負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
5月25日(日曜)、東京競馬場で行われた第86回優駿牝馬(オークス・GⅠ)は、A.シュタルケ騎手騎乗のカムニャックが鮮やかな差し切りで優勝を果たしました。終始後方からの競馬ながらも、メンバー中最速の上がり33.8秒で豪快に突き抜ける強い内容でした。
しかし、このレースは前半のペースが緩く、ポジション取りや仕掛けのタイミングにより明暗が分かれた印象も強く、力を出し切れなかった馬も少なくありません。そこで今回は「負け馬に光を当てる!」をテーマに、惜しい敗戦や展開に泣いた馬を厳選ピックアップし、次走で巻き返しが期待される馬たちをリストアップしました。
それでは、「次走期待リスト(狙い度付き)」をご紹介します!
タガノアビー(3着)
- レース振りのポイント
最後方からの競馬で直線だけの追い込みに賭ける極端な戦法。スタート後は後手を踏み、終始18番手での追走。しかし直線では一頭だけ次元の違う末脚を披露し、上がり最速タイの33.5秒で猛追。勝ち馬とは1馬身1/4差の3着と、内容的にはほぼ勝ちに等しいパフォーマンスだった。 - 次走で狙いたい条件
・距離:2000m~2400m
・馬場:良馬場ベスト、道悪も可
・展開:差し・追い込み有利な流れ
・コース:直線の長い東京、阪神外回り、京都外回りが理想 - 次走狙い度:★★★★☆(4/5)
とにかく末脚が強烈。展開次第ではGⅠ級の末脚で一気に突き抜ける可能性を秘めています。ただし、脚質的に展開頼みな面は否めず、評価は★4つ。次走、人気が落ちれば絶好の狙い目!
リンクスティップ(5着)
- レース振りのポイント
中団後方から進め、勝負所で外から仕掛けてポジションを上げるも、直線では進路取りにも苦労し、伸びあぐねた印象。それでもラストはジワジワと脚を使っており、5着とはいえ勝ち馬から0.5秒差と上々の内容。中間位置から外々を回らされるロスも大きかった。 - 次走で狙いたい条件
・距離:2000m前後がベター
・馬場:パンパンの良馬場が理想
・展開:スローより平均~ややハイペース向き
・コース:中山・阪神内回りなど器用さが活きる舞台も◎ - 次走狙い度:★★★★☆(4/5)
今回の結果で人気を落とすなら狙い目。決して力負けではなく、立ち回りひとつで着順は大きく変わったはず。ロスのない競馬ができれば、次走は十分勝ち負け可能!
エンブロイダリー(9着)
- レース振りのポイント
5番手追走で流れに乗っていたが、直線では内に閉じ込められて進路がなく、追い出しを待たされるロスが痛恨。直線半ばでようやく進路ができたものの時すでに遅し。力を出し切れたとは言い難い競馬でありながら、0.8秒差の9着と健闘。 - 次走で狙いたい条件
・距離:1800~2000mがベスト
・馬場:高速馬場でスピード活かす
・展開:好位差しができる流れ
・コース:中山・阪神など内回りで機動力を発揮できる条件が理想 - 次走狙い度:★★★☆☆(3/5)
スムーズならもっとやれたはず。ただ、内にこだわると不利を受けやすいリスクもあるため評価は★3つに。次走は枠と展開次第で一変の可能性あり。
総まとめコメント
今回のオークスは、後方からの差しが決まる展開になったとはいえ、隊列が決まっていたため、中団より前の馬には不利な流れだったともいえます。ピックアップした馬たちは、それぞれに「力負けではない」敗戦をしており、次走で条件さえ噛み合えば巻き返しが十分に期待できる存在です。
特にタガノアビーの末脚は、今回のメンバーの中でも突出したものがあり、展開次第で大きく化ける可能性を秘めています。リンクスティップとエンブロイダリーも、今回の着順ほど評価を落とすべき内容ではなく、人気薄なら狙って妙味あり!
次走でこれらの馬が人気を落とすようなら、ぜひ馬券に加えてみてください!
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