負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
2025年5月31日に東京競馬場で行われた「アハルテケステークス(ダート1600m)」は、不良馬場の中でハイペース気味の流れとなり、最内枠から先手を取ったマルガイウェイワードアクトが逃げ切り勝ちを収めました。時計は1:34.1と馬場を考慮しても非常に優秀で、内・前有利の傾向が色濃く出たレースでした。
そんな中、後方から伸びるも届かなかった馬、位置取りの不利やペースに泣いた馬も多数見られました。本記事では、そんな「敗れた中でも内容は良かった馬たち」にスポットを当てて、次走での巻き返しが期待できる注目馬を厳選紹介します!
エルゲルージ(3着)
- レース振りのポイント
スタートはゆっくりめで中団のやや後ろに控え、終始外目を回る形でじっくり脚を溜める競馬。4コーナーでは前との差があったが、直線では内に入れず外から鋭く脚を伸ばし、ゴール前では2着レディントンにクビ差まで迫った。推定上り36.2秒はメンバー中でも上位。枠や位置取り、展開面では決して恵まれた内容ではなかっただけに、着差以上に価値ある3着。 - 次走で狙いたい条件
馬場状態が回復したダートマイル戦(標準〜良馬場)で、もう少し内目の枠や前目のポジションが取れそうなメンバー構成。もしくはスムーズに外を回れる少頭数の競馬が理想。 - 次走狙い度(★5段階評価)
★★★★☆(★4)
今回は展開と枠に泣いたが、能力の裏付けはしっかり。人気が上がらなければ妙味もある。
ハビレ(4着)
- レース振りのポイント
15番手という最後方からの競馬。4コーナーでは大外をぶん回す形になりながら、直線で鋭い脚を使って0.5秒差の4着まで詰めてきたのは特筆もの。推定上り35.9秒は全体の中でも最速。位置取りや馬場状態を考えると、最も不利な競馬を強いられた中での好走。 - 次走で狙いたい条件
東京や阪神のような直線の長いダートコース。展開に左右されるので、ハイペース濃厚なメンバー構成が理想。また、馬場状態が乾いてもう少しフラットになった方が良い。 - 次走狙い度(★5段階評価)
★★★★★(★5)
後方一気が決まる展開なら勝ち負け濃厚。今回は条件が合わずとも内容は最上級。
ナチュラルハイ(5着)
- レース振りのポイント
スタート後は後方3番手の位置取りから。4コーナーも12番手から直線へ向いたが、馬場の内側が有利な中、馬群の外を回しながらも脚を伸ばし続けた。斤量60kgを背負っていたことも考慮すれば、かなり評価できる一戦。上りは36.2秒で、勝ち馬に次ぐ内容。 - 次走で狙いたい条件
軽斤量になるハンデ戦か、ペースが緩む中団から競馬ができる状況。小回りよりも直線が長いコースで、外差しが届く馬場が理想。 - 次走狙い度(★5段階評価)
★★★★☆(★4)
58kg以下で出走できれば一変の可能性大。枠と展開ひとつで重賞級の力を発揮できる。
総まとめコメント
今回は不良馬場かつ内・前有利の典型的な展開で、後方からの馬には厳しい条件となりました。そんな中でも、後ろから脚を伸ばしてきた馬たちの健闘は光っており、展開一つで次走巻き返しが可能です。特に「ハビレ」は最も展開の割を食った一頭で、次は必ず人気以上の走りを見せてくれることでしょう。エルゲルージやナチュラルハイも条件さえ合えば馬券内は堅く、妙味も十分にあります。
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