負け馬に光を当てる!次走期待リスト(狙い度付き)
2025年5月11日に行われた第30回NHKマイルカップ(GⅠ)は、良馬場の東京1600mで激しい追い比べが繰り広げられ、最終的にはパンジャタワーがわずかの差で勝利を収めました。しかし、この接戦のなかで実力を示しつつも惜しくも勝利を逃した馬たちにも、次走で巻き返しを期待できる素質馬が多数見受けられました。ここでは、その中から特に次走で狙ってみたい馬を厳選し、レース振りのポイントや狙いたい条件を踏まえた「次走期待リスト」をお届けします。
マジックサンズ(2着)
レース振りのポイント
最後方からのレース運びとなり、3コーナーでは17番手。大外を回る厳しい展開ながら、上がり3ハロン33.7秒と出色の末脚で猛追し、勝ち馬にアタマ差まで迫りました。前が止まらない展開と不利なポジションから、並みの馬なら大敗してもおかしくない状況での2着は価値が高く、明らかに地力上位です。
次走で狙いたい条件
- 長い直線のあるコース(東京や新潟)
- 距離1600m〜1800mの芝
- 差し馬が活きるペース(ハイペースや直線での決め手が問われるレース)
次走狙い度:★★★★☆
今後も同様に後方からの競馬になる可能性が高いが、ペース次第で一気の突き抜けも期待できる存在。展開に恵まれれば逆転も可能。
モンドデラモーレ(4着)
レース振りのポイント
7番手追走から4着と粘り込み。勝ち馬とはわずか0.1秒差で、前目のポジションからしぶとく伸びた点は評価できます。コーナーでの立ち回りもスムーズで、先行勢が苦しむ流れでも崩れなかった点は大きな収穫。持ち時計の面でもまだまだ上積みが見込めそうです。
次走で狙いたい条件
- 1600m〜2000mの芝(やや時計がかかる馬場でも可)
- 先行勢が有利な展開
- コース取りが重要な小回りコース(中山や阪神)
次走狙い度:★★★☆☆
スピードと持久力があり、展開次第では重賞でも通用する器。馬群の中での立ち回りも得意で、今後も安定した成績を期待できる一頭。
サトノカルナバル(6着)
レース振りのポイント
道中は中団のやや後方12番手から進め、最後の直線で内に進路を取りながらも33秒台の脚を見せることができず、0.5秒差の6着。馬体重518kgと大型馬であり、叩きつつ調子を上げてくるタイプ。ペースが流れる展開や坂のあるコースが向きそうです。
次走で狙いたい条件
- 広いコースよりも小回りや坂のあるコース(阪神や中山)
- 距離1800m〜2000m
- スタミナが問われる持久戦
次走狙い度:★★★☆☆
大型馬だけに叩き良化型。持ち味である持続力を生かせる展開で一発を狙いたい一頭。
総まとめコメント
今回のNHKマイルカップは、前半から息の入らない速い流れで展開され、後方待機組には厳しいレースとなりました。特に「マジックサンズ」の末脚は際立っており、次走でも展開ひとつで勝機が大いにある存在です。また、先行力があり安定感のある「モンドデラモーレ」や、持久力が武器の「サトノカルナバル」も注目に値する馬です。今後のレース選びがカギとなりますが、しっかりと条件が整えばどの馬も重賞制覇が狙える実力馬揃いです。
次走期待リストは、ただの結果ではなく、その馬が見せた“伸びしろ”に光を当てるためのツール。展開に泣いた馬こそ、次こそ狙いたい一頭。引き続き、光を見逃さず次の勝利を追いかけていきましょう!
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