2015年オークス・秋華賞馬の甥、ショウヘイがデビュー戦へ
2015年のオークスと秋華賞を制した名牝ミッキークイーンの甥にあたるショウヘイ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、2024年11月30日(土)京都競馬場の5R・2歳新馬戦(芝1800m)でデビューを迎えます。
父はサートゥルナーリア、母は未勝利馬ながらも血統背景の優れたオーロトラジェ(父オルフェーヴル)。ショウヘイの一族には、G1馬ミッキークイーンを筆頭に、2022年エリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ、2023年小倉大賞典勝ちのエピファニー、愛知杯勝ちのミッキーゴージャスといった実績馬が名を連ねています。なお、ショウヘイ自身は2022年のセレクトセール当歳で4000万円(税抜)で落札された素質馬です。
調教では坂路とCWコースを併用して仕上げられており、1週前にはCWコースでレースでも手綱を取るC.デムーロ騎手が騎乗して6F81秒4、ラスト1F11秒2の好タイムを記録。素質に加えて態勢も整った状態でレースに臨みます。名馬たちの血統を受け継ぐ新星が、いきなり大きな一歩を踏み出す可能性に期待が集まっています。
2歳新馬 出馬表 | 2024年11月30日 京都5R レース情報(JRA) – netkeiba
藤田晋オーナー所有のヨヒーン、注目の初陣
一方、「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する注目馬ヨヒーン(牝2、栗東・杉山晴紀厩舎)も、同じ京都5R・2歳新馬戦(芝1800m)でデビューを迎えます。
ヨヒーンは父キズナ、母レディイヴァンカ(父Tiz Wonderful)という血統背景を持つ良血馬。母は2017年の米G1・スピナウェイSを制した実績馬で、2022年のセレクトセール当歳で1億2000万円(税抜)という高額で取引されました。「ヨヒーン」という個性的な馬名には、「よう、やあ+馬の嘶き」という意味が込められ、勝利の嘶きを上げることを願って名付けられました。
調整は坂路を中心に進められ、派手な時計こそ目立たないものの、動きの質は評価されており、好仕上がりを伺わせます。同じく藤田晋オーナー×杉山晴紀厩舎のスニーカースキルがデビュー戦で勝利を逃した悔しさを晴らすべく、初陣Vを狙う構えです。
血統も魅力だけど、調教内容や陣営の仕上げ具合が勝敗のカギを握りそう!どっちが初陣を飾るか注目だね!