2024年11月24日、東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI・芝2400m)。国内外から豪華な顔ぶれが集結し、注目度の高い一戦となります。今年の枠順が発表され、各馬の有利不利が議論を呼んでいます。本記事では、過去10年のデータを基に「枠順」の重要性にスポットを当て、ジャパンカップ攻略のヒントを探ります。
過去10年のデータが示す内枠有利の傾向
ジャパンカップにおける内枠の有利さは過去のデータからも明らかです。以下は、過去10年の枠順別成績です。
- 1枠【5-4-1-7】 勝率29.4%、複勝率58.8%
- 2枠【2-0-4-13】 勝率11.8%、複勝率35.3%
- 3枠【2-1-1-16】 勝率10.5%、複勝率21.1%
- 4枠以降【1-5-4-102】 勝率0.9%、複勝率8.9%
この数字から、内枠、特に1枠の強さが際立っていることがわかります。例えば、2018年のアーモンドアイや昨年のイクイノックスが1枠から勝利を収めたことは記憶に新しいでしょう。加えて、2枠・3枠も好成績を残しており、内枠に入ることが勝利や上位入線のカギを握ることは疑いようがありません。
各馬の枠順と注目ポイント
今年の枠順を見ると、注目馬が内枠を引いており、データ通りの活躍が期待されます。
- 1枠1番 ゴリアット(C.スミヨン騎手)
フランスから参戦するゴリアットが絶好枠を引きました。外国馬の優勝は2005年のアルカセット以来となりますが、今回は内枠有利を味方にどこまで迫れるかが注目です。 - 3枠3番 ドウデュース(武豊騎手)
天皇賞(秋)を制し、GⅠ連勝を目指すドウデュースは内目の好枠を確保。折り合いがつけば、前走同様の切れ味で上位争いが濃厚です。 - 3枠4番 ジャスティンパレス(C.デムーロ騎手)
昨年の菊花賞馬ジャスティンパレスも好枠を引き、安定感のある末脚で上位を狙います。
一方、外枠に配置された馬たちは苦戦が予想されますが、オーギュストロダン(5枠8番)はディープインパクト産駒らしい切れ味でその壁を乗り越える可能性を秘めています。
枠順データを踏まえた戦略
内枠に入った馬はもちろん、特に1~3枠の馬たちには注目したいところです。今年は内枠に人気馬が集中しており、枠順データの信憑性をさらに後押ししています。データから導き出される買い目としては、以下の馬たちが推奨されます。
- ドウデュース(3枠3番)
- ジャスティンパレス(3枠4番)
- ゴリアット(1枠1番)
これらの馬たちはデータ的に有利であるだけでなく、それぞれが高い実力を持っています。特にドウデュースは能力面でも一枚上手であり、人気を背負いながらも信頼度の高い一頭と言えるでしょう。
まとめ
過去のデータを基にした枠順分析では、内枠が有利であることは明白です。今年のジャパンカップでもこの傾向が維持されるのか、それとも外枠の馬がその壁を打ち破るのか。11月24日の東京競馬場での熱戦が待ち遠しい限りです。
ジャパンカップは単なるGⅠレースではなく、日本競馬の真髄が試される一戦です。枠順の優位性を踏まえた上で、自身の競馬予想に役立ててみてはいかがでしょうか。
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