負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
第20回ヴィクトリアマイル(GⅠ)は、東京競馬場の芝1600mで行われ、アスコリピチェーノが見事な勝利を収めました。しかし、今回惜しくも勝利を逃した馬たちにも次走での巻き返しが期待されるパフォーマンスを見せた馬がいます。展開や位置取りの不運で力を出し切れなかった馬たちに注目し、次走で狙うべきポイントをピックアップしました。
シランケド(3着)
- レース振りのポイント
シランケドは後方15番手からの競馬。ラスト3ハロンは全場中最速の33.2秒を記録し、ハナ差の3着まで追い込みました。直線で外に持ち出すまでやや時間がかかったものの、一気に末脚を発揮して迫った内容は高く評価できます。内外の馬群を縫うように伸びた脚は際立っており、あと一歩で勝利をもぎ取る勢いでした。 - 次走で狙いたい条件
差しや追い込みが決まりやすいコースが理想。特に東京1600mや阪神の外回りコースなど、直線が長いコースであればさらにパフォーマンスを発揮できる可能性が高いです。また、道中スムーズな位置取りが取れるようなペースの緩急がある展開も有利に働きそうです。 - 次走狙い度(★★★★☆)
トップクラスの末脚を持つだけに、展開や位置取り次第でGⅠタイトルも狙える存在。直線での位置取りがもう少し良ければ今回も勝ち負けになっていただけに、今後も注目したい一頭です。
クイーンズウォーク(2着)
- レース振りのポイント
今回も安定した先行力を発揮し、直線でも粘り強く伸びて勝ち馬にクビ差まで迫りました。中団のやや後ろから位置を上げながらスムーズに直線に入れたのは好材料。斤量や馬体の増減も気にならず、終始手応え良く走れたことが光ります。 - 次走で狙いたい条件
持続力のある脚を活かせる中距離戦や、瞬発力が求められる1600m戦が適正。特に持ち味を活かせる東京1600mや阪神1800mでの走りに注目したいです。また、少しタフな馬場でも対応できる力強さがあり、稍重くらいのコンディションならさらにパフォーマンスを引き出せそうです。 - 次走狙い度(★★★★☆)
僅差の敗戦で力は十分示した一戦。ここからさらに強くなりそうな馬で、展開次第ではGⅠでも勝ち負けできるポテンシャルがあります。
ボンドガール(16着)
- レース振りのポイント
終始後方からの競馬で、前が止まらない流れの中、外に持ち出すも伸びきれず16着。ただし、ラストは34.2秒と一定の脚は使っており、大敗ほど内容は悪くありません。前が止まらない展開と位置取りが響いた形です。 - 次走で狙いたい条件
ややペースが緩む1800m〜2000mの距離や、軽い馬場よりも少しタフなコンディションでの方が力を発揮しやすいタイプ。距離延長や、小回りコースで前目に付けられる展開なら巻き返しが期待できます。 - 次走狙い度(★★★☆☆)
展開と位置取りが全てだった一戦。軽視されがちな16着ですが、次走条件がはまれば一発があってもおかしくない一頭。
総まとめコメント
今回のヴィクトリアマイルは、激しいハイペースの中で先行勢が粘り、差し馬が台頭する展開になりました。特にシランケドやクイーンズウォークは僅差の敗戦で、次走も有力な存在です。一方で、展開に泣いたボンドガールも条件次第で一変の可能性があり、今後の動向に注目が集まります。展開や距離適性を見極めつつ、次走の馬券戦略に組み込んでみてはいかがでしょうか。
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