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【ブリリアントカップ2025】圧巻の差し切り!キングストンボーイが堂々の重賞V!

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【ブリリアントカップ2025】圧巻の差し切り!キングストンボーイが堂々の重賞V!

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重賞の舞台で甦った王者の風格

2025年4月17日、大井競馬場で行われた伝統の一戦「ブリリアントカップ(SIII)」は、地方・中央入り混じる猛者たちが顔を揃えた一戦となった。そして、その激戦を制したのは1番人気に支持されたキングストンボーイ(セ7、渡邉和雄厩舎)。吉原寛人騎手の手綱に導かれ、直線で他馬を一気に差し切る見事な勝利を収めた。


大井競馬場 動画・映像 2025年04月17日 11R :楽天競馬

【レース展開】落ち着いた流れ、勝負は上がり勝負に

レースは1800m戦らしい落ち着いたスタートから始まり、1・2コーナーで積極的に出て行ったのはヒーローコール。道中はリベイクフルシティムエックスがこれに続き、先行集団を形成。一方のキングストンボーイは中団やや後方に位置を取り、流れを見極めながらレースを進めた。

1000m通過が1:02.7というペースは、極端なハイペースではなく、脚質により明暗が分かれる絶妙な流れ。こうした状況が功を奏したのは、瞬発力に長けたキングストンボーイだった。最後の直線では外に持ち出すと、他馬が脚を鈍らせる中、ただ一頭力強く伸び、4馬身差の圧勝劇を演出した。

【勝ち馬分析】キングストンボーイが見せた本領発揮の瞬発力

今回の勝利で改めてその実力を示したキングストンボーイ。中団から抜け出す競馬は理想的で、鞍上・吉原騎手の手綱さばきも秀逸だった。道中無理にポジションを上げることなく、しっかり折り合って脚を溜めたことで、直線の切れ味が際立った。

特筆すべきは、最後の4F「48.9」、そしてラスト3F「36.5」という全体の上がりを凌ぐ、個別の上がり「36.3」。これは全馬中最速であり、まさに一枚上の脚を見せつけた形だ。馬体も+2kgと程よい上積みがあり、7歳ながら衰え知らずの充実期にあると言って良い。

重賞ウィナーとしての誇りを取り戻す勝利。これを機に、南関重賞戦線でも主役を担う存在として注目が集まるだろう。

【注目の善戦馬】リベイクフルシティの2着も価値あり!

2着に入ったのはJRA所属のリベイクフルシティ。5番人気と評価は高くなかったが、今回の走りは非常に評価できる。道中は先団の一角で折り合い、3~4角でも抜群の手応えを見せた。

直線では早めに動いて前を捕まえにかかる形。結果的にキングストンボーイの決め手には屈したが、それでも4馬身差の2着という結果は堂々たるもの。時計的にも「1:52.4」というタイムは、これまでの自身のベストに近い水準で、重賞でも通用する能力を証明した形だ。

これまでダート1800m戦において安定した成績を残してきたこの馬。地方の舞台でも自分の競馬ができれば、今後の重賞制覇も夢ではない。

【伏兵の激走】7番人気グリューヴルムが意地の3着!

驚きを与えたのが、3着に入ったグリューヴルム。人気薄ながら、後方からの追い込みで見せ場を作った。序盤は無理せず後方寄りのポジション。向正面から少しずつポジションを押し上げ、直線では内目からジワジワと伸びてきた。

結果的にリベイクフルシティにはクビ差届かなかったが、鋭い末脚で3着を確保。「36.7」という上がりは上位勢と比較しても遜色なく、展開次第ではさらなる上位進出も可能だった内容だ。

馬体重も-5kgと絞れていたことが好走要因の一つ。次走以降もこの馬体をキープしつつ、展開がハマればさらなる激走が見込める。

次走の狙い馬:ムエックス(7着)

7着という着順は目立たないが、ムエックスの内容は非常に中身が濃かった。今回は外枠発走からやや位置取りが難しくなり、道中で外々を回される形。それでも3~4角では一旦見せ場を作り、最後までバテずに走り抜けた。

上がり「38.6」と時計面では目立たないものの、先行してしっかり粘った点は評価すべき。加えて馬体重+7kgは成長分と見てよく、次走、内枠を引いてロスなく運べれば、3着以内に入る可能性は十分ある。地力は確か、人気を落とすようであればなおさら妙味大。

【評価すべき4着】エクセスリターンの堅実な競馬

4着に入ったのは6番人気のエクセスリターン。この馬もまた、上位に食い込む力を見せてくれた。スタート後は無理せず後方に控える形となったが、最終コーナーではうまく内を突いて進出。直線ではジワジワと脚を伸ばし、グリューヴルムに続く4着でゴールした。

この馬の持ち味は「しぶとさ」と「器用な立ち回り」だ。内々で脚を溜めて直線で伸びる競馬ができるのは大きな強みで、展開が向けばさらに上位も狙える。今回は斤量55kgでの出走だったが、斤量増減に敏感なタイプではなく、次走でのパフォーマンスにも期待が持てる。

また馬体重+5kgでの出走だった点から、状態が良好であることも伺えた。次走、もう少し早めに動ける展開になれば馬券圏内も十分。人気薄であればなおさら押さえたい一頭だ。

【5着の実力馬】ダテノショウグンの踏ん張りは見逃せない

2番人気に推されたダテノショウグンは5着。勝ち負けには加われなかったものの、内容的には悲観するほどではなかった。スタートから中団の外目につけ、ペースに乗りながら3~4角では早めに進出。直線では先行勢が次々と失速する中でしっかりと粘りを見せた。

今回のレースでは「37.5」という上がりタイムでまとめており、馬自身の力は出し切った印象。やや外々を回る競馬だっただけに、もう少し内枠でロスの少ない立ち回りができていれば、着順は変わっていた可能性が高い。

また、馬体重-4kgで仕上がりは万全だったと見られ、状態面でも問題はなかった。今回は相手が強かったこと、展開にやや恵まれなかったことが敗因と見て良く、次走でも人気に応えるだけのだけの力はある。巻き返しに期待。

【厳しい展開の中奮闘】ヴィアメントの意地

8歳馬ヴィアメントが6着。年齢的にはベテランの域に達しているが、衰えを感じさせない走りを披露した。今回は後方からの競馬となり、直線では外からしっかり脚を使って伸びてきた。

タイム的には「1:53.6」、上がり「37.3」と決して目立つものではないが、休み明けを叩いての変わり身としては悪くない内容。特に最後まで脚を使い切った点は評価すべきポイントで、地方の馬場でも適応力を見せた。

調整過程や相手関係を見ながらではあるが、次走がもう少しメンバーが軽くなる条件であれば、馬券圏内進出も十分に可能。高齢ながらも気持ちがしっかりしており、侮れない一頭である。

【まさかの凡走】ヒーローコールに何があったのか?

期待された4番人気のヒーローコールはまさかの7着。スタート後すぐに先手を奪い、レースを引っ張る展開に持ち込んだが、3~4角で手応えが怪しくなり、直線では失速してしまった。

ハナを切って自分の形に持ち込めたにも関わらず、直線での粘りがなかった点は気になるところ。「38.8」という上がりタイムは後続と比較しても見劣りするもので、明らかに脚が上がってしまった印象。

馬体重-8kgと、少し絞りすぎた感もあり、状態面に問題があった可能性も否定できない。元々地方の馬場適性が高いわけではないタイプだけに、展開や馬場状況によっては力を発揮できない可能性も。立て直しに期待したい。

【人気の盲点】ムエックスが見せた可能性と課題

3番人気で注目されたムエックスは8着という結果に終わったが、レース内容を振り返ると、十分見どころはあった。道中は先行勢のすぐ後ろでしっかりと追走し、勝負どころでも内を回して進出。しかし直線では伸びを欠き、掲示板にすら届かなかった。

着順的には悔しい内容だが、ペースや展開に左右された部分も大きく、今回の敗戦で評価を大きく下げる必要はない。馬体重+7kgという増加は成長分とも取れ、むしろ今後の上積みを期待させる要素だ。

次走、内枠を引いてスムーズに先行できれば、巻き返しのチャンスはある。見限るにはまだ早い一頭だ。

【ベテランの苦戦】マースインディは衰えか

10歳となったマースインディは9着。ここ最近は厳しいレースが続いているが、今回もまた流れに乗れず、後方からのまま見せ場なく敗退した。

一時期は重賞でも好走していたが、加齢による反応の鈍さや決め手の甘さが顕著になってきており、年齢的な衰えは否めない。馬体重は+1kgと調整自体はうまくいっていたようだが、時計面での限界が見えた一戦だった。

今後は条件を落としたレース、または引退のタイミングも視野に入ってくるだろう。往年の走りを知るファンにとっては寂しさもあるが、次のステップに期待したい。

【総括】ブリリアントカップ2025を制したのは、再び輝きを放ったキングストンボーイ!

今年のブリリアントカップは、1番人気に応えたキングストンボーイの完勝劇で幕を閉じた。これまでのキャリアでも重賞戦線で実績を重ねてきた同馬だったが、近走の成績や年齢を考慮して「下降線か?」との声も一部にはあった。それを見事に覆す、7歳にして再びの頂点――まさに“王の帰還”というに相応しい内容だった。

レースは中団後方からの差し切りという鮮やかな内容で、騎手の吉原寛人の判断力も見事だった。道中の位置取り、タイミングを図った仕掛け、そして最後の直線の鋭い伸び――すべてが完璧にかみ合った競馬だった。今後も南関東の中距離戦線において、中心的存在として活躍が期待される一頭だ。

2着のリベイクフルシティや3着のグリューヴルムも、それぞれが地力を証明する競馬を見せており、今後の重賞戦線において注目される存在となった。人気を裏切る形になった馬たちも、展開や枠順、仕上がりひとつで着順を大きく変えられる可能性があるだけに、軽視は禁物だ。

次走の狙い馬:グリューヴルム(3着)

今回のレースで最も注目すべき「次走の狙い馬」は、3着に食い込んだグリューヴルムだ。

7番人気という評価の低さを覆し、実力馬相手に堂々と食い込んだ走りは、正直言って驚かされた。序盤は後方に構えながらも、道中で慌てることなく脚を温存。3~4角では内目を立ち回り、直線でじわじわと伸びる“いぶし銀”の競馬。最後は2着馬にクビ差まで迫る好走だった。

この馬の良さは、瞬発力よりも“しぶとさ”と“立ち回りの巧さ”にある。どんなペースになっても脚を使えるし、器用な脚さばきでポジション取りも自在。今回は時計的にも「1:52.4」と水準以上の内容で、負けて強しの印象を残した。

加えて馬体重が-5kgと絞れていた点からも、状態が仕上がっていたことが分かる。今後もこの馬体をキープし、相手関係次第では勝ち負けに持ち込めるだろう。特に、次走がもう少し軽いメンバー構成であれば、重賞初制覇も視野に入ってくる。

人気の盲点になりがちだからこそ、しっかりチェックしておきたい存在だ。

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