2024年11月30日（土）、京都競馬場の第5レースで行われる2歳新馬戦（芝1800m）は、競馬ファン必見の一戦となりそうだ。ここに登場するのは、名馬キタサンブラックの半弟「アルマデオロ」と、牝馬三冠を達成したリバティアイランドの半妹「マディソンガール」の2頭。偉大な兄姉を持つ若駒たちがデビュー勝利を目指して出走する。
キタサンブラックの半弟・アルマデオロの挑戦
アルマデオロ（牡2、栗東・清水久詞厩舎）は、父レイデオロ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーという血統。母シュガーハートからは、GI7勝を挙げたキタサンブラックをはじめ、今年の青葉賞を制したシュガークン、オープン馬のショウナンバッハやエブリワンブラックなど、多くの活躍馬が送り出されている。アルマデオロという名前には「黄金の塊」という意味が込められ、総額1億円（ユニオンオーナーズクラブ）で募集された逸材だ。
当初予定されていた11月10日のデビュー戦は感冒で回避となったが、その後は順調に調整を進めてきた。調教では水準以上の時計をマークしており、兄キタサンブラックの主戦騎手だった武豊騎手が手綱を取る。大きな期待を背負い、ここでの勝利を目指す。
牝馬三冠馬の妹・マディソンガールが挑む
一方、マディソンガール（牝2、栗東・中内田充正厩舎）は、父キズナ、母ヤンキーローズ、母の父All Americanという良血馬。母ヤンキーローズは豪G1を2勝した名牝で、半姉リバティアイランドは昨年、牝馬三冠（桜花賞、オークス、秋華賞）を達成している。サンデーサラブレッドクラブでは総額8000万円で募集され、競馬ファンからも注目を集める一頭だ。
調教では坂路とCWを併用し、着実に仕上がりを見せている。鞍上はリバティアイランドの主戦騎手である川田将雅騎手が務め、血統と実力の高さをレースで証明しようとする姿に期待がかかる。
レースの注目ポイント
今回の新馬戦には、アルマデオロやマディソンガールをはじめ、将来の大舞台を狙う素質馬が揃った。名血統を受け継ぐ2頭が、それぞれどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。鞍上も武豊騎手と川田将雅騎手というトップジョッキーが揃い、見応えのある一戦になるだろう。
キタサンブラックの弟とリバティアイランドの妹が同じレースに登場するなんて胸熱！どちらが勝っても将来が楽しみな2頭ですね！
