京都ダ1800。季節の匂いが混じるこの一戦は、脚質・枠・血統・ローテーションの噛み合わせがそのまま結果に出やすいレースです。出馬表を精査し、過去10年の傾向と当日のローテ・馬体・騎手配置を照合したうえで「本命〜注」まで7頭をピックアップしました。各馬についてなぜ当てはまるのか?をできる限り詳しく解説します。
本命〜注:7頭一覧
| 印 | 馬名 | 主要理由 |
|---|---|---|
| ◎ | アウトレンジ | 平安S勝ち・帝王賞2着の実績。栗東・安定のローテと外枠からの運びの良さ。 |
| ◯ | ダブルハートボンド | 牝馬ながらここ数戦の連勝・安定感。上がりを使える中団ポジションが理想。 |
| ▲ | ロードクロンヌ | マーチS・平安Sでの接戦実績。外回りで前が崩れれば差し切る脚あり。 |
| △ | ペリエール | エルムS勝ち、近2戦連勝と勢い。馬場軽重でも対応可能な脚質。 |
| × | サイモンザナドゥ | シリウスS2着など安定。だが位置取りや展開に左右されるタイプ。 |
| ☆ | レヴォントゥレット | 日本テレビ盃・BSN賞での好走あり。突如の切れ味が出れば一発。 |
| 注 | シゲルショウグン | 先行押し切りタイプ。ペースが落ち着けば浮上の可能性。 |
◎:アウトレンジ(9番) — 貫禄と実績の総合力が本命の理由
アウトレンジは直近の平安ステークス勝ちや、今年の帝王賞で2着といった重賞での実績が光ります(平安S1着、帝王賞2着)。出走馬全体を俯瞰したとき「ダート1800〜2000mでの安定感」「競り合いに強い脚持ち」「栗東所属で関西コース巧者」という条件が揃っているのが最大の強みです。実績面だけでなく、近走の走りぶりを見ると中団の位置からしぶとく伸びる脚質で、京都の外回り1800でも自然と好走圏に入るイメージが持てます。
また騎手は松山騎手と継続騎乗。馬の行きっぷりを知る鞍上がいる点は高評価。過去10年の傾向から「中団から上がりをまとめられる馬」が結果を残すケースが多く、アウトレンジはまさにそのタイプです。よって最有力、本命に推します。
◯:ダブルハートボンド(12番) — 牝馬の安定感と距離対応力が魅力
ダブルハートボンドは今年、連勝でOPや3勝クをこなしており、勢いと安定がある牝馬です。ここ数戦はほぼ同じようなローテ(中2〜中4週)で使われて好成績を残しており、状態面の安心感があります。舞台適性としては「ダ1800で先行・中団から持続力を生かす」タイプで、上がりがかかる展開になれば一気に浮上してくるでしょう。牝馬で軽い斤量(55kg)というアドバンテージも見逃せません。
過去傾向で「外枠差し有利」「上がりを要する年に中団の瞬発力が効く」という年があり、ダブルハートボンドはそこに合致します。対抗評価としました。
▲:ロードクロンヌ(6番) — 関西巧者、実績の裏付けで単穴評価
ロードクロンヌはマーチS・平安Sでの好走歴があり、ここ数戦の成績も安定しています。特に京都・阪神での競馬経験が豊富で、外めの枠からでも二の脚を使ってポジション獲得が可能なのが強みです。前走の上がりや通過順位を見ると終いの切れがあるタイプで、ハイペースになった場合に差し脚が生きるシーンも想定できます。
「本命・対抗の後ろで脚を溜め、展開が向けば突っ込んでくる」典型的な単穴パターン。馬体と鞍上の安定感を評価してここは▲。
△:ペリエール(14番) — 勢い重視で連下に確保
ペリエールはエルムSを含む近走勝ちがあり、勢いがある現状馬です。叩き合いのなかでの粘りや直線の脚は確かで、馬場が渋った場合でも力を発揮する適応力がある点を評価しました。
ただ、展開次第では前が止まらないシナリオもあり得るため、まずは連下(△)での押さえが妥当。だが「当日の流れ」と「馬場」を味方につければ上位食い込みは十分あり得ます。
×:サイモンザナドゥ(5番) — 実力はあるが位置取りと展開に不安
サイモンザナドゥはシリウスS2着、ローカルの3勝クで好走を続けている安定株。しかし過去ラップや通過順位をみると、やや中団〜後方に構えることが多く、展開が締まったときに上手く差し切れるかが鍵になります。京都の外回りでロスなく運べれば怖い存在ですが、今回は能力は認めつつも展開面でマイナスの可能性があるため「×」評価に。押さえは必要ですが、本線には据えにくい、という判断です。
☆:レヴォントゥレット(11番) — 爆弾候補。条件が嵌れば大仕事
レヴォントゥレットは日本テレビ盃2着やBSN賞3着など、条件次第で上位に来るタイプ。短期の叩きや立て直しで一変するケースがあり、「展開×馬場×仕掛けタイミング」が揃えば大きな爆発力を持つ点を重視しました。
したがって本線から外れるが、押さえとしては「爆弾(☆)」にふさわしい。妙味を取るならココです。
注:シゲルショウグン(7番) — 先行一発の可能性(軽め評価)
シゲルショウグンは近走で先行して押し切るパターンの競馬が目立ちます。テンがあまり速くならず、前残りの流れになった場合は突っ込んでくる可能性あり。ただし、近年のこのレースは外枠差しや中団差しが決まる場面も多く、展開が向くかどうかが極めて重要です。可能性は低めながら、1発があるため「注」としました。
最終まとめ — 「どんな馬を本線にすべきか?」
過去10年の傾向に照らすと、みやこステークスは次の条件が揃った馬が最も信頼できる結論になります。
- 関西(栗東)所属で京都・阪神のダ1800〜2000に実績がある馬
- 中団〜外から運べ、上がり36.5〜37.5秒台の末脚を持つ馬
- 中2〜4週の好ローテ、あるいは叩き2戦目で状態が安定している馬
- 父系・母父にダート適性(Bold Ruler系、Mr.Prospector系、あるいは中距離適性のサンデー系の耐久力)がある馬
今回のピックで言えば、◎アウトレンジが上記条件を最も満たし、実績・騎手・ローテすべてに安心感があるため「最有力」。対抗は安定感あるダブルハートボンド(◯)、単穴にロードクロンヌ(▲)。勢いと当日状態次第でペリエール(△)とレヴォントゥレット(☆)が大仕事をする可能性あり、サイモンザナドゥ(×)は展開待ち、シゲルショウグン(注)は先行一発のシナリオに注意、という判断です。


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