2024年ロンジンワールドベストジョッキー発表
IFHA（国際競馬統括機関連盟）は、2024年の「ロンジンワールドベストジョッキー」を発表しました。今年の受賞者はオーストラリアのトップ騎手、ジェームズ・マクドナルド騎手。今回の受賞は2022年に続き、通算2度目となります。同騎手は今年、ロマンチックウォリアーとコンビを組んで安田記念を制覇するなど、ワールドトップ100G1競走で計9勝を挙げ、年間合計160ポイントを獲得しました。
ライアン・ムーア騎手が150ポイントで2位にランクイン。日本からはJRAの武豊騎手が50ポイントを獲得し、6位に名を連ねました。世界中の名だたるジョッキーたちが競い合うこのランキングで、日本人騎手が上位に入ることは、日本競馬の世界的な存在感を示す結果と言えるでしょう。
メイショウサムソン、21歳で永眠
2006年の皐月賞と日本ダービーを制覇した名馬メイショウサムソンが、2024年11月26日の朝、心不全のため亡くなりました。21歳でした。この訃報は引退馬協会が発表したもので、現所有者である認定NPO法人引退馬協会の代表理事・沼田恭子氏がコメントを寄せました。
メイショウサムソンは現役時代、通算27戦9勝、うちG1を4勝するという輝かしい戦績を残しました。2006年に皐月賞、日本ダービーの二冠を達成し、2007年には天皇賞（春・秋）を制覇。さらに2008年には海外遠征で凱旋門賞にも挑戦するなど、国内外でその実力を示しました。
沼田氏は、10月末に癌の診断を受けてから治療に専念してきたものの、このたび心不全により安らかに旅立ったことを発表。「大舞台での数々の活躍はもちろん、不屈の精神力で病と闘う姿にも感銘を受けました」と語り、最後まで青草やニンジンを楽しむサムソンの姿に「安らかな旅立ちだった」と安堵の意を示しました。
船橋競馬・注目レース展望
2024年11月27日、船橋競馬場で行われる3日目のレースは全8鞍が予定されています。注目は6R、そしてメインレースの11R・船橋記念です。
6R：タツノキングオー
初の1200メートル戦で2着と、距離適性を示したタツノキングオー。今回は先行馬が多く、ハイペースが予想されます。急流の中での折り合いがポイントとなりそうです。
11R（船橋記念）：ギガース
デビューからコンビを組んできたギガースと挑む船橋記念。これまでニューイヤーCや若潮スプリントなど重賞タイトルを複数獲得してきたパートナーとの最後の重賞挑戦に、陣営や関係者の心意気が感じられます。忙しい1000メートル戦ですが、地力で勝負する一戦です。
