勝負を決めた瞬間とは?
2025年2月13日、姫路競馬場で行われたダート2000mの重賞「白鷺賞」。稍重の馬場コンディションの中、6歳牡馬オディロン(下原理騎手)が見事な走りを披露し、重賞タイトルを手にした。人気は3番人気だったが、レース内容は堂々たるもの。勝負のポイントを詳しく振り返る。
姫路競馬場 動画・映像 2025年02月13日 11R :楽天競馬
レース展開:主導権争いとオディロンの好位抜け出し
スタート直後、積極的に先手を奪ったのは2番人気のインベルシオン。外枠からマルカイグアスが追随し、オディロンも無理せず好位の3番手を確保する形となった。1コーナーでは【7,10,9,12,1,2,11,3,6,(4,8),5】と、7番インベルシオンが先頭を譲らずレースを引っ張る展開。 向こう正面に入ると、依然としてインベルシオンがペースを作りつつ、人気のフークピグマリオン(1番人気)がじわりと進出。オディロンは絶妙なポジションをキープしつつ、機をうかがう冷静な立ち回りを見せる。
勝負どころ:3コーナーでの攻防
2周目の3コーナーでは【7,12,9,10,11,1,6,2,4,3,8,5】と、フークピグマリオンが外から並びかけ、ここでレースは一気に動いた。オディロンもペースアップし、逃げるインベルシオンと並ぶ形に。4コーナーを迎えた時点で、オディロン、フークピグマリオン、インベルシオンが三つ巴の状態となった。
ラスト直線:オディロンの底力炸裂
直線に入ると、まずインベルシオンが苦しくなり後退。フークピグマリオンがしぶとく食い下がるものの、オディロンがジリジリと抜け出し、最後は1馬身差で勝利を決めた。時計は2:14.2、上がり3ハロンは39.0秒と力強い内容だった。 2着は1番人気のフークピグマリオン。道中の立ち回りは完璧だったが、最後の伸びがあと一歩届かなかった。3着には逃げ粘ったインベルシオンが入り、序盤から先頭をキープした粘り強さを見せた。
勝因分析:オディロンの好位キープと判断力
オディロンの勝因は、 好位から無理せず立ち回ったレース運びと、直線でのしぶとい伸び にある。勝負どころでも慌てず、しっかりと脚を残しながら進出した下原理騎手の手綱さばきも光った。 また、 前走から6kgの馬体減がプラスに働いた 可能性もある。前走よりもシャープな動きを見せ、2000mの持久戦でしっかりと走り切った点は大きな収穫だ。
今後の展望:オディロンのさらなる飛躍に期待
オディロンはこれで 通算5勝目(地方含む) 。重賞タイトルを手にし、今後のレース選択にも幅が広がるだろう。 一方で、敗れたフークピグマリオンも4歳ながら十分な能力を示した。成長が見込めるだけに、次走での巻き返しが期待される。 また、インベルシオンの逃げ粘りも評価に値する内容だった。レース展開次第では、次走以降も上位争いに食い込んでくる可能性が高い。 白鷺賞を制したオディロンの今後の活躍に注目が集まる!
COMMENT みんなのコメント欄
【衝撃の決着!】白鷺賞2025 オディロンが制す!その裏に隠されたドラマとは?