負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
桃山ステークスはダート1900mのハンデ戦。勝ったのは2番人気ソーニーイシューで、好位から早め抜け出し、後続の追撃を振り切る安定した内容。展開的にはスローペースからのロングスパート戦となり、前目の馬にやや有利な流れとなった。そんな中、展開に泣いた馬や能力を出し切れなかった馬も多く見られた。
この記事では、惜しくも勝てなかった“負け馬”にフォーカスし、次走で巻き返しが期待される馬を厳選ピックアップ。それぞれのレース振りと、狙いたい次走条件、狙い度を★5段階で評価しているので、次の一手を考えるヒントにしてほしい。
ルシュヴァルドール(3着)
- レース振りのポイント:
スタート後は後方に構え、道中は10番手から進める形に。3〜4コーナーで馬群を割って一気に進出し、直線では前の2頭に迫る強烈な脚を見せた。勝ち馬からわずか0.5秒差、上がりも35.9と最速圏。展開的には前残りの競馬で、後方から差してきた内容は価値が高い。 - 次走で狙いたい条件:
中団や後方からでも差し届く展開が見込めるレース。特に広いコースでの良馬場・ダート1800〜2000mでペースが流れやすい条件が理想。また、今回斤量が57kgだった点も踏まえ、ハンデ戦より別定戦で見直したい。 - 次走狙い度(★5段階評価):
★★★☆☆(狙い度:3)
脚力は間違いなく上位。あとは展開次第というタイプで、人気を落とすようなら馬券的にも妙味あり。
カネトシゴウト(6着)
- レース振りのポイント:
中団からスムーズにポジションを取り、勝負所では一旦3番手まで浮上。ただ直線ではやや脚が鈍り、結果的に6着。それでも最後までしぶとく食い下がっており、前が止まらない流れの中での粘りは高く評価できる。 - 次走で狙いたい条件:
もう少し時計が掛かる馬場、あるいは雨でタフなダート条件。ポジションを取れる脚質からも、小回りコース(中京、福島など)や距離延長にも対応可能。 - 次走狙い度(★5段階評価):
★★★★☆(狙い度:4)
着順以上に内容良し。相手関係と条件ひとつで一気に浮上の余地大。
ゲンパチムサシ(8着)
- レース振りのポイント:
後方から内を回る形で追走し、直線でも外に出すことなく馬群の中を割ってきたが伸びきれず。それでも終いの脚は衰えず、上がり36.3は見どころアリ。加齢によりピークを過ぎた印象もあるが、展開次第では一発も。 - 次走で狙いたい条件:
ハイペースになりやすいレースや、末脚が活きる展開。距離短縮(ダート1700m〜1800m)でペースが上がる条件の方が持ち味が出る。時計が掛かる馬場も歓迎材料。 - 次走狙い度(★5段階評価):
★★☆☆☆(狙い度:2)
年齢的な懸念はあるが、人気薄で展開がハマれば掲示板圏内まで浮上しても不思議はない。
まとめコメント
桃山ステークスは典型的な「前残り決着」であり、差し馬・追い込み馬には厳しい流れだった。特にルシュヴァルドールやゲンパチムサシのように、後方から脚を伸ばした馬には次走での巻き返しが期待される。また、カネトシゴウトのように好位からしぶとく脚を使った馬は、条件さえ噛み合えば馬券圏内濃厚の力を秘める。これらの馬は、次走での馬券戦略にぜひ加えておきたい注目株だ。
次走の馬券戦略に活かすために、こうした“負けて強し”の馬たちに注目していこう!
COMMENT みんなのコメント欄