はじめに
2025年4月2日に園田競馬場で行われた菊水賞（ダート1700m）。兵庫三冠の第一弾として注目されたこの一戦は、単勝1.0倍という圧倒的支持を集めたオケマルが期待に応える形で完勝。2着にはベラジオドリーム、3着にはジーニアスレノンが入り、人気馬が順当に上位を占める結果となりました。本記事では、このレースの詳細な分析と各馬の走りを振り返りつつ、次走注目したい馬をピックアップしていきます。
園田競馬場 動画・映像 2025年04月02日 11R 菊水賞：楽天競馬
レース展開の振り返り
スタートから中盤：オケマルの主導権争い
ゲートが開くと、オケマル（2番）が好スタートを切り、内枠を活かしてすぐに先頭へ。これに対してベラジオドリーム（10番）が果敢に2番手を追走。前目でレースを進めたのはリジェネレーション（4番）とドリタル（12番）も含めた4頭で、先行争いが激化するかに思えました。
しかし、オケマルは持ち前のスピードで一切譲らず、最初のコーナーを先頭のまま通過。後方ではジーニアスレノン（8番）が中団の外を追走しながら、じっくりと機をうかがっていました。
3コーナーから最終直線：オケマルの独走態勢
2周目の3コーナーに差し掛かる頃には、オケマルがさらにペースを上げて後続を突き放す展開に。ベラジオドリームは何とか食らいつこうとするも、じわじわと差を広げられていきました。
直線に入ると、オケマルは一気にスパートし、8馬身差の圧勝。馬場状態が良かったとはいえ、2着以下を全く寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスでした。2着には粘ったベラジオドリーム、3着にはジーニアスレノンが入り、上位人気馬が順当に好走する結果となりました。
勝ち馬の評価：オケマル（1着）
圧巻のレース内容、兵庫三冠へ大きな一歩
レース前から圧倒的な支持を集めていたオケマルは、実力通りの走りを披露。序盤から主導権を握り、そのまま独走態勢へ持ち込む競馬は、まさに強者の走りでした。
ポイント
- 逃げてラスト3F 38.1秒と、最後まで脚色が衰えなかった。
- 8馬身差の圧勝で、兵庫三冠に向けて視界良好。
- 馬体重486kg（+2）で仕上がりも万全だった。
これだけのパフォーマンスを見せた以上、次走も人気になることは間違いありません。距離延長となる兵庫チャンピオンシップ（ダート1870m）でも主役候補となるでしょう。
2着馬の評価：ベラジオドリーム（2着）
オケマルには完敗も、しぶとく粘り込んで2着を確保。ダート適性の高さを改めて証明しました。
ポイント
- 2番手追走でリズムよく走れたのは収穫。
- 直線でも粘り強く、他の追随を許さなかった。
- タイム1:54.5（後3F 39.2秒）は安定感のある走り。
今後も相手次第では好走が見込めるが、勝ち切るには展開の助けが必要になりそうです。
3着馬の評価：ジーニアスレノン（3着）
人気薄ながらしっかりと3着に食い込み、馬券圏内を確保しました。
ポイント
- 中団からレースを進め、直線でしっかり脚を伸ばした。
- 上がり3F 39.9秒と、終いの脚はしっかりしていた。
- 19.9倍の穴人気馬ながら、実力は確か。
今回のように、上位馬が崩れた際には馬券圏内に食い込める可能性が高く、今後も展開次第では狙い目の馬といえるでしょう。
次走の狙い馬：タンバブショウ（4着）
今回4着に健闘したタンバブショウ（11番）に注目したいです。91.2倍の7番人気と低評価でしたが、しぶとく食い下がり、掲示板を確保しました。
注目ポイント
- レース序盤は中団待機、直線でジワジワ伸びる競馬ができた。
- 上がり3F 39.2秒は2着のベラジオドリームと同じで、しぶとさが光った。
- 斤量57kgを背負いながらも粘れた点は評価できる。
次走もそこまで人気にはならないと考えられますが、距離延長やペースが緩む展開になれば、一発の可能性がある馬です。特に、先行勢が速くなりそうなレースでは、展開に恵まれて馬券圏内に飛び込むチャンスがありそうです。
まとめ
菊水賞は、オケマルの圧勝劇という結果になりました。圧倒的なスピードと持続力で、兵庫三冠に向けて最高のスタートを切った形です。2着以下の馬も実力は確かで、今後のレース次第では好走のチャンスが十分にあるでしょう。
また、次走の狙い馬としてタンバブショウをピックアップ。穴馬としてオッズ的妙味が期待できる一頭なので、次のレースでも注目しておきたいところです。
今後の兵庫三冠シリーズも楽しみですね！
次走の注目馬：タンバブショウ（7番人気 4着）
理由：展開次第で差しが決まる可能性があり、人気薄でも一発の魅力！
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