中日新聞杯 2024年の展望と注目馬
2024年12月7日(土)、中京競馬場で行われる第11レース「中日新聞杯」は芝2000mのハンデ戦。今年も多くのドラマを生み出す可能性を秘めた一戦として注目が集まっています。
かつては春開催も経験したこのレースですが、2017年から冬の開催に戻り、近年は波乱傾向が顕著。昨年も人気薄の馬が絡み、3連単配当が10万円を超える結果となるなど、荒れる展開が見込まれるレースです。
過去データから見る傾向
1. 前走敗退馬の巻き返し
中日新聞杯の特徴の一つは、前走で凡走した馬が巻き返すケースが多い点です。近7回のデータでは、前走5着以内だった馬の複勝率は14.6%と苦戦傾向。一方、前走6~9着だった馬は複勝率22.6%であり、単勝・複勝回収率も優秀です。前走で人気を裏切った馬が一変する可能性が高いことは、馬券戦略の大きなヒントとなるでしょう。
2. 間隔の空いた馬が優勢
中2週以内で出走する馬の勝利例がないことからもわかるように、間隔をしっかりと取った馬が好成績を収めています。特に、中4~8週や中10~25週で挑む馬が有利。休養明け過ぎる馬には注意が必要ですが、リフレッシュされた状態で出てくる馬は注目です。
3. 持続力が問われる舞台
中京競馬場の特徴である急坂と長い直線は、持続力が重視されるレース展開を生み出します。スピードや瞬発力よりも、一定のペースで長く脚を使えるタイプが浮上しやすい点も見逃せません。特に、阪神や東京のスピード競馬で結果を出せなかった馬が巻き返す例が多く見られます。
注目馬
ドクタードリトル
前走・福島記念では1番人気に支持されながら7着に敗れましたが、中京コースとの相性の良さは魅力的。3走前には3勝クラスを圧勝しており、舞台適性は十分です。今回は人気が落ちそうなタイミングだけに、狙い目と言えそうです。
コスモキュランダ
前走・菊花賞では14着と大敗しましたが、レース内容は出負けや掛かりといった不利が重なったもの。加藤士津八調教師も「ノーダメージで調整が進んでいる」と自信を見せており、新たに横山武史騎手とのコンビを組むことで変わり身が期待されます。今春の皐月賞で2着に入った実績もあり、スムーズな競馬ができれば巻き返しが見込めます。
まとめ
中日新聞杯は過去の傾向を踏まえると、前走凡走馬や間隔を空けた馬が浮上しやすい舞台です。また、持続力に優れた馬が直線のタフな攻防を制しやすい点も要注目。今年も波乱含みのレースとなる可能性が高く、人気薄の伏兵馬にも目を光らせたい一戦です。
毎年の波乱傾向を考えると、馬券の組み立てが楽しくなりそうですね!人気馬を外して穴馬狙いもアリかも!
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