石川テレビ杯(ネクストスター金沢TR) 徹底考察
開催日: 2025年9月14日
競馬場/距離: 金沢競馬場 ダート 1400m(発走 17:15)
出典: 出馬表データを基に作成。出馬表(PDF)を参照。
本稿は出馬表(騎手・調教師・種牡馬データ、脚質統計、想定オッズ、過去のレース映像や成績要約)を精査し、出走全頭について能力評価(100点満点)と馬券における期待値評価、詳しい考察理由を記載したものです。人気どおりに重い印をそのまま付けず、データと馬場・枠・陣営・脚質相性などを突き合わせて“勝ち負け・入着に絡む現実的な可能性”を探ります。
金沢競馬場 出馬表 | 2025/09/14 10R :楽天競馬
レースのポイント
- 若い2歳戦(地方)で、前に行ける先行タイプが有利になりやすい1400m。スタート争いと枠順、騎手の前受け判断が着順に直結する。
- 今回は「逃げ・先行」の実績がすでにある若駒が揃っており、脚質バランスが取れている。ただし1400mは差しも届く場面あり、ペース配分(序盤速くならないか)が鍵。
- 騎手力・調教師成績は着順へ直結。特に中島騎手(2)や栗原騎手(8)らの好走率は無視できない。
出走馬別 詳細考察
以下、枠番順に各馬の「能力評価(100点満点)」「期待値(高/中/低+簡易期待値指数)」「詳細理由」を記載します。評価は過去成績、騎手・調教師・種牡馬の相性、枠順・脚質、当該コース実績、想定オッズを総合的に判断したものです。
1枠 1番 ケーズコマクサ
能力評価: 56/100
期待値: 低〜中(期待値指数:0.6)
考察理由(詳細)
ケーズコマクサはフィレンツェファイア産駒、牝馬でまだキャリア浅め。出馬表上の成績・時計を見ると、デビュー戦(900〜1400の混在)でまずまずの走りを見せているが、同条件の上位馬と比較したときに“決め手の鋭さ”が物足りない。騎手は松戸政也騎手で勝率・連対率ともに地方ではまずまずの数字を持つが、トップジョッキーと比べると差はある。調教師は中川雅之調教師で金沢での成績も悪くない(安定感はある)。
脚質は差しタイプの傾向(ラストを伸ばす)だが、1400mで先行勢が多いと序盤のポジション取りで脚を使わされる場面があり、その時点で上位とは差が出やすい。持ち時計は特段速くないこと、馬体重の増減が少なく安定はしているが“上昇幅が読みづらい”のが現状。想定オッズ(単勝20.9倍、複勝5.8-8.9)を考えると複勝狙いの妙味は薄く、3着以内の確度は中位〜低位と判断する。よって点数は過度に評価せず56点。複勝投入はリスク高め。
2枠 2番 エムティジーク
能力評価: 78/100
期待値: 中〜高(期待値指数:1.3)
考察理由(詳細)
エムティジーク(ダノンプレミアム産駒)は実績・持ち時計ともに非常に目立つ。過去2戦のうち、特に1400mにおいて安定した先行押し切り・好位からの粘り込み実績がある点はプラス。騎手は中島龍也騎手で、出走表の騎手成績も高く、金沢の舞台との相性も良い(PDFの過去レースでの着跡が示すように好走例あり)。調教師は佐藤茂師で若手の管理もうまく、勝ち切る能力がある。
種牡馬データ(少頭ながらダノンプレミアムの産駒は結果を出すケースがある)や、脚質が先行タイプで1400mへの適合も良い。想定オッズは5.5倍で人気はそこそこだが、内容面を加味すると妙味ある複勝候補。1400では先行する力が生きやすく、展開次第では押し切りまである。上積みが見込めるため高めの評価で78点。期待値は中〜高。
3枠 3番 リュウノタイタン
能力評価: 74/100
期待値: 中(期待値指数:1.1)
考察理由(詳細)
リュウノタイタンはエスケンデレヤ産駒、前走・前々走の実績が堅実で、先行〜逃げの選択肢があるタイプ。騎手は加藤翔馬で、金沢での乗り方も慣れている印象。持ち時計は1400で悪くなく、1400の短めの流れに対応できる。脚質データ上も逃げ・先行が利く場面が多く、このクラスの展開で前目につけられれば上位に残る可能性は高い。
懸念は、“このメンバーの中での決め手の差”と、外からの差し勢との力関係。だが想定オッズ(4.9倍)を踏まえると過小評価ではなく妥当。ハイペースになれば追走で苦しいが、ペース落ち着けば粘り込みの可能性十分。点数は74点、複勝圏は堅いが単勝妙味は薄い。
4枠 4番 キャンパスレディ
能力評価: 52/100
期待値: 低(期待値指数:0.5)
考察理由(詳細)
キャンパスレディはアニマルキングダム産駒。近走を見ると中団〜後方からの差しで安定性に欠け、展開に左右されやすい。騎手は甲賀弘隆、ここ最近の騎乗成績がさほど高くなく、加えて調教師(菅原欣也)も地方での上位率は平均以下。出走履歴に若干粗さがあり、上位と比べると決め手に欠ける。
1400mで前が崩れる展開にならない限り巻き返しは難しいため、複勝は割引。枠順・テンのスピード勝負に弱い点を踏まえ52点と低め評価。
5枠 5番 ベストダンサー
能力評価: 59/100
期待値: 低~中(期待値指数:0.7)
考察理由(詳細)
ベストダンサー(ファインニードル産駒)はスプリント適性が高い血統だが、1400mになると持久力とペース対応が問われる。騎手は魚住謙心で、個人的には短距離での立ち回り重視の騎乗が期待できるものの、ここでは展開や馬場状態に左右されやすい。前走は900mで好走、900〜1000で強さを出しているが、1400で上位馬と同列に扱うのは注意が必要。
成長力や器用さがあれば向くが、現状は距離延長という観点で評価を抑えて59点。複勝の妙味は限定的。
5枠 6番 カミノメノルカ
能力評価: 82/100
期待値: 高(期待値指数:1.6)
考察理由(詳細)
カミノメノルカはイスラボニータ産駒で、過去のレースでは1400mでの好走実績があり、持ち時計も優秀。騎手は青柳正義で、勝負どころの手綱さばきに安心感がある。調教師は高橋俊之で地方実績も良好。脚質は差し寄りだが、瞬発力と末脚の鋭さが見え隠れしており、展開がハマれば一気に突っ込んでくるタイプだ。
特に評価できる点は「安定した上がり」と「調教や過去成績で示す成長力」。想定オッズは5.1倍と人気を分け合っているが、個人的にはこのメンバー構成で最も入着確率が高い1頭と判断。複勝1点で狙う価値がある(詳細は買い目にて)。上積み考慮して82点と高評価。
6枠 7番 ヤマミダイオウ
能力評価: 48/100
期待値: 低(期待値指数:0.4)
考察理由(詳細)
ヤマミダイオウ(リオンディーズ産駒)はまだ安定感に欠け、前走の内容からも大きな上昇が読みづらい。騎手は米倉知で乗り慣れているが、全体として手応えが薄い。持ち時計も特に目立たず、1400での決め手勝負に対しては分が悪い。調教師(中川雅之)自体は堅実だが、本馬への期待は控えめ。
枠順や脚質からも伸びしろは限定的と判断し48点。複勝投資には向かない。
6枠 8番 ソウルシェイキン
能力評価: 80/100
期待値: 中〜高(期待値指数:1.4)
考察理由(詳細)
ソウルシェイキンはエスポワールシチー産駒で、ダート適性の高さが血統背景からも伺える1頭。ここまでの成績や走破時計を見ても、安定感があり1400mという距離にもしっかり対応してきた。騎手は栗原大河で、金沢競馬場における騎乗数・勝率・複勝率ともに上位で信頼度が高く、騎手データ的にも買える存在。調教師は加藤和義師で、こちらも金沢で実績のある厩舎。騎手・調教師の組み合わせとしては非常に好バランスだといえる。
脚質は差し寄りだが、先行馬の後ろから上手く流れに乗れる自在性を持ち、前崩れの展開にならずとも3着以内に食い込む脚を持つ点が大きな武器。想定オッズは単勝3.4倍(複勝1.4-1.8倍)と1番人気に推されており、過剰人気の可能性もあるが、データ上の裏付けは十分。人気先行というよりも実力評価が伴った妥当な位置付けと考えて良い。
不安要素としては、展開が極端に落ち着いたスローペースになった場合、前残りに屈する可能性があること。ただし、栗原騎手の判断力で中団から上手く流れに乗れればそのリスクも小さい。総合的に「勝ち切りまで含めて信頼できる1頭」だが、オッズ妙味はやや薄いため、能力評価は80点、期待値は中〜高に設定。堅実な軸馬として扱いやすい。
7枠 9番 ノトフェニックス
能力評価: 50/100
期待値: 低(期待値指数:0.5)
考察理由(詳細)
ノトフェニックス(ロゴタイプ産駒)は過去の結果で堅実性があるが大崩れもしないタイプ。柴田勇真騎手が手綱を取るが、金沢1400における決定的な強みは見えにくい。先行〜中団からの位置取りで勝負するが、勝ち切るイメージが湧きにくい。種牡馬の傾向からも大きな上昇が見込めないため評価は控えめ。
想定オッズ(29.2倍)を踏まえると単勝妙味はあるが、複勝に限定した場合は相手強度を考えると割に合わない。50点。
7枠 10番 エムティブレイド
能力評価: 60/100
期待値: 低〜中(期待値指数:0.8)
考察理由(詳細)
エムティブレイド(レッドファルクス産駒)は短距離系のスピードを持つが、ここでの適性は微妙。騎手吉田晃浩は堅実な騎乗をするが、1400でのトップクラスの末脚に欠ける面がある。前走の北海道の短距離戦で結果を出しているが、金沢の1400という流れで先行勢に差される可能性もある。
複勝圏への期待は“展開次第”で、安易に抑えるのはリスクがある。点数は60点で中位評価。
8枠 11番 モーモークローム
能力評価: 46/100
期待値: 低(期待値指数:0.4)
考察理由(詳細)
モーモークローム(カリフォルニアクローム産駒)は現状で1400のベストパフォーマンスが不足。兼子千央騎手の起用はプラスだが、前走の短距離成績から距離延長が合うか不確定。成績の分散が大きく、安定した上位進出は想定しづらい。調教師の指示や仕上がりが良ければ妙味は出るが、ここでは抑え程度の評価で46点。
8枠 12番 ムムターズショコラ
能力評価: 70/100
期待値: 中(期待値指数:1.2)
考察理由(詳細)
ムムターズショコラ(ミスチヴィアスアレック表記は種牡馬欄の記載と混在あり)が想定オッズ2番人気(4.5倍)となっているが、過去の短評を見ると900〜1400で安定した走りを見せており、距離持ちも悪くない。騎手は矢野貴之(ただし出馬表の騎手履歴に0という不整合があるので要注意)で、調教師は高橋俊之。PDFの前走を見る限り前で運べる能力と最後の伸びを持つ。
懸念点は「人気より押し出された場合の配当妙味の薄さ」だが、実力は確かで複勝は堅実な選択肢。点数は70点と中上位。
考察結果一覧
| 馬番 | 馬名 | 能力評価 (100点) | 期待値指数(簡易) | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ケーズコマクサ | 56 | 0.6 | 安定はあるが上位とは差。 |
| 2 | エムティジーク | 78 | 1.3 | 先行力+騎手の好成績で有力。 |
| 3 | リュウノタイタン | 74 | 1.1 | 先行で粘れる。1400適性あり。 |
| 4 | キャンパスレディ | 52 | 0.5 | 展開に左右される差し馬。 |
| 5 | ベストダンサー | 59 | 0.7 | 短距離向き。1400での対応に不安。 |
| 6 | カミノメノルカ | 82 | 1.6 | 最有力候補。安定した末脚と鞍上。 |
| 7 | ヤマミダイオウ | 48 | 0.4 | 目立つ材料なし。 |
| 8 | ソウルシェイキン | 80 | 1.4 | 人気だが実力確か。安定感抜群。 |
| 9 | ノトフェニックス | 50 | 0.5 | 地力はあるが一押しに欠ける。 |
| 10 | エムティブレイド | 60 | 0.8 | 展開次第で届く可能性。 |
| 11 | モーモークローム | 46 | 0.4 | 距離適性疑問。 |
| 12 | ムムターズショコラ | 70 | 1.2 | 安定感あり。複勝圏濃厚。 |
最終結論:購入するべき馬券(複勝1点)
推奨複勝(1点) → 6番 カミノメノルカ(複勝)
なぜ複勝でこの1頭か(選出理由)
- 総合力の高さ:過去成績・持ち時計・調教師・騎手の一体感が高く、1400mでの安定感がある。青柳騎手の手綱さばきで展開に応じたポジショニングが可能。
- 脚質と展開の適合性:差し性能と末脚が本馬のストロングポイント。今回のメンバーを見ると先行争いが激しくなる可能性が高く、ペースに差がつけば後方から差してくる馬の台頭が期待できる。カミノメノルカはまさにそのタイプ。
- 期待値(配当と確率のバランス):想定オッズ(5.1倍)に対して、入着確率は想定より高いと判断。複勝圏(3着以内)入りの確度と配当のバランスが最も良好。
- リスク管理:複勝1点は安全資金配分としての優れた選択。逆に単勝や拡大買いは相手に左右されるリスクが高いためここでは推奨しない。
補足考察
- 想定されるハマりパターン:序盤に極端なスローペースになると、先行馬が粘り込み、差し勢は届かない可能性あり。この場合は 2 エムティジーク、3 リュウノタイタンが有利。
- 想定される逆転パターン:序盤から速いペースになった場合、前が止まり差し馬の台頭(6、12)が起きやすい。上がり勝負になれば 6 カミノメノルカ の末脚が生きる。
- 穴狙いについて:配当狙いなら 1 ケーズコマクサ(複勝帯で妙味)、もしくは 9 ノトフェニックス が狙えるが、どちらも3着以内の確度は低め。資金の一部を薄めに出す程度が現実的。
最後に
このクラスの2歳戦は「成長力」「当日のテンの入り」「鞍上の判断」が着順に直結します。本レースは総合的に見て カミノメノルカ(6番) に最も期待が持てると判断しました。複勝1点での勝負がもっとも合理的で、リスクに対するリターンのバランスが優れているためです。対抗は エムティジーク(2番) と ムムターズショコラ(12番)、前が残れば リュウノタイタン(3番) が粘るシナリオを想定しています。

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