期待の新星たち――アッサジャン、スティレセイル、ギフテッドが新馬戦で輝く瞬間を待つ

アッサジャン、スティレセイル、ギフテッド――注目の新馬たちがデビューへ

2016年の日本ダービーを制したマカヒキの半妹にあたるアッサジャン（牝2、美浦・国枝栄厩舎）が、2024年12月7日（土）の中山5R・2歳新馬戦（芝1600m）でデビューを迎えます。父ブラックタイド、母ウィキウィキ、母父フレンチデピュティの血統背景を持つアッサジャンは、兄マカヒキの活躍に続けるか注目されています。マカヒキは5年1カ月ぶりの勝利を2021年の京都大賞典で手にしたほか、半姉ウリウリも2015年のCBC賞を制するなど、近親には重賞勝ち馬が多数います。
調教では美浦のウッドチップコースで5F66秒台、1F11秒台前半をマークしており、水準以上の動きを見せています。兄姉の新馬戦成績も好調で8戦3勝、2着2回と堅実な結果を残しており、デビュー戦から勝ち負けが期待されます。

一方、12月7日（日）には京都競馬場でスティレセイル（牝2、栗東・福永厩舎）が、京都5R・2歳新馬戦（芝1800m）でデビュー予定です。父はキズナ、母コーステッド、母父Tizwayという良血馬で、半兄には2022年の共同通信杯を制したダノンベルーガ、半姉には2023年秋華賞2着のボンドガールがいます。母コーステッドは2016年の米G1・BCジュヴェナイルフィリーズターフで2着となった実績馬で、芝適性の高さを期待されています。
調教では11月29日に栗東CWで6F81秒9、1F11秒6を計時し、併せ馬でアスクデビューモア（3歳1勝クラス）と互角の動きを見せました。福永調教師は「乗りやすく、芝で良さそうな馬」と評価しており、実戦での成長を楽しみにしています。

さらに、12月7日（土）の中山5Rには、ギフテッド（牝2、美浦・武井厩舎）がデビューを予定しています。父はモーリス、母はファントムシーフやディスペランツァを輩出した母系血統を持つ馬です。兄ファントムシーフは2023年の共同通信杯勝ち馬、半兄ディスペランツァは2024年のアーリントンCを制しています。調教では美浦ウッドチップコースで素軽い動きを見せ、武井調教師は「距離はもう少しあったほうがいいが、センスで対応してくれる」と期待を寄せています。

それぞれ血統的な魅力と調教での好気配を武器に、デビュー戦での勝利を目指す3頭に注目が集まります。

ウマボン

どの馬も血統が豪華で、調教でも才能を感じさせる動きを見せていますね。初戦から大舞台を目指せる逸材たちの走りが楽しみです！