チャレンジカップ(チャレンジC)を読み解く
1. 京都競馬場での変更点に注目
チャレンジCは、2017年から阪神芝2000mでの別定重量戦として行われてきましたが、今年は京都競馬場芝2000m内回りコースに舞台を移します。これにより、先週からCコースを使用することで芝の状態が悪化し始めており、コース適性が重要な鍵を握ると考えられます。また、京都内回り特有の短い直線ではポジショニングが勝負を左右するため、先行力と切れ味を兼ね備えた馬を重視したいところです。
2. 過去の傾向が示すヒント
近10年のデータを振り返ると、3歳馬が【7-0-2-11】と圧倒的な成績を収めています。今年もこの傾向を無視することはできません。さらに、1~2番人気馬が高い信頼度を示す一方で、10番人気以下の馬が連対した例はなく、穴狙いはリスクが高いといえます。前走G1出走組が3勝を挙げていることからも、格の高いレースを経てきた馬が有利である点は要チェックです。
有力馬の考察
◎アルビージャ
4歳馬のアルビージャは、前走のオールカマーで5着に入り、重賞級のポテンシャルを証明しました。関越Sではレコード決着のハイペースの中で僅差4着と復帰初戦ながら安定した走りを見せています。デビュー時の未勝利戦でソーヴァリアントの2着となるなど、素質の高さを示しており、今回も上位争いを期待できます。
○エピファニー
小倉大賞典を制し、中京記念ではタイム差なしの2着。右回りの小回りコースに適性を見せている点は今回の京都内回りにマッチします。展開次第では持ち味を存分に発揮できる可能性が高く、警戒が必要な一頭です。
▲マキシ
ケフェウスS2着を含め、ここ3戦で33秒台の末脚を披露。距離2000m以上での好成績【4-1-2-1】を考慮すると、この条件は得意な部類です。精神面の課題があるものの、成長次第で逆転の可能性を秘めています。
△ダノンエアズロック
プリンシパルSを制し、毎日王冠でも差のない競馬を展開。右回り経験が少ない点は不安材料ですが、実績を考えると軽視は禁物です。
その他の有力馬
- ディープモンスター:京都コースで2勝を挙げており、コース適性が強み。
- ラヴェル:エリザベス女王杯2着の実績は大きな武器。
- コガネノソラ:クイーンSでボンドガールを下した実力馬。
傾向と対策からの最終結論
- 格の重要性
前走が重賞の馬を重視。特にG1出走経験のある馬は高評価。 - 3歳馬の信頼性
圧倒的な成績を誇る3歳馬を積極的に狙うべき。 - 人気の安定性
1~2番人気の信頼性が高い一方で、極端な穴馬は避けたい。
最終予想
◎コガネノソラ
○ダノンエアズロック
▲ラヴェル
△アルビージャ
△エピファニー
3歳馬の勢いが止まらないチャレンジC!古馬を圧倒する若き才能に期待が高まります。馬券的にも妙味たっぷりで楽しみですね!
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