第76回阪神JF注目馬の動向と調整状況
第76回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)が12月8日、京都競馬場で行われます。芝1600メートル外回りの舞台には、各厩舎が自信を持って送り出す2歳牝馬が集結します。ここでは、注目馬の最新情報をお伝えします。
キョウエイボニータの動向
美浦・伊藤伸一厩舎のキョウエイボニータ(父イスラボニータ)は、阪神JFを回避し、同週に行われる自己条件のつわぶき賞(12月7日、中京)に出走予定です。引き続き鞍上を務める松岡正海騎手とのコンビで、ここでの勝利を目指します。距離や条件を考慮した選択であり、今後の成長を見据えた調整が進んでいます。
リリーフィールドの充実ぶり
栗東・小崎憲厩舎のリリーフィールド(父モズアスコット)は、前走もみじSで京都外回りコースを勝利した実績が光ります。3馬身半差をつけた快勝は、同馬の能力の高さを示しました。中間ではゲート練習を重ね、調教師も「中ではおとなしいので心配ない」と自信を持っています。
鞍上には名手・武豊騎手が決定。小崎調教師と武騎手のコンビは、かつてスマートファルコンでのG1級6勝で知られていますが、今回のJRA・G1挑戦は初めてです。「久々にユタカさんと挑戦できてうれしい」と語る調教師の表情には期待がにじみます。前走以上の仕上がりを見せており、厩舎の勢いも追い風となりそうです。
テリオスララの調整状況
美浦・田島俊明厩舎のテリオスララ(父シスキン)は、前走の萩Sでリステッド初勝利を挙げています。12月3日には美浦坂路で軽めの調整を行い、日曜日にはしっかりと負荷をかけた追い切りを実施しました。田島調教師は「順調に来ています」と仕上がりに満足の様子です。
近2走は逃げ切りで連勝中ですが、距離短縮となる1600メートル戦での対応が鍵となります。「絶対に逃げるわけではない」との指揮官のコメントから、自在性を生かしたレース運びが期待されます。
阪神JFは、2歳女王を決定する舞台であると同時に、来年のクラシック戦線を占う重要なレースです。各馬の動向や調整状況を注視しながら、華やかな戦いを楽しみに待ちましょう。
やっぱり武豊騎手の存在感がすごいですね!リリーフィールドの活躍が楽しみです。テリオスララも連勝中の勢いに期待しています。
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