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レモンポップ、堂々たる連覇と引退式で感動を呼ぶ

レモンポップ、堂々たる連覇と引退式で感動を呼ぶ

チャンピオンズカップ2024:レモンポップが連覇で有終の美を飾る

2024年12月1日、中京競馬場で行われた第25回チャンピオンズカップ(3歳以上・GI・ダート1800m)は、坂井瑠星騎手騎乗の1番人気レモンポップ(牡6、美浦・田中博康厩舎)が優勝を飾り、昨年に続く連覇を達成しました。勝ちタイムは1分50秒1(良)。直線では、2番人気ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・小手川準厩舎)の猛追をハナ差で振り切り、堂々とゴールを駆け抜けました。

3着には9番人気のドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学厩舎)が入り、1.1/2馬身差の接戦を演じました。一方、3番人気ペプチドナイル(牡6、栗東・武英智厩舎)は見せ場を作れず5着に敗れています。

レモンポップの華麗なキャリアと偉業

レモンポップは父Lemon Drop Kid、母Unreachable(父Giant’s Causeway)の血統背景を持ち、国内のGI級競走で6戦全勝という圧巻の成績を残しました。また、チャンピオンズカップの連覇は、2010年・2011年(当時のジャパンカップダート)のトランセンド以来、史上2頭目の快挙です。昨年も2着となったウィルソンテソーロを再び退けた形で、まさに完璧なキャリアの幕を引きました。

引退式での感動のセレモニー

同日、中京競馬場の最終レース終了後には、レモンポップの引退式が行われました。多くのファンが集う中、ピカピカに整えられた馬体で堂々と周回する姿に、別れを惜しむ声があふれました。

管理調教師の田中博康氏は、「去年以上に感動しました。この馬には厩舎の勢いをつけてもらい、感謝しかありません」と語り、デビューからレモンポップを支えてきた田端誠助手も「賢くて真面目な馬で、今日は最後のレースだと伝えながら送り出しました」と感慨深げな様子を見せました。坂井瑠星騎手も「6戦すべてのGIを勝たせてくれて、本当に素晴らしいパートナーでした」と笑顔で送り出しました。

次なるステージへ

レモンポップは今後、北海道日高町のダーレージャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬としての第二のキャリアを歩む予定です。同施設の福田洋行取締役は「ダート路線の充実を支え、将来的にはパイロの後継として人気種牡馬になることを期待しています」とコメントしました。

歴史的珍事の背景

また、今年のチャンピオンズカップは昨年と同じく、1着レモンポップ、2着ウィルソンテソーロ、3着ドゥラエレーデという全く同じ着順で決着。このような事例は1984年のグレード制導入以降、G1では2016年と2017年の中山大障害(J-G1)のオジュウチョウサン、アップトゥデイト、ルペールノエル以来2例目、平地G1では初の快挙です。

昨年は波乱の決着で高額配当がつきましたが、今年は比較的順当な結果で3連単は1万8050円の配当となりました。

ウマボン
ウマボン

レモンポップ、引退、おつかれさま!国内無敗のGI戦績は伝説そのもの。種牡馬としても活躍期待しています!

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