずかながら警戒が必要だ。
これら枠順・人気傾向を前提に、次項では馬の脚質や展開構造を深く読み解っていこう。
年齢・所属・ローテーション傾向
年齢傾向:3歳・4歳勢の優位性
過去10年の年齢別成績を再掲・読み解くとこうなる。
| 年齢 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 3歳 | 9.1% | 12.1% | 21.2% |
| 4歳 | 15.6% | 28.1% | 31.3% |
| 5歳 | 4.3% | 10.6% | 23.4% |
| 6歳 | 0.0% | 7.4% | 7.4% |
| 7歳以上 | 0% | 0% | 0% |
ここから言える傾向としては、4歳の馬が最も勝ちやすい世代といえる。勝率・複勝率ともに抜きんでており、4歳馬が“旬”の時期を迎えていることがここに表れている。
3歳も侮れず、過去10年で3勝を挙げており、特にトレンドや馬場次第で穴をあけるシーンも見られる。
一方、5歳は勝利例はあるが頻度は低め、6歳以上になるとほぼ馬券圏外になっており、“若さ・勢い”が勝負を決める舞台であると言える。
所属(美浦・栗東)傾向
所属別成績では以下の傾向がある。
- 美浦所属:勝率 6.6%、連対率 14.8%、複勝率 23.0%
- 栗東所属:勝率 7.0%、連対率 12.8%、複勝率 18.6%
勝率では栗東勢がわずかに上回るが、連対率・複勝率では美浦勢が若干優勢に出る傾向もある。ただし、差は小さい。東京で走る舞台だけに、関東所属勢にも有利な適性が働くケースもある。
ローテーション/間隔傾向
過去10年の勝ち馬を見返すと、前走からの間隔はかなりバラつきがある。5ヶ月(半年前)という例もあれば、中9週、5ヶ月、7ヶ月といった“休養明け組”が勝利している。例えば:
- 2023年 ナミュール:前走から5ヶ月
- 2022年 セリフォス:5ヶ月
- 2021年 ソングライン:中9週
- 2015年 ダノンプラチナ:7ヶ月
つまり、中間に大きな調整期間を挟みつつ、良化して出てきた“休養明け”馬が意外と面白い。連戦型よりも、調整期間を有効に使って馬体を整えた勢い馬の台頭傾向は無視できない。
また、前走のレース内容も影響大きく、休み明けで挑む馬が「前哨戦・実績を残した重賞帰り馬」なら、実力と調整の兼ね合いで好走例が多い。単純な直近ローテだけで見るのではなく、「前走内容+調整過程」を重視したいところだ。
脚質の変化と勝ちパターンの推移
本稿で最も重視したいテーマはここ、脚質の変化と勝ちパターンの移り変わりだ。過去10年を通じて、前・中・後のどのポジションが有利だったか、その変化を“年で追う”ことで、富士ステークスがどう進化してきたかを描きたい。
過去10年、勝ち馬の通過順位傾向
まず、各勝ち馬の通過順位を振り返ると以下のような傾向が見える:
- 2015年:-⑭⑬ → かなり後方
- 2016年:-③③ → 中団よりやや前
- 2017年:-③① → 前目
- 2018年:-②② → 先行
- 2019年:-⑬⑫ → 後方
- 2020年:-⑥⑧ → 中団後方
- 2021年:-⑧⑦ → 中団後方
- 2022年:-⑩⑪ → やや後方
- 2023年:-⑧⑧ → 中団
- 2024年:-⑩⑩ → 中団後方
こうしてみると、「前が圧倒的有利」 という時代は少なく、むしろ 中団~後方から差すタイプ が勝つケースが目立っている。特に2019年、2024年などは後方から上がり33秒台を使っての勝利だ。
変化を読む:以前は先行優勢、今は差し・追い込みが台頭
初期(2015~2018年あたり)は比較的先行・中団前目で勝つケースも目立った。たとえば2018年ロジクライは②②通過から押し切る形で勝利。ただし、2019年以降は「後方~中団後方」から追い上げて届くパターンが増えてきている。
これは複数の要因が絡んでいるはずだ:
- 馬場のタフ化
近年、東京芝の高速化・差し馬天国化だけでなく、タフな展開に対応できる能力が問われるようになった。前が飛ばしても後半で息が残らないケースが増えており、「春夏秋の芝に疲れが残る」ような馬場設計も影響している可能性がある。 - レース設計・ペース配分の変化
富士Sが秋のマイル戦で位置取りを争うレースとして定着する過程で、前半のペースが速くなりやすく、結果として後半余力を残した脚を持つ馬が届くようになったと見るべきだ。 - 血統・馬体構成のシフト
差し・追込適性を持つ血統が選抜されやすくなったこと(後述する血統傾向と相関)や、馬体改造技術の向上によって瞬発力や切れ味を備える中団馬が増えたことも影響している。
このように、「昔は先行有利、最近は差し・追込も十分戦える舞台に変貌している」 というトレンドを押さえておきたい。
勝ち上がり脚質タイプ別目安
大まかに次のようなタイプ別脚質を想定できる:
- 追込・差し型:後方から大外を捲って脚を伸ばす。近年の勝ちパターン。
- 中団差し型:中団位置で脚を溜めて、直線で抜けてくるタイプ。安定供給。
- 先行型:前につけて押し切る。条件が嵌れば怖いが近走の傾向では苦戦気味。
このうち、追込・差し型と中団差し型が主流になりつつある。先行型は「馬場軽快」「展開ゆるみ」など特別条件下でしか浮上しにくくなってきた感がある。
今後馬券を組む際には、「前目に出られる能力」も欲しいが、むしろ終いの脚が確実にある「差し脚持続型」が第一候補となる時代に入っているように見える。
血統傾向:父系・母父系が語る“東京マイルの真実”
血統は、富士ステークスのような東京芝1600m戦において最も重要なファクターの一つだ。直線が長く、瞬発力・持続力・スピードの総合力が問われるコース形態のため、血統的な「切れ」と「底力」の両立が求められる。
父系傾向:ディープ系とハービンジャー系の二強時代
過去10年の勝ち馬を父系で分類すると、次のような傾向が見えてくる。
| 系統 | 主な勝ち馬 | 勝利数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ディープインパクト系 | ダノンプラチナ、ヴァンドギャルド、ソングライン | 3勝 | 切れ味と瞬発力に優れる |
| ハービンジャー系 | ナミュール、ノームコア | 2勝 | 持続力と安定感、馬場適性の広さ |
| キングカメハメハ系 | エアスピネル、レイエンダ(2着) | 1勝+2着多数 | スピードと持久力の両立 |
| ダイワメジャー系 | セリフォス | 1勝 | スピード先行型、東京でも安定 |
| ワールドエース・キズナ系 | ジュンブロッサム、ソングライン | 新世代勢力 | “ディープの孫世代”が台頭中 |
こうして見ると、ディープインパクト産駒とその後継系統が依然として中心。2020年ヴァンドギャルド、2021年ソングラインなど、“瞬発力勝負”で差すタイプが多い。
加えて、近年はハービンジャー産駒のようにタフな馬場や持続力勝負で強い血も結果を出しており、馬場傾向と連動して血統の潮流が変わりつつある。
母父傾向:クロフネ・シンボリクリスエス・Storm Cat系が強調
母父を見ると、面白いのがクロフネの存在。ノームコア(2019年)やジュンブロッサム(2024年)といった勝ち馬に共通し、東京の直線で切れ負けしない“パワー型の底力”を伝えている。
また、シンボリクリスエス、Storm Cat、Unbridled’s Songといった米国型スピード血統が好走馬の母父として頻出しているのも特徴的。これは「東京芝1600m=純粋な切れ味だけでは勝てない」ことを物語っている。
つまり、血統トレンドとしては以下のようにまとめられる:
- 父に瞬発力型(ディープ・キズナ・ワールドエース)
- 母父にパワー型スピード血統(クロフネ・Storm Cat系)
この“瞬発×パワー”の配合が、富士Sの理想型といえるだろう。
新時代の兆し:ディープ後継世代と欧州血統の融合
2024年のジュンブロッサムのように、ディープの血を引きつつも欧州系パワー血統を合わせた配合が成功する例が増えている。東京芝が年々“タフ化”しつつある中、純粋な切れ味よりも「最後まで伸びる脚力」が重視される傾向にある。
つまり、血統の視点からも富士Sは瞬発型から総合力型への過渡期を迎えているのだ。
騎手・調教師傾向と勝利の鍵
騎手別成績:東京巧者の存在感
富士ステークスでは、リーディング級の騎手たちが実力を存分に発揮している。
| 騎手 | 勝利年 | 勝ち馬 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| C.ルメール | 2018・2019 | ロジクライ、ノームコア | 東京芝の名手、位置取りと仕掛けが巧妙 |
| 戸崎圭太 | 2016・2024 | ヤングマンパワー、ジュンブロッサム | 関東の安定感、差し馬での勝負強さ |
| 池添謙一 | 2021 | ソングライン | 勝負勘の冴え、展開を読む力 |
| 藤岡佑介 | 2022 | セリフォス | 仕掛けどころを見極めた中団差し |
| 武豊 | 2017 | エアスピネル | 先行型の持ち味を活かす完璧なペース判断 |
ルメールや戸崎などの“東京マイル巧者”は、近年特に高い信頼度を誇る。仕掛けどころが難しいこの舞台では、「直線でどのラインを通すか」が勝敗を分けることが多い。
また、外国人騎手(ルメール、モレイラ、デムーロ)の好走率も高く、富士Sは“技術で勝てるレース”といえる。
調教師傾向:藤原英昭・友道康夫・中内田厩舎が存在感
調教師別では以下の特徴がある:
- 藤原英昭厩舎:ディープ産駒との相性が抜群(ヴァンドギャルド、レッドオルガなど)。
- 友道康夫厩舎:2024年ジュンブロッサムで勝利、調整型ローテに強み。
- 中内田充正厩舎:セリフォスの成功で一気に存在感を示す。
共通するのは、いずれも「仕上げ精度が高い厩舎」。富士Sのように秋の始動戦に位置する重賞では、調教過程の完成度が勝敗を左右するのだ。
騎手×厩舎の黄金タッグ
特に注目したいのが、藤岡佑介×中内田充正(セリフォス)、ルメール×萩原清(ノームコア)、戸崎×友道(ジュンブロッサム)といったコンビ。これらはいずれも「人と馬の呼吸が噛み合った」典型的な成功例であり、富士Sでは騎手の単独力量だけでなく、厩舎との信頼関係が結果を左右することが多い。
番外視点:展開とペースの変遷
前半ラップの変化
2015年~2018年頃までは前半3ハロンが34秒前半~中盤と速く、先行勢がバテる展開が多かったが、2020年以降は「序盤緩く→後半急加速」の形が主流となっている。
これにより、持続的な末脚を繰り出せる差し・追込馬が浮上する流れに。
ペースと勝ち馬の関係
過去の傾向を簡潔に整理すると:
- ハイペース:後方差しが届く(2015・2019・2024年)
- ミドル:中団差し・先行がバランスよく(2017・2021年)
- スロー:前残り(2018年ロジクライ)
つまり、ペースの読みが馬券の分岐点になる。特に、富士Sは「秋の東京開幕後~中盤」で芝が比較的良好なため、前半が速くなりやすい年は差しが台頭するのだ。
過去10年から見えてきた“潮目”とレースの進化
この10年を俯瞰すると、富士ステークスというレースは明確に進化を遂げている。
初期の2010年代中盤は「前が止まらない東京マイル」だったが、近年は脚質バランスが変化し、差し・追込が届くフェアな舞台に。これは単に馬場の変化ではなく、「血統」「育成」「騎乗戦略」がすべて進化した結果だ。
また、世代間の力量差が明確に出る年もあり、3歳馬の挑戦が馬券的にも妙味を生んでいる。
一方で、安田記念組や関屋記念組などの“実績馬”が順当に強さを見せる構図も変わらず、経験値の差が如実に結果に表れる。
総じて言えるのは、富士Sは「才能×仕上げ×展開」が揃った馬が勝つ、完成度勝負の舞台であるということだ。
まとめ:富士ステークス攻略のポイント
- ✅ 脚質傾向:中団~後方差しが主流。先行逃げは不利傾向。
- ✅ 血統:ディープ系×米国型母父が理想。
- ✅ 人気:1~3人気の信頼度高め。
- ✅ 年齢:4歳がピーク、3歳も健闘。
- ✅ 騎手:ルメール・戸崎・藤岡・池添など“東京巧者”が強い。
- ✅ ローテ:休み明けでも走る。調整力重視。
富士ステークスは数字の積み重ねから“今の時代の競馬”を映し出すレースだ。
瞬発力勝負から総合力勝負へ。血統も、脚質も、戦略も、この10年で確実に進化している。
その変化を読み取ることが、次の馬券につながる最大のヒントになるだろう。
FAQ(よくある質問)
Q1:富士ステークスは差し馬しか勝てない?
→ 近年は確かに差し・追込型が主流だが、スロー時の前残りもある。展開と馬場を見極めたい。
Q2:3歳馬は買える?
→ はい。軽斤量と勢いを武器に好走歴多数。特に春のGⅠ経験馬は信頼度が高い。
Q3:休み明けでも大丈夫?
→ むしろ富士Sは「休養明けの仕上がり勝負」。鉄砲駆けする厩舎なら問題なし。
Q4:血統ではどのタイプが有利?
→ 父ディープ・キズナ系×母父クロフネ・Storm Cat系がベストバランス。
Q5:人気薄の狙い方は?
→ 美浦所属の差し馬や、安田記念帰りの調整型が穴を開けやすい。
🏇 結びに
富士ステークスの過去10年は、単なるデータの羅列ではなく、「日本マイル路線の進化」を映した軌跡そのものだ。
数字の奥には、戦略の変化と人馬の努力が確かにある。
今年もまた、新しい潮流を感じさせる一戦になるだろう。

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