2025年7月27日新潟7R【関屋記念（G3）】無料競馬予想

関屋記念渾身予想

関屋記念渾身予想

評価	馬番	馬名
◎	16	フォーチュンタイム
○	14	カナテープ
▲	11	ボンドガール
△	15	イミグラントソング
☆	18	ダイシンヤマト

◎　⑯　フォーチュンタイム

今走最大の狙い馬はこのフォーチュンタイム。今回は5ヶ月ぶりの実戦となるが、過去のレースぶりから鉄砲駆けの不安は少ないと見ていい。特筆すべきは3走前の阪急杯（G3）で1番人気に推されたほどの素質と安定した先行力。前に行ける脚質と、終いも確実に伸びるスタイルは新潟外回りマイルで絶好にハマる条件だ。

また、グレーターロンドン産駒という血統も注目に値する。産駒全体として切れ味を持ち、軽い芝への適性も高い。さらにこのレースでは逃げ・先行勢が少なく、スロー濃厚な展開予想となる中、先行位置を確保できるであろうこの馬には明らかに展開利がある。

騎乗する三浦皇成騎手もこの舞台では過去に穴馬を好走させた実績があり、初コンビでも十分期待に応える乗り方をしてくれるはずだ。休養明けとはいえ仕上がりも悪くなく、人気ほど危うい印象はない。ここは重賞制覇へ向けて絶好のタイミングとみて“◎”を打つ。

○　⑭　カナテープ

対抗には実績上位のカナテープを指名する。ロードカナロア産駒のこの馬は、前走の府中牝馬Sで2着に好走しており、フィジカル面での充実ぶりが目立つ一頭。4ヶ月半の休養明けにもかかわらず、直前の動きにも素軽さがあり、状態面に不安は感じない。

鞍上には来日したばかりのR.キング騎手を迎え、新コンビとなるが、陣営の期待が高いことはこの起用からも明らか。斤量54kgというアドバンテージも大きく、ラストの末脚が活きる展開になれば勝ち負けに持ち込めるポテンシャルは十分だ。

ただし、絶対的な切れ味勝負になると不安もあるため、◎には推せなかったが、地力・適性ともに十分な信頼を寄せられる存在として○評価とした。

▲　⑪　ボンドガール

3番手にはボンドガールを抜擢する。秋華賞2着や東京新聞杯での好走歴を持つ実力馬で、今回は休養明け2戦目となる。ルメール騎手への乗り替わりは大きなプラス材料で、名手がこの馬の末脚を最大限に引き出す展開が期待される。

ダイワメジャー産駒らしいスピードとスタミナのバランスが取れた馬体構成で、新潟マイルの高速決着にも十分対応可能。展開的に差し馬不利の可能性はあるが、彼女の脚質は自在性があり、仕掛け次第では突き抜けるシーンも想定される。

人気先行の不安を感じる部分もあるが、調教の内容や状態面を考慮すればここでも上位争いは必至。“▲”の評価とした。

△　⑮　イミグラントソング

穴候補として注目したいのがこのイミグラントソング。3歳馬ながらすでに重賞勝利（NZT）を経験しており、前走のNHKマイルCではやや消耗戦に巻き込まれた格好で11着と敗れたが、内容としては悪くなかった。

マクフィ産駒で、成長曲線が晩成傾向にあるため、ここでの変わり身は十分可能。また、鞍上の石川騎手もこの馬とのコンビでは非常に相性が良く、展開に左右されにくいレースセンスを武器にすれば古馬相手でも通用する。

斤量55kgと恵まれた条件で、ハンデ戦という点でも狙いどころは十分。まだ評価の手が届いていない層から浮上する可能性を秘めており、△に抜擢した。

☆　⑱　ダイシンヤマト

激走候補として抑えておきたいのがこのダイシンヤマト。グレーターロンドン産駒で、今がまさに充実期。前走のしらさぎSではキープカルム相手に僅差の4着と好内容を見せており、調子の良さが伺える。

戦績を見ると極端に凡走していない点も好感で、今回のようなペースが落ち着く展開では、じわじわと脚を伸ばすタイプのこの馬には向く条件が揃った。さらに、吉田豊騎手とは好相性で、脚質・展開との噛み合わせも良好。

外枠発走でスムーズに捌ける点も強調材料で、人気的には中穴程度が見込まれるが、配当妙味も含めて“☆”評価に据えた。

予想総評

今年の関屋記念は実績馬と勢いのある若手が入り混じる混戦模様。ただし、展開はスローペースが濃厚で、前目で立ち回れる馬に有利な流れと見た。◎フォーチュンタイムは展開・脚質・枠順全てにおいて恵まれ、ここは大きなチャンス。重賞好走歴を持つカナテープ、ボンドガールが続くが、穴では3歳馬イミグラントソングと復調気配のダイシンヤマトに注目したい。