ステイヤーズステークス2024 見どころと注目ポイント
2024年11月30日（土）、中山競馬場ではJRA平地最長距離の重賞「第58回スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス（GII）」が行われます。本レースは芝3600メートルの長丁場で、スタミナと粘り強さを求められる名物マラソン競走として知られています。今年も実力馬が揃い、注目度の高い一戦となりそうです。
昨年の覇者アイアンバローズの連覇なるか？
昨年、このレースで重賞初制覇を果たしたアイアンバローズ（牡7、上村厩舎）は、3年連続でこの舞台に挑みます。過去には2021年に2着、2022年に4着と好走しており、レースとの相性は抜群です。今年は春の海外遠征では結果を残せなかったものの、鉄砲駆けするタイプで、マイペースな逃げが展開できれば連覇の可能性も十分でしょう。
シュヴァリエローズ、長距離路線でさらなる飛躍を
主役候補に挙げられるのは、シュヴァリエローズ（牡6、清水久詞厩舎）。前走の京都大賞典では8番人気の低評価を覆し、古豪ディープボンドや宝塚記念馬ブローザホーンを一蹴して重賞初制覇を達成しました。今年の春には目黒記念2着と地力アップを見せ、長距離路線に転じてからは安定感が際立っています。今回も好走が期待され、G1進出への足掛かりとなる一戦となるでしょう。
長距離適性を秘めた挑戦馬たち
その他の注目馬として、以下のスタミナ自慢が挙げられます。
- ミクソロジー（牡5、辻野厩舎）：ダイヤモンドステークスを制した実績を持つものの、長期休養明けから本領発揮に苦しんでいます。今回が復活の舞台となるか。
- ダンディズム（セン8、野中厩舎）：昨年のステイヤーズステークスでは6着。前走の福島記念で3着に粘るなど、大崩れしない走りに注目です。
- メイショウブレゲ（牡5、本田厩舎）：今年の万葉ステークスを制覇。京都大賞典では3着と好走しており、着実に力をつけています。
- シルブロン（牡6、清水久詞厩舎）：昨年のダイヤモンドステークスで3着に入り、スタミナをアピールしています。
最後に
今年のステイヤーズステークスは、連覇を狙うアイアンバローズと勢いに乗るシュヴァリエローズを中心に、長距離適性のある強力な挑戦馬たちが顔を揃えました。それぞれの戦略とスタミナ勝負が鍵を握るこの一戦。冬の中山シリーズの幕開けを飾る名物重賞をぜひお楽しみください。
