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波乱の決着!ロングランが豪快に差し切る!第59回小倉大賞典(GⅢ)

波乱の決着!ロングランが豪快に差し切る!第59回小倉大賞典(GⅢ)
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先行勢を呑み込むロングランの末脚

2025年2月23日に行われた第59回小倉大賞典(GⅢ)は、4番人気のロングラン(せん7、丹内祐次騎手)が見事な差し切り勝ちを決め、重賞2勝目を飾った。後方待機策から最速の上がり34.0秒を繰り出し、最後の直線で前を行くショウナンアデイブをクビ差で捕らえた。

レース結果 JRA

レース展開:ハイペースが生んだ決着

第59回小倉大賞典(GⅢ)

このレースは、セルバーグが果敢に先手を奪い、2番手にはヤマニンウルス、3番手にコスモブッドレアと、前半から先行勢が激しく競り合う展開となった。前半1000m通過は58.6秒と速めの流れ。後続の差し馬勢には絶好の展開が訪れた。

第59回小倉大賞典(GⅢ)

ロングランは道中10番手付近と中団やや後方に待機し、3コーナー過ぎからスムーズに進出。直線で外に持ち出されると、一気に末脚を爆発させた。ゴール前ではショウナンアデイブとの叩き合いとなったが、最後のひと伸びでわずかに前へ出た。

上位入線馬の評価

1着 ロングラン(丹内祐次騎手)

スタートを決めた後、じっくりと脚を溜め、直線では鮮やかな差し脚を見せた。7歳ながらも衰えを見せず、持ち味の末脚を存分に発揮した。斤量57kgも問題にせず、ハンデ戦を勝ち切った点は評価に値する。

2着 ショウナンアデイブ(丸山元気騎手)

道中は好位の5番手を追走し、ロングランと並んで直線へ。最後までしぶとく脚を伸ばしたが、わずかに及ばなかった。それでもハンデ55kgでこれだけ走れたのは収穫であり、今後の重賞戦線でも期待できる内容だった。

3着 ラケマーダ(秋山稔樹騎手)

後方からレースを進め、直線ではしぶとく伸びて1馬身1/4差の3着を確保。前半の流れが速かったことで展開が向いた部分もあるが、12番人気ながらこの結果を出せたのは立派。今後のレースでも穴馬として注目したい。

先行馬総崩れの中で粘ったセルバーグ

逃げたセルバーグは、道中で後続を引き離す積極的なレースを展開。最後の直線では後続の猛追に遭いながらも、4着と粘り込んだ。勝ち馬との差はわずかクビで、先行勢の中では最も善戦した一頭と言える。

レース総評

このレースは、前半からペースが速くなったことで差し馬に有利な展開となった。ロングランの勝因は、ペースを見極め、後方でしっかりと脚を溜めたことにある。一方、前につけた馬たちは厳しいレースとなり、粘り込めたのはセルバーグとコスモブッドレアのみだった。

また、3連単は160,400円と波乱の決着。ラケマーダの激走により、高配当を演出した。

今後の展望

勝ったロングランは、重賞戦線でのさらなる活躍が期待される。高齢ながらも衰え知らずの末脚は魅力的で、次走のローテーション次第では再び好走の可能性が高い。ショウナンアデイブやラケマーダも、条件が合えば重賞制覇のチャンスが巡ってくるだろう。

小倉大賞典は、毎年波乱含みのレースとして知られるが、今年もまた荒れた決着となった。今後のハンデ戦では、展開の読みが重要なポイントとなりそうだ。

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