さきたま杯(2025年)渾身予想
評価 | 馬番 | 馬名 |
---|---|---|
◎ | 3 | コスタノヴァ |
○ | 2 | シャマル |
▲ | 1 | エンペラーワケア |
△ | 11 | ティントレット |
☆ | 5 | ムエックス |
◎ 3 コスタノヴァ
ここは本命◎コスタノヴァを推す。G1フェブラリーステークスを快勝し、根岸Sでも圧巻の差し切り勝ち。前走のかしわ記念では1番人気を背負いながらも3着と崩れず、引き続き高いパフォーマンスを維持している。父ロードカナロア×母父ハーツクライの配合は、ダート1400mにおける末脚勝負において抜群の適性を発揮する構成で、浦和の舞台でも問題ない。テンに速い馬が揃ったことで流れは速くなり、差し馬である本馬にとっては絶好の展開が見込まれる。C.ルメールへの鞍上スイッチも魅力で、勝負所でのギアチェンジ性能の高さを最大限に引き出せる騎手との相性も良好だ。血統、実績、騎手、展開利とどれをとっても非の打ち所がなく、信頼できる軸馬として推奨する。
○ 2 シャマル
対抗○は昨年の黒船賞・かしわ記念といった地方交流重賞を制してきた快速馬シャマル。前走のかしわ記念ではウィリアムバローズを押さえ込んで逃げ切る好内容で、今回と同じ距離&コースに近い条件を経験済みなのも強み。勝率16%、連対率29%、複勝率40%という先行馬としての安定した脚質データに加え、川須騎手とのコンビでは【11-1-4-6】と息も合っている。持ち前の先行力とスピードで早めに主導権を握り、粘り込みを図る形が濃厚。浦和の小回りコースで先行有利な傾向が強い点を考慮しても、実績上位のこの馬が馬券圏内に来る確率は極めて高い。コスタノヴァと共に2頭軸として信頼できる存在。
▲ 1 エンペラーワケア
単穴▲にはエンペラーワケアを抜擢。近走の成績こそ3着・5着と勝ち切れていないが、いずれも相手関係が厳しいG1・G3の舞台であり、むしろ好走と言える内容。特に昨秋の武蔵野Sではハイペースを中団から押し上げ、見事な差し脚で勝ち切っており、展開に応じて柔軟なレースができる点は評価が高い。脚質は“先行”で、流れに乗って早めに動ける点も浦和1400mでは有利に働く。川田騎手が引き続き騎乗する点もプラスで、人気ほど能力差はないとみる。血統的にもダート短距離で高い回収率を誇るロードカナロア産駒で、全体的に能力の底が見えていない魅力馬。馬券的にも“妙味”ありの1頭。
△ 11 ティントレット
連下評価の△にはティントレットをピックアップ。前走のプラチナカップ(浦和1400m)では1分25秒1の好タイムで逃げ切り勝ち。Hペースを自ら作って勝ち切ったその内容は評価すべきだろう。これまでの戦績を見ても、中央相手ではやや力負けしていたものの、地元浦和では能力を発揮しやすく、コース適性の高さは間違いない。矢野貴之騎手とのコンビも良好で、追い切りでも好気配を見せている。差し・追込優勢の組み合わせの中で、積極策を取れるこの馬の存在は“穴馬”として機能する可能性がある。単勝回収率・複勝回収率共に優秀なホッコータルマエ産駒という点も見逃せない。軽視は禁物だ。
☆ 5 ムエックス
穴評価の☆にはムエックスを選出。前走のオグリキャップ記念(笠松)ではアウストロを下しての快勝。逃げ・先行馬にとって厳しい展開の中で早めに仕掛けて抜け出す内容は秀逸で、地力強化が著しい。アジアエクスプレス産駒としての瞬発力と持続力を併せ持つタイプで、浦和のような小回り・加速力勝負の舞台では一発が期待できる。張田騎手とのコンビも息が合っており、地方の舞台に強いというデータ的裏付けもある。人気以上の激走を見込める存在として、3連系のヒモにはぜひ加えておきたい1頭。展開がハマれば馬券圏内も十分可能だ。
予想総評
2025年さきたま杯は、実力馬が揃った一戦となったが、展開的には逃げ・先行勢が多く、差し馬にとって有利な流れが濃厚と読む。◎コスタノヴァ、○シャマルは共に力上位で、安定感ある軸馬として信頼できる。一方で、エンペラーワケアやティントレット、ムエックスのように“穴の兆し”を見せている馬の台頭も警戒すべきだ。展開・実績・調教・血統・騎手のバランスを総合的に評価した渾身の印、ぜひ参考にしていただきたい。
COMMENT みんなのコメント欄