予想の方針（データ分析の観点）
過去10年：枠は2枠・6枠・8枠の成績が比較的安定、脚質は「差し」が多いが逃げの回収率が高いケースもあり。種牡馬ではロードカナロア系とディープ系、モーリスの実績が目立つ。前走クラスはG3/G1出走組が多く、前走距離は1600m・1200m・1400mに分散。レース間隔は中4〜6週・中15週以上それぞれ勝ち実績あり。
京都芝1400m（直近3年）：内〜中枠の勝利例が多い一方、7枠の好走率も高め。脚質は差しが多数だが先行（特にコース適性のある先行馬）が好走するケースも散見。種牡馬はロードカナロア、モーリス、ミッキーアイルが好相性。調教師・騎手データも複合的に評価しました。
◎ 本命：アルテヴェローチェ（10番）
アルテヴェローチェを本命に推す最大の理由は、種牡馬モーリスのコース適性と直近データの高勝率、および過去10年・近3年の「前走1600m→京都1400m」ローテでの安定実績です。過去データではモーリス産駒が京都1400mで複勝率30％前後、単勝回収率100％超と高い回収率を示しており、瞬発力と立ち回りが求められるこのコースにフィットします。枠は5枠で過去の同枠成績は安定（勝率・連対率ともに平均以上）、脚質は差し有利の流れに乗れる位置取りが可能。騎手データは過去実績で突出してはいないものの、調教師（須貝尚介）の長期的な管理と追い切りの仕上げでレース当日の状態維持が期待できます。前走が1600mで好走歴があり瞬発力を維持したまま1400m短縮に対応できる点もハマります。オッズの観点からも人気と実力のバランスが良く、単勝〜馬連の軸として信頼度高めです。
○ 対抗：グレイイングリーン（16番）
グレイイングリーンを対抗に選んだ決め手は、種牡馬ディープインパクト系の京都1400mでの高い複勝率（過去データで複勝率40％近く）と池江泰寿厩舎のコース適性管理力です。過去3年のコースデータでディープ系の母系や配合が連対率・複勝率ともに高く、特に1400m前後でのキレを活かせる点は強調材料。レース間隔は中4〜6週の実績が良好な馬が勝ち切ることが多い一方、グレイイングリーンは間隔調整が利けば短距離戦の鋭い伸びを見せるタイプ。枠は8枠に入る可能性がありますが、過去の8枠実績が一概に不利とは言えず、むしろ外から差し切る展開がハマれば上位食い込み十分。騎手の仕掛けどころと最終追いの動き次第で逆転可能な実力馬で、馬連・ワイドで押さえておきたい一頭です。
▲ 単穴：アドマイヤズーム（14番）
アドマイヤズームは友道康夫厩舎の好成績、そして過去3年の京都1400mで「先行→粘り込み」が効いた事例が多い点を重視して単穴に指名します。データ上、アドマイヤズームの枠・脚質（先行）が京都1400mに合致しており、母父ハーツクライ系のバッグもコース実績が良好（母父ハーツクライは複勝回収率が高め）。騎手・坂井瑠星のコースでの連対率も高く、仕掛けのタイミングが巧みなことから内でロスなく運べれば上位争いは堅いです。種牡馬モーリス系の安定したパワーと、調教師のローテ調整が噛み合えば、人気の盲点になりやすいが侮れない存在。展開次第では上位固定の一角となりうるため、複勝・単複少額勝負向きの単穴評価です。
△ 連下：ダンツエラン（13番）
ダンツエランを連下に据えた理由は、本田優厩舎の京都短距離での強さと、過去3年のコースでのロードカナロア系の巧者ぶりがあるためです。データでは本田厩舎の短距離適性（勝率・複勝率が高い）と、ダンツエラン自身の母父Into Mischiefの瞬発力が京都1400mの直線にハマる傾向があります。枠は7枠の可能性が高く、直近3年では7枠の好走例も目立つため外枠を活かした差し・追込みが期待できます。前走クラスや間隔はやや不安定な面もあるが、実戦巧者の調教師裁量でローテが整えば一発の魅力大。配当妙味を狙う馬券のヒモ穴としては有力です。
☆ 穴馬：シュタールヴィント（9番）
穴馬としてシュタールヴィントを選んだ理由は、種牡馬ロードカナロア系の京都1400m適性と、矢作芳人厩舎の枠順・調整の巧さ、さらに母父ディープインパクト系の裏付けがあるからです。過去データではロードカナロア産駒がこのコースで安定した連対率を出しており、特に中〜内枠で展開に恵まれたときの回収率が高い点に注目。騎手・矢作調教師コンビはコース取りが上手く、想定ペースで差しが決まりやすいここ数年の京都1400m傾向に合致します。前走が1200mで速いラップに対応していれば、1400m延長で息が入る分だけ伸び脚を見せる可能性があるため、三連系のヒモや単勝少額の妙味狙いに最適な穴馬です。
推奨馬券構成（配分アイデア）
- 本命◎軸の馬連流し（◎→○▲△☆） — 中心に据えて堅めに。
- 三連複フォーメーション（◎-○-▲△☆） — 穴の絡みで高配当期待。
- 単勝少額：◎アルテヴェローチェ。複勝少額：▲アドマイヤズーム、☆シュタールヴィント（遊び）
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