ミストレスと矢作厩舎の挑戦！阪神JFで輝く新星誕生か

阪神ジュベナイルフィリーズ登録馬が確定！注目は矢作厩舎の「ミストレス」

2024年12月8日（日）、京都競馬場にて第76回阪神ジュベナイルフィリーズ（GI・芝1600m）が開催されます。2歳牝馬による年末の女王決定戦にはフルゲート18頭に対し、26頭が登録。外国馬メイデイレディが優先出走枠を確保しており、収得賞金400万円の組からは最大2頭までが抽選で出走可能となる見込みです。注目の出走馬や最新の調整状況を詳しく見ていきます。

ミストレスの状態は良好、矢作厩舎の2週連続重賞制覇なるか

栗東トレセンで調整が進むミストレス（牝2、矢作芳人厩舎、父キズナ）は、前走アルテミスステークス（GIII）で2着に健闘。初めての重賞挑戦ながら、スタート直後から積極的にハナを切る競馬を見せ、最後まで粘り込むレースぶりは高い評価を得ました。短期放牧を挟み、すでに仕上がりの良さを見せているとのこと。田代厩務員は「頭が良く、使うたびに成長している。この2戦の内容を見れば、今回も大いに期待できる」と話し、陣営からは自信がうかがえます。

矢作厩舎は先週のチャレンジカップでラヴェルが勝利を収め、同厩舎所属の坂井瑠星騎手もチャンピオンズカップでレモンポップを駆り優勝。勢いに乗るチーム矢作が、今週のGI戦線でも躍動する可能性が高いです。

出走馬確定状況

現在の出走馬決定順および収得賞金は以下の通りです。

外国馬（優先出走枠）

• メイデイレディ（May Day Ready）

収得賞金順

• 2300万円：ランフォーヴァウ
• 2000万円：ダンツエラン、ブラウンラチェット
• 1200万円：テリオスララ
• 1000万円：アルマヴェローチェ、カワキタマナレア、コートアリシアン、スリールミニョン、ミストレス、モズナナスター、リリーフィールド
• 900万円：クリノメイ、ジャルディニエ、ビップデイジー、ミーントゥビー

抽選対象馬（収得賞金400万円）

• イリフィ、ウォーターガーベラ、サンナイアガラ、ジューンエオス、ショウナンザナドゥ、ティラトーレ、テレサ、ベルビースタローン、ラブアイミー

なお、同賞金のキョウエイボニータは出走を回避する見込みで、9分の2の抽選が行われる予定です。

鍵を握るポイント

今年の阪神ジュベナイルフィリーズでは、各馬の調整状況だけでなく、京都競馬場に舞台が戻った点も大きなポイントです。例年とは異なる条件下で、真の適性が問われる一戦になることは間違いありません。特に、ミストレスの父キズナ産駒は京都芝コースとの相性が良く、過去データからも連対率の高さが際立っています。矢作厩舎の勢いと併せて、注目が集まる一頭です。

また、外国馬メイデイレディの参戦により、ペースや展開にも影響が出る可能性があり、予想が一層難解となりそうです。