第76回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)展望:京都芝1600mでの熱戦が期待される
第76回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)が、2024年12月8日(日)に京都競馬場で行われます。今年から舞台が京都競馬場の芝1600メートル外回りに変更されることで、例年とは異なる傾向が予想されます。2歳牝馬の頂点を決める一戦、どの馬が新たな歴史を刻むのでしょうか。
福盛オーナーの初GI制覇なるか?注目はスリールミニョン
今回、注目を集めている一頭が福盛訓之オーナーのスリールミニョン(牝2、栗東・高橋康之厩舎)です。2021年に馬主デビューを果たした福盛オーナーにとっては、初のGI制覇が懸かる重要な一戦となります。
スリールミニョンは、父ミスターメロディ、母ルミノハレブタイ(母父クロフネ)という血統背景を持ち、2024年のブリーズアップセールで1950万円(税抜)で取引された馬。デビュー戦での新馬勝ちを皮切りに、特別レースのききょうSで勝利を挙げるなど、着実に実績を積んできました。前走のファンタジーSでは6着と結果を残せませんでしたが、今回はマイルへの距離延長がプラスに働く可能性があり、展開次第では上位争いも期待されます。
また、スリールミニョンは騎手の永島まなみが命名したことでも話題を呼びました。福盛オーナー、高橋康之調教師、そして永島騎手という3者が揃ってのGI初制覇となれば、大きな盛り上がりを見せること間違いありません。
騎手&血統データから見る今年の注目ポイント
初めて京都競馬場で行われる今回の阪神JFでは、過去データの多くが参考にならない状況です。そのため、京都競馬場リニューアル後の芝1600メートル外回りコースでの成績を基にした考察が重要となります。
勝利数トップは坂井騎手(2位川田騎手)ですが、注目したいのは団野騎手です。連対率22.7%、複勝率40.9%と安定した成績を残しており、さらに単勝回収率は284%という驚異的な数字を叩き出しています。11月のマイルCSではソウルラッシュを4番人気で優勝に導いた騎乗ぶりも記憶に新しいところ。今回の阪神JFでは、団野騎手が騎乗予定のダンツエランが大いに期待されます。
さらに、ダンツエランの父であるロードカナロアも注目ポイントです。ロードカナロアは今年の種牡馬成績で実質トップの信頼度を誇り、舞台替わりとなる京都芝1600メートルでの適性にも期待が寄せられます。
まとめ
第76回阪神JFでは、新たな舞台でのレースが多くの波乱を呼びそうです。スリールミニョンやダンツエランといった注目馬たちの戦いに加え、京都競馬場ならではの特性を活かした騎手や血統が勝負の鍵を握るでしょう。今年の2歳牝馬の頂点に輝くのはどの馬か。12月8日、京都競馬場で歴史の1ページが刻まれます。

阪神JFが初の京都開催ということで、どの馬がこの新たな舞台で力を発揮するのか楽しみですね!スリールミニョンや団野騎手コンビに期待が高まります!
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