2025年3月29日、阪神競馬場で行われた第72回毎日杯(GⅢ)は、2番人気のファンダムが優勝。北村宏司騎手の手綱に導かれ、最後の直線で豪快な末脚を披露し、見事な勝利を収めました。本記事では、レースの振り返りや各馬の評価、そして次走で狙いたい馬を詳しく解説していきます。
レース総評:ファンダムが底力を見せつける!
レースは晴天のもと、芝1800mの良馬場で行われました。序盤はスローペースながらも、向正面からじわじわとペースが上がり、最後の直線で各馬の末脚勝負となる展開。勝ち時計は1分45秒9と、この時期の3歳戦としては優秀なタイムでした。
2番人気の**ファンダム(北村宏司騎手)**が、道中じっくりと脚を溜め、直線で豪快に抜け出して勝利。デビュー以来の安定感を見せつけ、クラシック戦線に向けて弾みをつけました。
一方、単勝7番人気のガルダイア(藤岡佑介騎手)が粘り強く2着に入り、穴党のファンを驚かせる結果に。3着には5番人気のネブラディスク(武豊騎手)が入り、3連単は72,780円の波乱となりました。
レース展開の詳細
スタートから中盤戦
スタートは全馬五分に決まりましたが、ガルダイアが果敢に先手を奪い、リードを広げます。ウォータークラーク、エコロディノスがそれを追う形で2、3番手をキープ。
ファンダムは中団の7番手あたりで折り合い、勝負どころに備えました。
3コーナーから直線へ
3コーナーでは、ガルダイアがペースを引き上げ、2番手以下を突き放す展開。後方待機組が徐々に進出を開始し、直線勝負へと持ち込まれました。
ファンダムはこの時点で7番手と、まだ余裕のあるポジション。 そして直線に入ると、豪快な末脚を発揮し、一気に先頭を奪いました。
各馬の評価
1着 ファンダム(北村宏司騎手)
評価:★★★★★(5/5)
・タイム 1:45.9(上がり32.5秒)
・序盤は中団でじっくり脚を溜め、直線で鋭く伸びる。
・クラシック戦線でも期待できる圧巻のパフォーマンス。
2着 ガルダイア(藤岡佑介騎手)
評価:★★★★☆(4/5)
・果敢な逃げを打ち、1馬身差の2着と健闘。
・後続の有力馬を振り切る粘りは高評価。
・展開次第ではさらなる好走も期待。
3着 ネブラディスク(武豊騎手)
評価:★★★★☆(4/5)
・道中7番手から堅実な末脚で3着確保。
・距離延長でも対応可能で、今後の成長が楽しみ。
4着以下の馬たち
・アスクシュタイン(4着):直線で伸びるもあと一歩。
・エコロディノス(5着):先行策も粘り切れず。
・リラエンブレム(7着):1番人気も直線で伸びず、敗因分析が必要。
今後の展望
クラシック戦線への影響
・ファンダムはクラシックの有力候補へ。皐月賞に向けても期待大。
・ガルダイア、ネブラディスクも重賞戦線で十分戦える内容だった。
次走で狙える馬
☆次走の狙い馬:ガルダイア(牡3・藤岡佑介騎手)
理由:
・単勝7番人気ながら、2着に粘り込む強い競馬を見せた。
・今回は逃げたが、差しに回る競馬でも戦える可能性が高い。
・次走ではそこまで人気にならない可能性があり、馬券的妙味が大きい。
毎日杯は、ファンダムの完勝で幕を閉じた。クラシック戦線を占う意味でも注目された一戦であり、今後の活躍が楽しみな馬が多く見られた。次走以降の動向にもぜひ注目していきたい。
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