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【佐賀がばいスプリント2025】圧巻のスピードで他馬を圧倒!ネオシエルが貫禄の勝利!

【佐賀がばいスプリント2025】圧巻のスピードで他馬を圧倒!ネオシエルが貫禄の勝利!
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レース概要:スピード自慢が揃った不良馬場の短距離戦

2025年4月13日に佐賀競馬場で行われた「佐賀がばいスプリント(オープン・ダート1300m)」は、不良馬場というタフな条件のなか、10頭によるスピード勝負が繰り広げられた。スタートから各馬が激しく位置取りを争う中、1番人気に推されたネオシエルが実力を見せつけ、堂々の1着でゴール板を駆け抜けた。2着には4番人気のテイエムフォンテ、3着には2番人気のダイリンウルフが続いた。


佐賀競馬場 動画・映像 2025年04月13日 4R :楽天競馬

【1着】ネオシエル(牡5)|勝ち時計:1:21.5(石川倭騎手)

レース前から注目を集めていたネオシエル。前走から-12kgと馬体を絞っての出走だったが、それが良い方向に作用した。3~4角で内からスルスルと進出、最後の直線では危なげない伸び脚を披露し、2着馬に4馬身差をつけての完勝。上がりタイムは37.6秒とこの日の馬場状態を考えれば優秀で、着差以上に内容が濃い勝利だった。

石川倭騎手の手綱さばきも見事で、序盤はあえて出しすぎず、好位のインに構える冷静な立ち回り。3角で仕掛けるタイミングも絶妙で、馬の力を100%引き出す完璧な騎乗だった。

なお、管理する真島元徳厩舎としては、再び重賞級を視野に入れたくなる圧巻の内容。今後はさらなる上位戦線での活躍も十分期待される。

【2着】テイエムフォンテ(牡6)|敗れて強しの充実ぶり

スタートから先行策に出たテイエムフォンテは、道中も積極的なレース運びを展開。4コーナーでやや外を回らされたものの、直線では渋太く脚を使い、最後までしっかりと走り切った。勝ち馬には離されたものの、他馬の追撃を凌いで2着確保というのは大きな収穫だ。

特に注目したいのは、そのスタミナと先行力。不良馬場の中で最後までバテずに粘り通した点からも、地力の高さが光る。今後もこの路線で安定感ある走りが期待できる。

【3着】ダイリンウルフ(牡8)|年齢を感じさせない老練な走り

8歳という年齢ながら、安定した末脚を持ち味とするダイリンウルフが、今回もその力を発揮した。スタートから中団に構え、馬群の中で脚をためながら追走。勝負どころで馬群を割って伸びてきたあたりに、ベテランらしい勝負根性が見られた。

上がりタイムは37.5秒で、勝ち馬ネオシエルとほぼ互角。惜しくも3着だったが、馬体重も-8kgと状態が整っていたことが好走の要因だろう。次走以降もメンバー次第では上位争いが可能だ。

【4着】フェブキラナ(セ7)|見せ場は十分!最後の伸びに課題も

スタートから押して先行策に出たフェブキラナ。1角では先手を奪い、逃げるような形でレースを進めたが、直線では粘りきれず後退。それでも最後までしぶとく食らいつき、わずか0.9秒差の4着なら内容としては悪くない。

道中のペース配分や仕掛けのタイミングに改善の余地はあるものの、積極的な競馬ができるのはこの馬の強み。展開ひとつで馬券圏内に飛び込んでくる力は持っており、今後も注目しておきたい一頭だ。

【5着】マイネルサハラ(牡6)|見せ場十分も、やや仕掛け遅れたか

道中は2列目の内で脚をため、4角でスムーズに進路を確保したマイネルサハラ。直線では一瞬「おっ!」と思わせる伸び脚を見せたが、ラスト100mで甘くなってしまい5着。決して悪い内容ではないが、仕掛けどころにもう一工夫あれば、もう少し上の着順もあったはずだ。

それでも38.7秒という上がりを使っているように、末脚はしっかりしている。馬体重も安定しており、状態は良好。展開がハマればすぐにチャンスは巡ってきそうだ。

【6着】マイネルダグラス(牡7)|安定感はあるも決め手に欠ける内容

マイネルダグラスは中団から進める競馬。ペースが落ち着かない中、無理せず自分のリズムを守った走りを見せていた。4コーナーでもそれなりの手応えを残して直線を向いたが、勝負どころではややジリ脚になり、上位馬に置かれてしまった。

38.7秒の上がりはまずまずながら、前にいる馬を捕まえるほどの勢いには欠けた印象。やや器用さに欠けるタイプだけに、道中での展開に左右されやすい面もある。今回は相手が強かったとも言えるが、もう一段階上の脚が求められるレースだった。

それでも大きく崩れることが少ないのは強み。次走以降、相手関係が楽になれば馬券内浮上のチャンスはあるだろう。

【7着】アビエルト(牡8)|強気な競馬も最後は余力なし

スタート直後から押して好位の外目を確保。序盤は積極的な競馬を見せたが、4コーナーでは手応えが怪しくなり、直線では脚が止まってしまった。ラスト1Fの脚色が完全に鈍っていたことからも、やや強引すぎたレース運びだったかもしれない。

特にこの日のような不良馬場では、序盤に脚を使いすぎるとスタミナ切れが顕著に表れる。40.1秒という上がり時計が示す通り、最後は完全にバテてしまった。

とはいえ、展開ひとつで好走できる先行力は健在。年齢的には衰えもあるが、ハナに行く競馬ができればまだまだ面白い存在だ。

【8着】フルークツォイク(牡7)|馬場に泣かされた苦しい競馬

内枠から無理せず中団に控えたフルークツォイクだったが、不良馬場の影響を大きく受けた印象。コーナーでの加速が鈍く、スピードに乗り切れないままズルズルとポジションを下げる形になってしまった。

529kgと大型馬だけに、重い馬場では俊敏な加速ができないことも影響したかもしれない。騎手も内を狙ってロスのない競馬を意識していたが、馬自身が対応しきれなかった。

今後は、馬場状態の良い日の方が真価を発揮できるタイプ。乾いた馬場や小回りの利くコースで巻き返しに期待したい。

【9着】スパイラルノヴァ(牡7)|見せ場なく大敗も調子ひと息か

中団の後ろからレースを進めたスパイラルノヴァだったが、道中から手応えは今ひとつ。直線でも特に目立った脚を使うことができず、後方のままゴール。状態面での問題があったのか、あるいは馬場が合わなかったのか、いずれにせよ本来の走りがまったく見られなかった。

馬体は+2kgと微増ながら、動きには精彩を欠いていた印象。次走に向けては立て直しが急務だ。調子さえ戻れば末脚に定評がある馬だけに、今回の敗戦だけで見限るのは早計か。

【10着】ナンヨープランタン(牡10)|年齢的に厳しい印象も根性は見せた

10歳馬のナンヨープランタンは、道中後方からの追走。経験豊富なこの馬らしく、無理な競馬はせずに流れに乗ったが、馬場が合わずに直線で脚を使えず。結果的に最下位に沈むこととなった。

ただ、最後まで諦めずに走っていた姿勢にはベテランらしい意地が感じられた。競走能力のピークは過ぎているが、展開次第では掲示板争いくらいならまだ望めるかもしれない。

総評:ネオシエルの強さが際立った一戦

不良馬場という厳しい条件下でも、自身の競馬に徹して快勝したネオシエル。その着差と内容からも、ここではワンランク上の実力を見せつけた格好だ。対するテイエムフォンテとダイリンウルフも、それぞれの持ち味を活かした好走で、次走にも期待がかかる。

レース全体を見渡しても、各馬の個性がくっきりと現れた内容だった。不良馬場という難条件が、能力の差を明確にしたとも言えるだろう。

次走の狙い馬:マイネルサハラ

今回のレースで特に注目したいのが、5着に入ったマイネルサハラだ。上位勢と差のない競馬を見せ、仕掛けどころひとつで馬券圏内も狙えた内容。終始ロスのないインを立ち回り、直線ではしっかりと脚を使っている。

特に評価したいのは、道中での落ち着いた追走とラストの粘り脚。不良馬場ながら自分の競馬に徹し、他馬の動きにも惑わされなかった点は大きな収穫。馬体も安定しており、今後のレースでの上積みが十分期待できる。

次走は馬場が良化すれば、さらに持ち味が活かされるはず。3着以内の好走、十分に可能と見る。

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