東京2歳優駿牝馬(SI)2024 　馬券直結ニュース宝箱

プラウドフレールが7番人気からの快挙！地方競馬の新記録も樹立
世代の頂点に立つのはどの馬か？
ドナギニー得意舞台で逆襲だ！
1. トレーナーコメントから見る有力馬の状態
2. 編集後記
陣営の思惑を分析！注目ポイントと展望
第48回東京2歳優駿牝馬(SI)展望
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プラウドフレールが7番人気からの快挙！地方競馬の新記録も樹立

2024年12月31日、大井競馬場で行われた第48回東京2歳優駿牝馬（ダート1600m）は、地方競馬の年末を締めくくるにふさわしい熱戦となりました。7番人気の伏兵プラウドフレール（牝2、船橋・川島正一厩舎）が見事な走りを披露し、重賞初制覇を果たしました。これにより、父ニューイヤーズデイの産駒としても新たな歴史を刻みました。

レース展開と勝因

プラウドフレールは好位からレースを進め、直線では内を突く形で脚を伸ばしました。張田昂騎手の冷静な判断が光り、1番人気ゼロアワー（牝2、川崎・高月賢一厩舎）の追撃を1.1/4馬身差で凌ぎ切りました。勝ちタイムは1分42秒5（良）。

また、4番人気エイシンマジョリカ（牝2、北海道・米川昇厩舎）が2馬身差で3着に入る堅実な走りを見せました。一方で、2番人気ウィルシャインは5着、3番人気ドナギニーは8着に終わり、上位人気馬が崩れる波乱の結果となりました。

勝ち馬プラウドフレールのプロフィール

プラウドフレールは、父ニューイヤーズデイ、母スリーメロディー（父ネオユニヴァース）という血統背景を持つ牝馬。船橋競馬場の名門・川島正一厩舎に所属しており、今後もダート路線での活躍が期待されます。馬主は小島俊治氏、生産者は辻牧場。今回の勝利で一気に注目を集める存在となりました。

地方競馬の歴史を塗り替えた大井競馬の売上記録

同日のレースに加え、12月25日から31日までの大井競馬第14回開催で、地方競馬として過去最高の売り上げを記録。合計売得金は驚異の273億4366万9390円となり、昨年の記録を約10億円も更新しました。特に29日の東京大賞典では、1日で139億5566万8250円を売り上げる快挙を達成。地方競馬の可能性をさらに広げる結果となりました。

全着順一覧

1着　プラウドフレール（7人気）
2着　ゼロアワー（1人気）
3着　エイシンマジョリカ（4人気）
4着　オリコウデレガンス（9人気）
5着　ウィルシャイン（2人気）
6着　エスカティア（6人気）
7着　アメストリス（10人気）
8着　ドナギニー（3人気）
9着　エイシンナデシコ（5人気）
10着　クレイジーフルーツ（14人気）
11着　ランベリー（11人気）
12着　ヨルノチョウ（15人気）
13着　ヴィルミーキスミー（13人気）
14着　イイデマイヒメ（8人気）
15着　バイアホーン（12人気）

今後への期待

プラウドフレールの快挙は、血統や厩舎力、そして騎手の手腕が見事に噛み合った結果と言えるでしょう。また、大井競馬の売上記録更新は、地方競馬の注目度がますます高まっていることを示しています。来年のレースにも大いに期待がかかります。

世代の頂点に立つのはどの馬か？

最内枠から主導権を狙うゼロアワー

ホッカイドウ競馬で重賞3連勝を果たし南関東に転入した①ゼロアワー。今回のレースで軸馬として大きな注目を集めています。4走前のリリーカップでは最内枠で揉まれる形となり5着に敗れるも、その後は実力を証明する圧巻の走りで連勝を飾りました。特に近2戦では1600メートルと1700メートルの距離を克服し、伸び伸びと走れた際の持続力の高さを披露。今回も最内枠から果敢に主導権を奪い、スピードの違いを見せつけることが期待されています。

デビュー4連勝を狙うウィルシャイン

ローレル賞を制し、デビューから無敗のウィルシャインも注目馬の一頭です。初めて挑んだ前走のマイル戦では、外々を回る厳しい競馬でも力強い末脚で抜け出し、着差以上の強さを見せました。初の大井競馬場でもそのセンスと加速力を武器に、デビュー4連勝と2歳女王の座を目指します。

その他有力馬

エイシンマジョリカはエーデルワイス賞で2着に入った実績があり、牝馬同士の戦いでは実力上位。スムーズな立ち回りが鍵となるでしょう。

馬場情報：逃げ・先行馬に注目

大井競馬場の開催5日目も良馬場が予想され、砂の軽さが時計に影響を与えています。矢野貴之騎手も指摘するように、「前残り」の傾向が強まっており、逃げや先行馬に注目が必要です。特にゼロアワーのようにスピードで主導権を奪える馬には追い風となるコンディションと言えるでしょう。

ドナギニー得意舞台で逆襲だ！

ポイント
ドナギニーを中心に、ゼロアワー、ウィルシャインといった実力馬の競り合いが注目される一戦。以下に詳しく解説します。

東京2歳優駿牝馬では、地元・大井マイル戦で圧巻のパフォーマンスを見せたドナギニー（8番）に注目。前走は展開が厳しく5着に終わったものの、大井マイルの2走前では実力を存分に発揮しました。3番手追走から残り200メートルで抜け出し、後続に6馬身差をつけた圧勝劇。勝ち時計1分43秒2は同条件での上位タイムです。地元での実績が強敵撃破への追い風となるでしょう。

対抗格は、門別で重賞3連勝の実績を持つゼロアワー。門別から初の大井参戦となりますが、ハイレベルな競争を勝ち抜いた能力は確か。輸送とゲートが課題とされる中でも、地力の高さで好勝負が期待されます。

ウィルシャインも軽視できません。S2ローレル賞では後方一気の末脚で快勝。デビューから3戦無敗と勢いに乗っており、右回りの課題を克服すればさらなる飛躍も。

一発を秘めるのは、パワフルな脚質が持ち味のエスカティア。真面目さに欠ける面があるものの、調整の工夫が結果につながる可能性も。さらに、巻き返しを図るアメストリスや、先行粘り込みを狙うヴィルミーキスミーも見逃せません。

トレーナーコメントから見る有力馬の状態

ドナギニー（中道師）

「前走は厳しい競馬で5着でしたが、内容は悪くありません。追い切りの動きも良好で、地元で巻き返しを図りたいです。」

ゼロアワー（高月師）

「ゲートが課題ですが、入厩後の調整は順調です。力を出し切れば十分に勝負になるでしょう。」

ウィルシャイン（佐藤太師）

「状態は良く、輸送や右回りにも問題なく対応できる見込みです。流れに乗れるかが鍵になります。」

エスカティア（小久保師）

「パワフルな馬ですが、真面目さに欠ける面があります。競馬でどこまで集中できるかがポイントです。」

アメストリス（稲益師）

「前走の敗因は重量差と展開。調整は順調で、巻き返しを狙います。」

編集後記

大井競馬場のマイル戦は展開やコース適性が大きく影響するため、地元実績があるドナギニーが好条件と言えます。一方で、ゼロアワーやウィルシャインといった強敵が、どこまでその牙城を崩せるか。各馬の個性がぶつかり合う一戦から目が離せません！

陣営の思惑を分析！注目ポイントと展望

東京2歳優駿牝馬は、2歳牝馬たちが繰り広げる注目の一戦です。各馬の陣営コメントから、期待感と不安が交錯する中、レースへの思いが感じられます。ここでは、そのコメントを分析しつつ、注目すべきポイントを考察していきます。

❶ゼロアワー（高月賢師）

「ゲートの不安はあるものの、調教の動きは素晴らしい」とのコメントが目を引きます。未完成な部分もありますが、その潜在能力はかなりのもの。スタートを決めれば好勝負必至でしょう。

❷バイアホーン（月岡健師）

前走の強気な競馬を反省しつつも、今回は枠順を味方に先行策を狙う構え。競馬巧者である点とマイル適性の高さが武器となりそうです。

❸ウィルシャイン（佐藤太師）

右回り調教を積んでいることでコース適性の懸念が払拭されています。また、自在性のある競馬が可能なため、展開に左右されない強みを持っています。

❹アメストリス（稲益貴師）

前走は不運な要素が重なった様子ですが、今回は右回りでの課題克服が進んでいるとのこと。安定感のある走りが期待されます。

❺エスカティア（小久保智師）

パワーにあふれる馬体が魅力ですが、気性面での課題が残る様子。陣営の工夫が実を結べば、一発があってもおかしくありません。

❻ヴィルミーキスミー

他地区への遠征経験が強みとなる一方で、相手関係が厳しい状況。キャリアの豊富さをどう活かすかが鍵です。

❼イイデマイヒメ

門別重賞を制した実績馬。ただし、マイル戦で崩れた経験があるだけに、折り合いが重要。力を出し切れれば上位争いも可能です。

❽ドナギニー（中道啓師）

地元復帰がプラス材料で、内枠で脚をためる競馬が理想形。終いの切れ味を生かせれば上位進出も期待できます。

❾ヨルノチョウ

前走8着と結果が振るわず、重賞では苦戦が予想されます。

❿エイシンナデシコ（藤原智師）

食欲の不安があるものの、調教ではしっかりとメニューをこなしている点は好感。素質を活かし、どこまでやれるか見どころです。

⓫ランベリー（赤嶺本師）

スタートの課題が解消されれば、持ち前の根性を武器に健闘が期待できます。流れに乗る競馬がポイントとなりそうです。

⓬クレイジーフルーツ（朝倉実師）

「相手は強いが状態は良い」とのコメントが示す通り、条件は厳しいものの一発を狙う気概が感じられます。

⓭エイシンマジョリカ（米川昇師）

前走での末脚が光るものの、休養明けの影響がどう出るか未知数。しかし、能力の片鱗を見せており侮れません。

⓮プラウドフレール（川島一師）

気性面の成長と状態の上積みがあり、能力発揮への期待が高まります。2走前の不振を払拭できれば上位争いも十分可能です。

レースの展望と注目馬

各馬が持つポテンシャルと課題が浮き彫りになりました。今回のレースでは、ゼロアワーの潜在能力、バイアホーンの競馬巧者ぶり、ウィルシャインの自在性が注目ポイント。さらに、エスカティアの一発やイイデマイヒメの折り合い次第での復活劇も見どころです。

どの馬が東京2歳優駿牝馬の栄冠を掴むのか、注目の一戦です。

第48回東京2歳優駿牝馬(SI)展望

2024年12月31日（火）、大井競馬場で開催される「第48回東京2歳優駿牝馬（SI）」は、今年最後を飾る注目のレースです。未来のクラシック戦線で活躍する可能性を秘めた2歳牝馬たちが、短いキャリアながらも全力で女王の座を狙います。ここでは過去のデータをもとに、レースの傾向を掘り下げ、注目ポイントを整理します。