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「失敗」と言われた種牡馬に希望の光──レイデオロが見せ始めた“巻き返しの蹄跡”

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ひとたび「失敗」とレッテルを貼られると、

その後のイメージを覆すのは至難の業。しかし、競馬の世界は常に変化の連続。かつて評価が割れたあの種牡馬が、じわじわと見せ始めた意外な反撃に今、注目が集まっている。今回は、そんなドラマティックな現実をちょっと追いかけてみた。

レイデオロ再評価の気配?重賞馬3頭という「現実」

「失敗」とは誰が決めたのか——。レイデオロの初年度産駒から、気がつけば3頭の重賞ウィナーが登場。これって、意外とすごくない?

もちろん、“大成功”とはまだ言えないかもしれない。でも、今の競馬界で重賞馬を出すって、それだけでかなりの評価ポイント。競争の激しい現代競馬で、しかも初年度産駒から3頭も重賞を勝たせたという事実は、軽視できない実績だろう。

重賞勝ちを決めた中には、マイル〜中距離に適性を持つ馬もおり、「ステイヤーしかいない」という早期の懸念にも変化の兆し。春クラシックにも連続して出走馬を送り込んでおり、「仕上がりが遅い」との印象も、じわじわと塗り替えつつあるように感じられる。

モーリスと比較される宿命?それでも「マシ」な声多数

比較されがちな同世代の種牡馬、モーリス。この“因縁”のような比較は、競馬ファンの中で何度も繰り返されてきた。

「モーリスよりはマシ」——この声、案外多い。というのも、レイデオロは少なくともクラシック路線や重賞戦線で“勝ち負け”できる馬を安定して送り込んでいるからだ。一方で、モーリス産駒はその起用ポイントにばらつきがあり、クラシックとの相性の悪さがたびたび議論に。

そんな中で、レイデオロは「地味だが確実に結果を残し始めている」存在になりつつある。特に、距離適性の安定感は高く、ある種の“安心感”すら漂うようになってきた。

「牝馬がね…」という根強い課題感

ただし、まだ不安材料がないわけではない。特に指摘されるのが“牝馬の成績”。「牝馬が出たらアウト」とまで言われる始末で、この傾向は明らかに改善が求められる部分。

その背景には、血統構成、特に母父ディープインパクトとの配合との相性の悪さが挙げられる。実際に、母父ディープとの組み合わせでのAEI(競走馬の平均収得賞金指数)は0.50と低迷。一方で、それ以外の牝系ではAEI1.25と比較的良好な数値を残しており、「配合次第ではまだ伸びしろがある」と見る向きもある。

これはつまり、「失敗」ではなく「試行錯誤の途中」とも言い換えられる状況なのでは?

ノーザンファーム産以外が苦戦?それでも光はある

「ノーザン産じゃないと走らない」——そんな声もちらほら。確かに、これまでに重賞を勝った産駒の多くがノーザンファーム出身という事実は否定できない。非ノーザン系の産駒に目を移すと、5000万円以上の賞金を稼いだ馬はほぼ皆無という現状。

だが、これを「限界」と見るか、「ポテンシャルの証拠」と見るかは人それぞれ。逆に言えば、育成や配合の工夫次第では、さらなる飛躍も可能ということ。たとえば、今後の種付け相手を見直すことで、より幅広い成功パターンを築ける可能性もある。

現時点でのリーディングは11位と中堅どころ。しかし、これを「まだこれだけやれる」と前向きに捉えれば、未来に希望はある。

レイデオロの真価が問われる「次の一手」

レイデオロという存在が評価を揺らがせてきた理由は、その“期待値の高さ”にもある。高額な種付け料、良質な繁殖牝馬、そして名門藤沢厩舎出身という背景。それらの「ハードル」が、結果を冷静に見られなくしていた部分もある。

実際のところ、まだ若い種牡馬であり、ステイヤー傾向の晩成型という特徴もあって、「これから」が問われるタイミング。今後、芝2000m前後の中距離戦線でさらなる活躍馬が出てくれば、今のイメージは一変する可能性がある。

ある意味、“時間が味方”とも言えるこの種牡馬。焦らず、じっくりとその歩みを追っていきたいところだ。

まとめ:失敗の烙印は、簡単に貼っていいものじゃない

一度「失敗」とされれば、そこから這い上がるのは容易ではない。だが、競馬はあくまで“今”を走る世界。重賞馬3頭、リーディング11位という現実は、レイデオロがまだ“終わっていない”どころか、“これからが本番”だと教えてくれている。

完璧ではない。でも、期待はできる。そんな“不完全だけど魅力的な存在”こそ、レイデオロという種牡馬の今の姿なのかもしれない。

おまけ:気になる5つのQ&A

Q
レイデオロ産駒はどんなタイプが多い?
A

全体的に長距離向きの晩成タイプが多く、2000m以上での活躍が目立ちます。

Q
初年度産駒の重賞勝ち馬はどのレースで勝ったの?
A

中距離からマイル戦線を中心に、重賞勝利が記録されています。ダービー卿CT勝ち馬もいます。

Q
母父ディープとの相性は悪いって本当?
A

データ的にも成績は振るわず、配合の工夫が求められています。

Q
レイデオロ産駒の今後の期待馬は?
A

安田記念に出走予定のトロヴァトーレなど、マイル路線でも注目される馬がいます。

Q
今後、成功種牡馬と呼ばれる可能性はある?
A

今の成績が続き、牝馬や非ノーザン産駒でも成功事例が出れば、「成功」と再評価される日も近いかも?

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