【ローズステークス(GII)】徹底考察 — 2025年9月14日 阪神11R(芝1800m・右外)
出馬表と脚質・騎手・調教師・種牡馬データ、想定オッズを総合して各馬を個別に精査した考察です。
ローズS(G2) 出馬表 | 2025年9月14日 阪神11R レース情報(JRA) – netkeiba
レース概要
日付・場所:2025年9月14日 阪神競馬場 11R ローズステークス(GII)
条件:3歳牝馬・芝1800m(右外)/ 本賞金 1着5,200万円
このレースは秋の女王路線につながる重要トライアル。スピードと瞬発力、立ち回りの上手さが問われるコース設定で、内外の枠差や騎手のコース取りが序盤の展開に直結します。前・先行の馬でも脚をためられる馬が多く、差し・追い込み馬が台頭するケースも増えています。出走馬は春の大舞台経験馬も多く、実力伯仲のメンバー構成です。
出走全馬の詳細考察
以下は各馬について「能力評価(100点満点)」「期待値(馬券上の期待度)」「評価理由」を順に示します。評価は過去成績、脚質適性、騎手・調教師・種牡馬傾向、想定オッズ、休養明け・臨戦過程を総合しました。
1枠 1番 ルージュソリテール
能力評価:68/100
期待値:中〜やや低(複勝期待は余地あり)
考察理由:
- 「先行」脚質統計は勝率・複勝率が妥当で、先行で粘れるタイプ。前走は東京の1800で好走歴があるが、今回斤量55kgで初の実戦での再始動感が強い(4ヵ月半の休養明け)。
- 騎手は横山武史騎手起用だが、横山武史の当該データは今回資料上では少ない(勝ち星など未記載)。好発を決めて内で運べれば粘り込みの可能性あり。
- 調教師(藤原英昭)および種牡馬(ロードカナロア)組成は堅実。休み明けのフレッシュさで前目に付けられれば上位食い込みも。だが高評価をつけにくいのは強力な差し馬が揃う点と実績のピークがまだ一定でない点。
1枠 2番 ミッキーマドンナ
能力評価:76/100
期待値:中〜高(複勝妙味あり)
考察理由:
- モレイラ騎乗(想定)というジャッジが大きい。モレイラが来れば仕掛けどころと直線の伸びは一発を想像させる。過去のフラワーC等での安定した差し脚も評価に含む。
- 調教師は堀宣行、種牡馬はエピファネイア。堀厩舎は状態面の仕上げが巧く、モレイラの手腕と合わされば前が止まる流れで台頭可能。オッズ(想定6.7)は人気と実力がほぼバランスしており、複勝圏到達の期待値は高め。
- 懸念点は長期休養明け(中20週)で実戦感が戻るかどうか。ただしモレイラの巧手でカバーされうる。
2枠 3番 ダンツエラン
能力評価:42/100
期待値:低(馬券妙味ほぼ無い)
考察理由:
- ここ2〜3走での成績は精彩を欠き、想定オッズも大きく示す通り人気薄。団野騎手起用で前走の成績改善の兆しは乏しい。
- 距離やコース適性に疑問符が付き、強力な上位馬相手だと差し切るイメージは薄い。大穴狙いで押さえる程度。
2枠 4番 フェアリーライク
能力評価:73/100
期待値:中(複勝圏の可能性十分)
考察理由:
- 武豊騎手の手綱さばきと、笹田調教師の堅実な仕上げが期待値を押し上げる。芝中長距離で器用さを見せるタイプで、内で運べると直線の伸びが生きる。
- 想定オッズはやや割れているが、展開次第で3着以内に入れるだけの能力は確保している。休養明け・臨戦過程も大きなマイナスはない。
3枠 5番 パラディレーヌ
能力評価:70/100
期待値:中(押さえが必要)
考察理由:
- G1オークス出走歴があり、スタミナ面は問題なし。キズナ牝系で長めの距離適性を持つ。今回中15週と休養明けでの出走だが、前走(オークス)での上位進出歴が評価材料。
- 騎手丹内祐次起用は未知数だが、重賞経験と成長度合いにより好走の余地はある。瞬発力勝負では劣る面もあるため位置取りが鍵。
3枠 6番 ヴーレヴー
能力評価:55/100
期待値:低〜中(大駆け注意)
考察理由:
- 武幸四郎厩舎・浜中騎手で馬は一発の匂いを持つが、想定オッズは大きく割れている。過去にG1で惨敗しながらも展開がハマれば上位もあり得る。
- 種牡馬サトノクラウンの成績面からは芝マイル〜中距離の適性にバラつきがある。自在に立ち回れるタイプならば穴候補にはなるが、安定感を欠く。
4枠 7番 ミッキージュエリー
能力評価:74/100
期待値:中(複勝可能性あり)
考察理由:
- 逃げ馬としての成績が良く、勝率・複勝率が高い点は魅力(逃げ脚質の成績が良好)。中内田厩舎+岩田望来騎手で逃げの経験豊富。想定オッズは6.9。
- 逃げ切る形になれば粘り込み十分。ただし、逃げ争いで脚を使わされると終いが鈍る懸念あり。展開を握れば怖い1頭。
4枠 8番 チェルビアット
能力評価:82/100
期待値:高(複勝本命級の期待値)
考察理由:
- ルメール騎手起用(想定)は非常に強力。G1・NHKマイルでの実績(3着)を持ち、スピードと瞬発力を兼ね備える。ロードカナロア産駒で前・差しどちらでも対応可。
- 高野友和厩舎は馬場適性や仕上げに定評あり。想定オッズ6.2は妥当だが、騎手・調教師・血統のベースを鑑みれば複勝での信頼度は高い。現時点で最も“安全かつ期待値の高い”1頭と判断する。
5枠 9番 タガノアビー
能力評価:60/100
期待値:低(押さえまで)
考察理由:
- 藤岡佑介騎手が騎乗。種牡馬アニマルキングダムは実績が薄く、脚質も差し寄りで位置取りが後ろになりがち。展開の利が必要で、無理に評価を上げづらい。
- 長距離実績が若干あるが、ここでは差し届かない可能性が高い。
5枠 10番 テレサ
能力評価:66/100
期待値:中(展開次第で好配当)
考察理由:
- 松山弘平騎手は小回りや立ち回りに強い手腕を持つ。アドマイヤマーズ産駒で、逃げ・先行の適性がある。小回り阪神1800で上手く立ち回れば食い込み可能。
- 想定オッズ24.0と人気薄。前走等での安定度は十分ではないが、過去の逃げ切り実績がある点を評価。
6枠 11番 カムニャック(本命候補)
能力評価:90/100
期待値:高(上位安定、連対・勝ち負け)
考察理由:
- 想定1番人気(単勝3.8)。川田将雅騎手・友道康夫厩舎の布陣は重厚。オークス勝利等の実績が示す通り、総合力・安定感が高く、距離適性と折り合い、終いのキレを兼備。
- データ面では川田騎手の複勝率・連対率も高く、調教師成績も堅実。脚質は差しで、阪神1800の外回りで最後の伸びが生きる。人気の一角だが妥当な評価。ここでは軸に据えられる存在。
6枠 12番 マトラコーニッシュ
能力評価:58/100
期待値:低(穴扱いで押さえ)
考察理由:
- 池添騎手+池添学調教師の組で一定の成績はあるが、想定オッズは大きく割れている。中長距離での安定感はあるものの、このメンバー相手では上位に飛び込むには条件が揃いづらい。
- ただし種牡馬サートゥルナーリアの影響で瞬発力が出る場合は注意。
7枠 13番 アイサンサン
能力評価:44/100
期待値:低(押さえ不要)
考察理由:
- 人気薄(想定71.7)かつ直近での重賞実績は乏しい。田山騎手は経験が浅く、好走に必要な立ち回りしてくるかは不透明。大波乱を起こす材料が見当たらない。
7枠 14番 セナスタイル
能力評価:52/100
期待値:中〜低(穴なら押さえ)
考察理由:
- 安田翔伍厩舎で岩田康誠騎手を配し、一瞬の脚を持つタイプ。ただしクラス上の相手と比較すると脚の持続力に課題。想定オッズ22.7で妙味はあるが、安定度は低め。
7枠 15番 タイセイプランセス
能力評価:46/100
期待値:低(大穴狙い向け)
考察理由:
- 馬体重・短評、実績ともに上位には見劣る。リアルスティール産駒の良さはあるが、このメンバーで3着以内を常に狙えるレベルではない。
8枠 16番 コンドゥイア
能力評価:40/100
期待値:低(押さえ不要)
考察理由:
- ほとんど目を見張る実戦データがなく、騎手・調教師まとまりも薄い。人気も想定で離れているため、買い目には入れづらい。
8枠 17番 ランフォーヴァウ
能力評価:50/100
期待値:低〜中(逃げ・先行想定で展開利があれば)
考察理由:
- 横山典弘騎手起用はプラス。休み明け長め(6ヶ月半)で状態が戻れば先行粘り込みの可能性あり。ただし、実績の安定感は中位レベル。人気も薄く妙味は少ない。
8枠 18番 ビップデイジー
能力評価:54/100
期待値:低〜中(押さえで)
考察理由:
- 西村騎手は堅実で、松下調教師の管理で状態面は期待できる。だが大舞台での突出した実績は乏しく、上位進出は展開次第。種牡馬サトノダイヤモンドの影響で距離対応は悪くないが、決め手に欠ける面がある。
考察結果一覧
- ◎(一番信頼):11 カムニャック — 能力評価90(想定1人気)
- ○(有力):8 チェルビアット — 評価82(想定2人気)
- ▲(穴〜連下):2 ミッキーマドンナ — 評価76(想定3人気)
- 注:7 ミッキージュエリー(逃げ粘り警戒)、5 パラディレーヌ(距離持つ)、10 テレサ(立ち回り一発)
- 軽視:3 ダンツエラン、13 アイサンサン、16 コンドゥイア、15 タイセイプランセス、12 マトラコーニッシュ(凡走リスク高め)
| 馬番 | 馬名 | 能力評価 |
|---|---|---|
| 1 | ルージュソリテール | 68 |
| 2 | ミッキーマドンナ | 76 |
| 3 | ダンツエラン | 42 |
| 4 | フェアリーライク | 73 |
| 5 | パラディレーヌ | 70 |
| 6 | ヴーレヴー | 55 |
| 7 | ミッキージュエリー | 74 |
| 8 | チェルビアット(複勝推奨) | 82 |
| 9 | タガノアビー | 60 |
| 10 | テレサ | 66 |
| 11 | カムニャック | 90 |
| 12 | マトラコーニッシュ | 58 |
| 13 | アイサンサン | 44 |
| 14 | セナスタイル | 52 |
| 15 | タイセイプランセス | 46 |
| 16 | コンドゥイア | 40 |
| 17 | ランフォーヴァウ | 50 |
| 18 | ビップデイジー | 54 |
馬券(複勝)推奨:1点買い
推奨馬:8 チェルビアット(複勝)
選出理由(簡潔):
- 騎手効果:C.ルメール騎手起用は大きなプラス(騎手の複勝安定率が高く、阪神外回りでの位置取り・追い出し判断が的確)。
- 実績と適性:NHKマイルでの上位入着歴など、スピード・キレの裏付けがあり、阪神1800mの瞬発戦でも通用する。
- 調教師と血統:高野友和厩舎の管理とロードカナロア産駒の瞬時の切れは短中距離で強力。
- オッズと期待値:想定オッズ6.2は過度の人気にも見えない。複勝での回収と的中期待のバランスが良く、特に鉄砲明けでも実績のあるタイプで立ち回り次第で複勝圏は堅いと判断。
- リスク対策:本命カムニャック(11)は強いが単勝人気で過度に割れる犯罪的低配当の危険がある。複勝1点で堅実性と期待値を両立するには8番の選択が合理的。
補足・買い目の狙い方
- 複勝1点(本命):8番 チェルビアット(想定複勝オッズ 1.8〜2.3)
→ リターンは過度に大きくないが、的中確率と期待値のバランスで最も合理的。 - リスク許容が高い方へ(任意):8番の複勝をメインに、押さえで11番カムニャックの複勝を少額買うのは現実的(本命の取りこぼしを防ぐ保険)。ただし総投資は自己管理で。
最終まとめ
- 実力上位は11カムニャック。勝ち負けの期待は高いが、単勝妙味は小さい。
- 総合バランスで本命に推せるのは8チェルビアット。騎手・調教師・血統の相性がよく、複勝の期待値が高い。
- 穴で面白いのは逃げ馬の7ミッキージュエリー、位置取り次第で粘り込みがあり展開次第で激走の可能性。
- レースは展開(逃げ先行の消耗 vs 差し追い込みの隊列形成)で大きく結果が変わるため、当日の馬場傾向と発走直前の枠順確定後の隊列を再度確認することが重要です。

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