ペプチドナイル、チャンピオンズカップでGI2勝目を狙う
2024年12月1日に開催される第25回チャンピオンズカップ(GI・ダート1800m)で、フェブラリーS覇者ペプチドナイル(牡6、栗東・武英智厩舎)がGI2勝目を目指します。
ペプチドナイルは父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ、母の父マンハッタンカフェという血統背景を持ち、母系からはJRAで4勝を挙げた実績や、半弟ハセドンの青竜SやバレンタインS制覇といった成績が注目されています。戦績は22戦8勝。昨年夏に大沼SとマリーンSを連勝し一躍注目を集めましたが、その後は低迷期が続きました。しかし、ベテルギウスSで復活を遂げ、今年のフェブラリーSでは11番人気からの劇的な勝利を収めました。その後もかしわ記念で3着、南部杯で2着と安定した成績を収め、ダート界トップホースの地位を確立しています。
今回の一戦は1800m戦への距離延長がポイントとなりますが、過去に同条件で実績を残しており、問題ないと見られています。ラストランを迎えるレモンポップとの直接対決も見どころの一つで、ダート界の頂点をかけた熱戦が期待されます。
歴史的には、フェブラリーSとチャンピオンズカップを同一年に制した馬は、ウイングアロー、トランセンド、ゴールドドリーム、そして昨年のレモンポップの4頭のみ。ペプチドナイルが5頭目の快挙に名を連ねるのか、注目が集まります。
チャンピオンズカップ関連イベントも充実
中京競馬場では、第25回チャンピオンズカップを記念したイベントが多数開催されます。12月1日にはJRA年間プロモーションキャラクターで女優の見上愛が表彰式プレゼンターを務めるほか、ラストランを迎えるレモンポップの引退式がレース後に予定されています。8日には俳優の速水もこみち、14日にはお笑い芸人の狩野英孝がトークショーを開催するなど、豪華なゲストが競馬ファンを迎えます。また、リニューアルオープンした「ぱかぱかぱーく」では元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀氏らアスリートが日替わりで登場し、ファミリー層や競馬ファンを盛り上げます。
出走馬の調教後馬体重一覧
出走馬の調教後馬体重がJRAより発表されました。注目のペプチドナイルは542kgで、前走から+12kg。レモンポップは525kg(+11kg)と、共に充実した仕上がりが伺えます。
調教後馬体重(前走馬体重からの増減)
- クラウンプライド 515(+11) 11月27日 栗東
- レモンポップ 525(+12) 11月28日 美浦
- ハギノアレグリアス 504(+8) 11月28日 栗東
- ペプチドナイル 542(+12) 11月27日 栗東
- ペイシャエス 506(+8) 11月28日 美浦
- ドゥラエレーデ 532(+14) 11月28日 栗東
- セラフィックコール 542(+4) 11月28日 栗東
- ウィルソンテソーロ 490(+4) 11月27日 美浦
- テーオードレフォン 502(+10) 11月28日 栗東
- アーテルアストレア 488(+14) 11月28日 栗東
- ミトノオー 515(+13) 11月27日 美浦
- サンライズジパング 526(+14) 11月28日 栗東
- ミックファイア 511(+6) 11月27日 大井
- スレイマン 560(+18) 11月28日 栗東
- グロリアムンディ 512(+12) 11月28日 栗東
- ガイアフォース 500(+6) 11月27日 栗東
12月1日、15時30分発走予定のこのレースは、2024年のダート界の頂点を決める大一番として注目が集まります。
馬体重だけみると、どの馬も順調そうな感じだから、これはこれで本番は荒れそうw