2025年9月9日 門別10R【グランシャリオドリーム56(C4−2)】無料競馬予想

グランシャリオドリーム56(C4-2・門別1200m)徹底考察

狙いどころは“速いだけじゃない”——近走の脚質傾向、騎手・調教師の勝ち筋、そして種牡馬ごとの門別ダート適性までを多角的に突き合わせ、数字の裏側に潜む“買いの理由/消しの理由”をあぶり出す。人気サイドに寄りかかるだけの凡庸な見立ては封印し、回収と的中のバランスを取る実戦的な結論にまとめる。舞台は門別1200m外回り。ナイターでラップが緩まず、先行勢の粘りと番手差しの押し上げが同時成立しやすい一戦だ。レース当日の番組は門別競馬場 出馬表 | 2025/09/09 10R :楽天競馬


レース情報とトラックバイアスの前提

門別1200m外は“出して行けるかどうか”がすべてではない。序盤の2Fが締まり、直線入口で一旦隊列が伸び切ると、惰性だけでは押し切れず4コーナーで“脚を残せた先行馬”と“外から長く脚を使える差し馬”の二極になりやすい。今回のメンツを脚質データで俯瞰すると、先行型:1・2・7・8・11番/差し型:3・4・5・6・9・10・12番と、先行が6頭・差しが7頭でほぼ拮抗。ラップ想定は前半34秒台後半~35秒前半、後半は12.7~13.0の鈍化を見込むバランス。先手争いは①エクストラチャージ、⑧ジンガブリッツ、⑪ヤマニンラリアンスの出脚が鍵で、“前半やり合い→番手外の差しが刺す”シナリオまで想定したい。

人気想定は①エクストラチャージ2.0、⑫カーヌスティ2.5、③フクノジョヴァンニ4.0、⑧ジンガブリッツ20.1…と続く。1~3番人気が強固に見える一方で、回収という観点では③と⑧、二段落ちで⑦・⑩あたりの妙味も無視できない。


1枠1番 エクストラチャージ|“人気の軸”か“取りこぼしの核”か

能力評価:82点/100
期待値:C(フラット)

評価理由(詳細)
人気の中心になるのは自然。石川倭×米川昇という門別の勝ち筋コンボは、騎手の直近集計で勝率20%・複勝率52%と数字も一流(騎手データより)。加えて米川厩舎も勝率17%・複勝率42%と“仕上げて出す厩舎”の代表格。脚質は先行で、ここもスッとポジションを取りに行ける馬。問題は“1200mの純スピード戦における裏付け”だ。直近で目立つのは8/28門別1700mで2着(1:53.2)と中距離寄りの内容。1200mに直結する門別での持ち時計は未計測に等しく、JRA時代含めても1200は1:13.7(中山良)程度。C4なら足りるラインだが、“1200m短縮でのテン対応”と外から被された時の型の少なさがリスクとして残る。

血統・適性の視点
父Maclean’s Musicはダ短距離で前向きさが勝るライン。日本の地方1200で噛み合えば強いが、当馬はテンの二の脚にやや課題。それでも先行総数が多くテンが流れれば、番手内で脚を溜めて抜け出す形は描ける。石川倭騎手の先行維持→直線まで“追い出し待ち”が利くタイプの乗り方にも合う。

オッズと期待値
単2.0想定は“勝ち切る確率”との比較で旨味が薄い。能力82点に対し、期待値はC評価。単系で厚く勝負するより、複系でリスクヘッジが妥当。隊列が速くなり過ぎた場合、外差しに屈するシナリオは常に内包する。

結論メモ
人気の軸足にはなるが、“頭固定”は危険寄り。買うなら複勝厚め/単勝は配分内の最小限で。


2枠2番 リックトメンマ|格下からの転入で一変はあるか

能力評価:58点/100
期待値:D(低め)

評価理由(詳細)
岩手からの転入組で、若杉朝飛▲52kgは魅力。斤量アドバンテージと先行脚質がハマれば残り目はある。とはいえ、騎手の直近成績は勝率2%・複勝率8%に留まり、森山雄大厩舎の勝率5%・複勝率22%も控えめ。ゼンノロブロイ産駒の地方ダ1200短距離は本質的に“中距離寄りの持続”が勝る傾向で、テン速が強い舞台では分が悪い。前走までの岩手1200で1:15台~1:17台と平凡、門別のC4-2で好位から押し切るには数字の裏付けが一歩足りない。

レース像との整合
テンが流れた際に先行ラインの中でも踏ん張りが利きづらいタイプ。コーナーワークは悪くないが、直線での再加速に時間を要する。スンナリ行ければ粘り腰は出せるものの、①⑧⑪とのポジション争いで脚を使わされたら5~6番手の内で窮屈になって苦しくなる。

オッズと期待値
想定単勝365.5倍は“夢馬券”だが、来るなら2~3着の残り目。単系・複系ともに資金効率は低いと判断。期待値Dで、基本は消し寄りの評価。


3枠3番 フクノジョヴァンニ|本命党より“妙味派”の大本命

能力評価:86点/100
期待値:A(高い)

評価理由(詳細)
ルヴァンスレーヴ産駒の地方ダ短距離成績は優秀。種牡馬データでも勝率28%・複勝率60%、単回355%・複回162%と破格の妙味。加えて桑村真明×角川秀樹ラインは門別で勝率16%・複勝率42%(騎手)×厩舎複勝率46%の“勝負型”。前走8/26門別1200で逃げて1:15.7(良)・0.4差はC4として十分な合格点。スタート後に出して行ける脚があり、かつ終いも止まらない“持続の逃げ/先行”ができるのが美点だ。

レース像との整合
今回も内の①が出脚で競るが、③が同等のダッシュを決めつつ、隊列が固まる前に“楽にハナor番手外”を確保できれば、直線は押し切り濃厚。①が1700型の持続脚で“待ち”の競馬になるのに対し、③は1200型の先行圧。テンの2Fで優位に立てる。後半は12秒後半の我慢比べだが、ルヴァンスレーヴの底力と桑村の仕掛けタイミングなら、ラスト1Fでの二枚腰が期待できる。

オッズと期待値
想定4.0倍は強めの本線にできる水準。能力86点、期待値A。人気の①・⑫に被る票を逆手に取り、単妙味はこの馬が最上位。複でも厚めに組める安定感がある。


4枠4番 ハナレタクナイ|堅実だが“あと一歩届かない”壁

能力評価:64点/100
期待値:C-(やや低め)

評価理由(詳細)
差し脚質で追って味があるが、門別1200では1:15台後半~1:16台のゾーンがボリューム。阿岸潤一朗☆54kgで軽く乗れるのはプラスだが、騎手成績は勝率5%・複勝率20%で突出感はない。近走は8/26門別1200 1:16.8(10番人気で善戦)→8/14 1:16.1→7/31 1:16.8→7/17 1:16.2と、終いは確実でもトップスピードが一枚落ちる。好走ゾーンが“展開の後押し+前崩れ”で、今回のメンバー構成だと先行の質が高く、4角で“押し上げの外ロス”が大きくなるのが泣き所。

血統・厩舎の補足
父レーヴミストラルは中距離寄り。川島洋人厩舎(勝率10%)は仕上げ安定だが、一変のギアは多くない。内々で脚を温存→直線で内ラチ沿いを捌くのが唯一の強調材料。渋って時計がかかる馬場なら浮上余地はあるが、“良~やや速め”の想定では3列目評価に留めたい。

オッズと期待値
想定899.8倍はさすがに過小評価すぎる面もあるが、勝ち切る絵は薄い。3着ヒモで少点数拾うなら理解、本線の単・複には不要。期待値C-。


5枠5番 エースオブハーツ|“タルマエ×内田系”の持続だが、決め手不足

能力評価:63点/100
期待値:C(フラット)

評価理由(詳細)
ホッコータルマエ産駒は地方ダの王道血統で、種牡馬データも勝率20%・複勝率43%と手堅い。田中淳司厩舎(勝率18%・複45%)の仕上げ力も強力だが、今回の鞍上は▲52kg(藤田凌駕)予定。キャリア浅めで、テンからの“押して出して”の精度に不安が残る。近走は7/1門別1200で1:15.2(稍)の自己ベストがある一方、直近は1:16.4→1:16.9→1:16.2→1:16.1とやや頭打ち。道中で脚を使わされると、ラストで伸び切れないのがパターンだ。

レース像との整合
差し脚質で、中団の外に構える形が濃厚。③⑧⑪が作る前〜中盤の流れに乗じて4角で押し上げ→3着内拾いは十分あるが、勝ち切りのパンチは不足。外々を回すロスがそのまま着差に直結するタイプで、馬券構築上は“複で薄く、単はケチる”のが正解。

オッズと期待値
想定191.6倍は“紐の遊び”なら妙味。能力63点・期待値C。3連系なら相手候補だが、本戦枠(単・複)では複わずかに抑えるかどうかのライン。

5枠6番 マロガレ|未知数の一頭だが“試金石”の一戦

能力評価:52点/100
期待値:D+(低め)

評価理由(詳細)
戦績の浅さからサンプル不足の馬。小杉亮騎手(直近10戦0勝)とのコンビは数字的裏付けが弱く、川島洋人厩舎(勝率10%・複勝26%)も堅実だが爆発力に欠ける。血統的にはクリエイターII産駒で、データ上は勝率8%・複勝率35%と“差しで嵌れば一撃”タイプ。ただし、ここまでのレース内容は出遅れ気味→後方でジリ脚の傾向が強く、持ち時計(1200mで1:17台)も上位と比べて遅い。

展開適性
差し脚質で後方待機濃厚。今回は前が速くなる想定だが、差し込み隊列の中でもさらに後方になりそう。4角15秒台の脚で押し上げられるならチャンスはあるが、門別外回り1200mで“後ろからすべて差す”のは至難。掲示板争い程度が現実的。

オッズと期待値
想定227.4倍と超大穴。来るとすれば3着流れ込みだが、単系・複系ともに資金効率は薄い。期待値はD+評価で、今回は静観が妥当。


6枠7番 ヴィトーリアヘーザ|ラニ産駒の“ワンパンチ”を警戒

能力評価:68点/100
期待値:B-(やや高め)

評価理由(詳細)
父ラニは地方短距離で“当たれば大化け”の血。データ上も勝率10%・複勝率46%、単回263%と妙味に直結している。鞍上は阿部龍騎手(勝率10%・複勝率34%)で、ここは実績十分。厩舎は柳澤好美(勝率2%・複勝率10%)と数字的には厳しいが、低勝率厩舎×穴血統×実力騎手の組み合わせは“隠れ妙味”を生む。近走成績は冴えないが、8/14門別1200で1:15.9(稍重)をマークしており、展開がハマれば十分勝負圏。

展開適性
先行脚質を活かし、番手外〜3番手追走が理想。前が速くなれば一緒にバテるリスクもあるが、ラニ産駒特有の二枚腰を活かせば“最後にもうひと伸び”がある。実際にラニ産駒は外差しが効く展開で一撃が多いため、今回の隊列なら拾う価値あり。

オッズと期待値
想定89.7倍は“軽視され過ぎ”の印象。能力68点・期待値B-と、大穴枠では面白い。複勝一点でもリターン大きく、資金配分で“複厚め”を検討したい。


6枠8番 ジンガブリッツ|オルフェ産駒のムラ駆けに一撃期待

能力評価:74点/100
期待値:B+(高め)

評価理由(詳細)
血統はオルフェーヴル産駒。地方短距離では波があるが、複勝率29%と“ハマったときの破壊力”は魅力。鞍上は松井伸也騎手(勝率5%・複勝率19%)と数字は控えめ。ただし、佐久間雅厩舎(勝率11%・複勝率26%)は短距離で“仕掛け一発”の勝負がある。近走では8/28門別1200で1:16.6(稍重・5着)があり、持ち時計的には上位に見劣りしない。

展開適性
先行脚質で、出脚次第では①③⑪の直後ポジションを取れる。スムーズに3列目外を追走できれば、直線で前が止まったときに外から差すシナリオが浮かぶ。反面、スタートの安定感が課題で、出遅れると追い込みに回され凡走するリスクも高い。ムラ駆けタイプだが、展開一致で一発は十分ある。

オッズと期待値
想定20.1倍は中穴。能力74点・期待値B+で、妙味ゾーンの最上位候補。人気馬①⑫の“逆転候補”として積極的に狙いたい。


7枠9番 ハビビ|地味だが複妙味の一角

能力評価:71点/100
期待値:B(安定)

評価理由(詳細)
父トビーズコーナーは地方適性が高く、データでも勝率10%・複勝率38%、複回124%と実に堅実。鞍上は小野楓馬騎手(勝率9%・複勝率32%)で、小野望厩舎(勝率11%・複勝率35%)とのコンビは“堅実型”の典型。近走は大崩れせず、7/24門別1200で1:16.3(良・3着)をマークしており、脚質差しからでも展開にハマれば馬券圏内常連。

展開適性
差し脚質で後方〜中団外からの競馬が濃厚。今回の流れは速くなりそうなので、展開的にはプラス。直線で脚を使えるが、伸び切るまでに時間がかかるロングスパート型。勝ち切るイメージは薄いが、複系で安定して拾えるタイプ。

オッズと期待値
想定67.8倍は過小評価気味。能力71点・期待値Bで、複勝1点狙いの妙味大。単は薄く、複厚め推奨。


7枠10番 ウナトライオン|人気薄でも“服部茂史の腕”で浮上余地

能力評価:66点/100
期待値:B-(妙味あり)

評価理由(詳細)
父コパノリッキーは地方短距離の鉄板血統。データでも勝率14%・複勝率38%と信頼性高い。鞍上は服部茂史騎手(勝率13%・複勝率40%)で、このクラスなら明らかに“鞍上強化”の存在。厩舎は桧森邦夫(勝率5%・複勝率25%)と平均値だが、騎手の手腕で一変パターンが十分にある。直近では7/31門別1200 1:16.4(稍重)での掲示板があり、時計的にはここでも互角。

展開適性
差し脚質ながら、服部騎手が“前に出して運ぶ”選択をする可能性あり。そうなれば3〜4列目外で直線を向ける形が理想。脚質自在のジョッキーだけに、展開に合わせたポジショニングを取れる点はプラス。

オッズと期待値
想定253.6倍はさすがに低評価すぎる。能力66点・期待値B-で、大穴複勝候補として面白い。3着穴で引っかけるなら、狙って妙味あり。


8枠11番 ヤマニンラリアンス|実績乏しいが“岩橋の腕”で一発探る

能力評価:60点/100
期待値:C(フラット)

評価理由(詳細)
父ゴールドシップは長距離向きだが、地方短距離ではパワーに寄せた競馬で穴を開ける血。データでは勝率3%・複勝率22%と厳しいが、鞍上は岩橋勇二騎手(勝率10%・複勝率32%)で、クラス替わりなら十分に拾える存在。厩舎は川島洋人(勝率10%・複勝率26%)で安定感はあるが突出感は薄い。近走は後方のまま大きな見せ場なく、8/22門別1200で1:17.5(不良・8着)など、時計的にも見劣る内容。

展開適性
先行脚質登録だが、テンのスピード不足で結局中団〜後方からの形になりがち。今回も速い流れに置かれる可能性が高く、外8枠から押して行けるかがカギ。岩橋騎手の積極策で前に行ければ一発残り目もあるが、現実的には展開待ちの3着狙いが限界。

オッズと期待値
想定236.7倍は当然の評価。能力60点・期待値Cで、ヒモ程度。単系は買う必要なし。複1点だけ押さえが正解。


8枠12番 カーヌスティ|人気2番手だが“過剰評価の可能性”

能力評価:80点/100
期待値:C+(平均的)

評価理由(詳細)
ロードカナロア産駒は地方1200で勝率12%・複勝率37%と短距離適性は高い。鞍上は落合玄太騎手(勝率17%・複勝率43%)で信頼度抜群。厩舎も田中淳司(勝率18%・複勝率45%)とトップ厩舎。戦績的にも人気するのは当然。ただし、過去の門別1200の持ち時計は1:16.1~1:16.4程度で、③や①と比べて一枚落ちる。脚質は差しで、直線に賭けるタイプ。前が飛ばして止まれば浮上するが、展開待ち要素が強い。

展開適性
差し脚質で安定感はあるが、今回の速い流れを考えると中団から脚を温存できるかがポイント。外枠で終始外を回されると伸び負けるリスクが高く、内で脚を溜める競馬が理想。

オッズと期待値
想定2.5倍は過剰人気。能力はあるが“取りこぼしリスク”を加味すると、期待値C+止まり。単は妙味薄、複で厚めが正解。


考察結果一覧(能力評価・期待値まとめ)

枠番馬番馬名能力評価期待値
1枠1エクストラチャージ82点C
2枠2リックトメンマ58点D
3枠3フクノジョヴァンニ86点A
4枠4ハナレタクナイ64点C-
5枠5エースオブハーツ63点C
5枠6マロガレ52点D+
6枠7ヴィトーリアヘーザ68点B-
6枠8ジンガブリッツ74点B+
7枠9ハビビ71点B
7枠10ウナトライオン66点B-
8枠11ヤマニンラリアンス60点C
8枠12カーヌスティ80点C+

推奨買い目(単勝・複勝)と資金配分

  • 単勝(各20%)
     ③フクノジョヴァンニ
     ⑧ジンガブリッツ
  • 複勝(60%)
     ⑨ハビビ

選出理由

  • 単勝③フクノジョヴァンニ:勝ち切りの力はメンバー最上位。脚質・血統・騎手厩舎ラインまで揃い、頭狙いの本命。
  • 単勝⑧ジンガブリッツ:展開一致で一発の魅力。単妙味を取るならこの馬がベスト。
  • 複勝⑨ハビビ:人気薄ながらトビーズコーナー産駒+小野楓馬騎手+小野望厩舎で安定感あり。差し展開で浮上余地十分、複妙味狙いに最適。

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