負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
新潟大賞典(GⅢ)は、稍重のタフな馬場とハイペースの展開が絡み、追い込み勢に有利なレース展開となりました。勝ち馬シリウスコルトが中団から力強く抜け出した一方で、不利や展開に泣いた馬も多数見られました。今回は、その中でも次走で巻き返しが期待できる馬を厳選し、次走の狙い度付きでご紹介します。
サブマリーナ(2着 / 牡4 / 56.0kg / 武豊)
■レース振りのポイント
序盤は後方12番手と控え、最後の直線で一気に末脚を炸裂させ、2着まで追い上げたのは見事。上がり3Fは全体最速の33.8秒を記録し、最後の一完歩でさらに差を詰める勢いでした。展開的に前が残る形だったことを考えると、その中で2着まで来たのは評価に値します。
■次走で狙いたい条件
・広いコースの2000m〜2200m
・良馬場、または軽めの稍重
・少頭数やペースが速くなる展開が望ましい
■次走狙い度:★★★★☆
この馬の末脚は確実に一級品で、展開が向けばあっさり差し切る力があります。特に次走が直線の長い東京や京都外回りなら、より持ち味を発揮できるはずです。
グランドカリナン(4着 / 牡5 / 55.0kg / 大野拓弥)
■レース振りのポイント
2番手追走から粘り込む形で4着。逃げたシリウスコルトとほぼ同じ位置取りで最後まで食い下がったのは評価すべき点。直線ではやや内にモタれながらも、先行勢で唯一上位に残ったタフさは見逃せません。
■次走で狙いたい条件
・1800m〜2000mの中距離戦
・やや力のいる馬場(稍重〜重)
・先行勢が有利な展開
■次走狙い度:★★★☆☆
今回のようなタフな展開が得意で、条件が揃えば前で粘り込む力があります。次走もペースが速くなりすぎない展開なら馬券圏内は十分あり得るでしょう。
オールナット(6着 / 牡4 / 56.0kg / 北村友一)
■レース振りのポイント
前目の好位から粘る競馬で6着。道中は3〜4番手と積極的な立ち回りを見せたものの、直線でやや甘くなった印象。ただし、勝ち馬から0.7秒差なら悲観する内容ではなく、むしろ積極策に出た分の収穫は大きい。
■次走で狙いたい条件
・内枠でスムーズに先行できるレース
・1800m〜2000mの中距離戦
・ペースが落ち着く展開
■次走狙い度:★★★☆☆
もう少しペースが緩やかな展開なら押し切れる可能性があり、引き続き注目の一頭です。
総まとめコメント
今回ピックアップした3頭は、いずれも展開や位置取りの差で惜しくも勝ち負けに絡めなかった馬たちです。特に「サブマリーナ」はその末脚の鋭さが際立ち、次走でも条件次第では大いに期待できる存在。また、「グランドカリナン」と「オールナット」も展開ひとつで上位進出が可能な力を秘めています。今後も各馬の動向に注目していきましょう!
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