第75回チャレンジカップ出走馬確定!注目は超高額馬ダノンエアズロック
2024年11月30日、京都競馬場で行われる第75回チャレンジカップ(3歳以上・GIII・芝2000m)の出走馬と騎手が確定しました。今年の注目は、国内セール史上最高額で落札された超高額馬ダノンエアズロック(牡3、美浦・堀宣行厩舎)。名手R.ムーア騎手を背に、悲願の重賞初制覇を目指します。
確定出走馬と騎手
- アウスヴァール(古川吉洋)
- アルビージャ(C.ルメール)
- エアファンディタ(武豊)
- エピファニー(杉原誠人)
- コガネノソラ(丹内祐次)
- セイウンハーデス(幸英明)
- ダノンエアズロック(R.ムーア)
- ディープモンスター(浜中俊)
- バビット(団野大成)
- ボルドグフーシュ(松山弘平)
- マイネルモーント(田口貫太)
- マキシ(C.デムーロ)
- ラーグルフ(M.デムーロ)
- ラヴェル(川田将雅)
- ルペルカーリア(岩田望来)
注目馬ダノンエアズロックのこれまでの歩み
ダノンエアズロックは、父モーリス、母モシーン(母父Fastnet Rock)の良血馬。母モシーンはオーストラリアでG1を4勝した名牝であり、半姉のプリモシーンも重賞を3勝した実績を誇ります。同馬は2022年のセレクトセールで4億5000万円(税抜)の高値で取引され、話題をさらいました。
デビューからここまでの成績は6戦3勝。2歳時には東京芝1800mの新馬戦とアイビーSを連勝し、素質の高さを証明しました。しかし、3歳になってからの重賞初挑戦となった弥生賞は7着、日本ダービーでは距離適性やテンション面の課題が影響して14着に敗れるなど、クラシック戦線では苦戦しました。それでも、プリンシパルSでリステッド2勝目を挙げるなど能力の片鱗を見せています。
前走の毎日王冠では休み明けの中、僅差の6着と健闘。今回の舞台となるGIIIは相手関係が楽になることから、持ち前のパフォーマンスを発揮できる絶好のチャンスです。
国内最高額馬が目指す重賞制覇
国内セールで取引された馬のうち、過去最高額で重賞を制したのは、2億5000万円(税抜)のトーセンスターダム(2014年きさらぎ賞、チャレンジC)とダノンチェイサー(2019年きさらぎ賞)の2頭です。ダノンエアズロックが今回のチャレンジカップを制すれば、この記録を塗り替え、国内最高額馬の新たな歴史を刻むことになります。
現時点で総獲得賞金は落札額の11分の1程度に留まっていますが、ここでの勝利は初タイトル獲得と共に、更なる飛躍への足掛かりとなるでしょう。4億5000万円の名声を背負うダノンエアズロックが、どのような走りを見せるのか注目です。
ダノンエアズロックの活躍が気になる!重賞初制覇を果たせるか、競馬ファンとして目が離せませんね。他の有力馬たちとの戦いも楽しみです!