負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
2025年5月31日に行われた京都9R「鳳雛ステークス(リステッド・ダート1800m)」は、A.シュタルケ騎手騎乗のハグが中団からロスなく進め、最後の直線で抜け出して優勝。レース全体のペースは平均からややスロー気味で、道中の位置取りと仕掛けどころが明暗を分ける展開でした。
そんな中、惜しくも敗れた馬の中には、内容が濃く、次走以降での巻き返しが十分に見込める馬が複数存在しました。本記事では、「展開に泣いた」「見せ場を作った」「末脚光る」など、今回敗れた馬たちに改めてフォーカスし、次走で狙いたい馬を厳選して紹介します。各馬には「狙い度(★5段階)」もつけて解説していますので、ぜひ馬券検討の参考にしてください!
シャルクハフト(2着)
- レース振りのポイント:
スタートは無難にこなして中団外目を追走。1コーナー~2コーナーではやや外を回る形となり、3~4コーナーでは馬群に包まれる場面も。直線ではじわじわと伸びてきたものの、前を捉え切れず2着。着差は2馬身だったが、コースロスと位置取りを考えれば勝ち馬に迫る内容だった。 - 次走で狙いたい条件:
→ 少頭数 or 内枠でのスムーズな競馬が理想
→ 京都や阪神など直線が長めのコースもOK
→ 相手関係次第でOP~重賞でも通用 - 次走狙い度:★★★★☆(4/5)
力のあるところは示したが、展開と枠順の分だけ差された印象。もう一押しに向けて条件さえ整えば十分勝ち負け。
ハギノコラソン(3着)
- レース振りのポイント:
スタートで少し後手を踏み後方に構える形。道中はじっくりと脚を溜め、勝負所では内にこだわらず進路を求めて外へ。直線での伸びは目立っており、ラスト1Fの脚色は上位。クビ差で2着馬に迫っており、展開や位置取り次第では2着もあった。 - 次走で狙いたい条件:
→ ペースが流れる展開
→ 差し・追い込みが決まりやすい馬場やコース
→ 1800m~2000mの中距離ダートがベスト - 次走狙い度:★★★★★(5/5)
展開次第で一変あり。末脚の破壊力はオープンクラスでも上位。次走は人気薄でも一発を秘める。
エコロスパーダ(6着)
- レース振りのポイント:
中団よりやや後ろから競馬を進め、3~4コーナーではジリジリとポジションを上げる動き。直線では内目から抜け出しを図ったが、前の壁と外からのプレッシャーでややブレーキ気味に。最後までバテてはいないが、位置取りと展開に泣いた内容。 - 次走で狙いたい条件:
→ ワンターンの東京ダートや小回りコースでもOK
→ 前が止まりやすい展開
→ 鞍上が思い切って早めに動ける流れ - 次走狙い度:★★★☆☆(3/5)
一見地味な着順だが、内容は悲観するものではない。人気落ちなら妙味十分。
■総まとめコメント
今回の鳳雛ステークスは、ややスローな流れから先行馬が上位に残るレース展開となりました。中団~後方に構えた馬たちは直線で脚を使うも、前が止まらず届かずじまい。ただ、その中でもしっかりと脚を使っていた馬たちは、次走での一変に十分な可能性を秘めています。
特にハギノコラソンの末脚と、シャルクハフトの地力は注目に値します。次走で条件が噛み合えば、いずれも勝ち負けまで持ち込める力を持っています。見逃されがちな“負けたけれど強い競馬”にこそ、次の馬券のヒントがあります!
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